11.《ネタバレ》 中盤、レザーフェイスに追われたサリーがスタンドのオヤジのところに逃げ込むと、オヤジは「車を取ってくる」と言い外に出て行ってしまう。普通のホラー映画だったら、オヤジは外で待ち伏せしていたレザーフェイスに殺られるところだが、この映画では、オヤジは何食わぬ顔で戻ってきて、へらへら笑いながらサリーを箒で叩き始める。箒!?チェーンソーに比べたら随分と破壊力の低い武器だこと…。でもサリーはあまりのショックで失神してしまう(助けてもらえると思ったのに、オヤジも殺人鬼の仲間だと知った時のショックは計り知れない)。難なくサリーを袋詰めにしたオヤジはトラックに乗り込むが、小屋の電気を消し忘れたことに気づき消しに戻る。「電気代もバカにならない」などと言いながら…。この一連のシーンの「定石の外し方」があまりにも素晴らしくて何度でも観てしまう(普通、小屋の電気を消しに戻るなんて演出を、こんなところでわざわざ入れない。映画全体が、こういった「意外性」や「突発性」で構築されている)。また、レザーフェイスがTPOに合わせてマスクや服装を変えていたりと、さりげないところにリアリティやユーモアを織り込むことで、観るたびに新たな発見がある。チェーンソーをもった大男が可哀相な女の子を追いかけるだけのサディスティックなこの映画が、何故こんなにも怖く最高に面白いのか…その答えは、こんなところにあるのかもしれない。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-09-11 08:43:58) (良:2票) |
10.《ネタバレ》 乾いたテキサスの荒野、茹だるような夏の暑さに、異臭と、血の匂い、そして狂気。すべてが16mmフィルムの荒い映像の中からこちらに暴力的なぐらいに伝わってきます。無駄な物を一切入れず、ホラー映画の持つ狂気と異常性と不快感だけをとりだしたような世界観が凄く好きです。今もなお、数々のホラー映画から本作の影響が感じられますが、原点である本作にインパクトの面で勝る映画はないです。本当に無駄なシーンは一切ないと思いますが、特に、レザーフェイスが一人目の犠牲者の頭をハンマーで殴りつけるシーンは、笑ってしまうほど、突然で、現実感があり、何度観ても飽きないです。一番好きな映画を聞かれてすぐに思いつく作品の内の一本です。 【モンチョ】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2010-11-20 02:18:42) (良:1票) |
9.多くのホラー好きな方から賞賛されてる映画。題名、ビデオパッケージ、雰囲気など、ホラーが特に好きじゃない方からは、観る前からドン引きされる映画。自分も女の子の知り合いに「なんちゅービデオ持ってるねん」って言われましたから。でも正直おもしろい映画やと思う。自分はエグイだけのホラーや、キモイだけのホラーは好きじゃない。このホラーは確かに、キモイけど、ホラーファンに支持されるだけはあって並みのホラーとはやはりかけ離れていると思う。ホラーのエンターテイナー。つまり、アクション映画のハラハラスリル感あり、コメディー映画のぶっ飛びでブラックな笑いあり、ファンタジー映画のひきつけられる映像の摩訶不思議感あり、もちろんホラーの陰鬱で怖い雰囲気は一級品。そしてホラーのキモさを取っ払ったら、世界観、映像、テンポ、演出は普通にレベルが高い映画やと思うねん。ま、それがタマタマやったか、監督が天才やったかはわからんけど。これ以降、このレベルの映画が撮れてないから、多分タマタマかもしれん。ただ、やっぱ、ホラーがそんなに好きじゃない方は絶対にオススメしませんけど。 【なにわ君】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-13 00:53:52) (良:1票) |
8.レザーフェイスの行動ってどことなく昆虫などの無脊椎動物を連想させますね。 例えば一人目を殺害したシーンで、のこのこと家に入り込んできた生贄をハンマーで撲殺して、部屋の奥に引きずり込みドアをピシャリ!と閉めるあたりなんて、トラップドアスパイダー(トタテグモ)の捕食方法に実に良く似ています。 そう考えると劇中序盤の廃屋のシーンで、部屋の隅にうごめく無数の蟲を映すシーンもなにやら意味深なものに思えてくるから不思議です。 【ぶらき】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-05-09 16:17:57) (良:1票) |
7.もうこの映画を超えるホラー映画は生まれてこないでしょうな。断言できますね。この映画大好きなんですけど(もちろんレザーフェイスの大ファンです)そんな事を人に言ったら確実に頭おかしいと思われますね。まぁ普通に言いまくってますけど。とりあえず普通のホラー映画とはそのなんて言うか「怖さ」のレベルが全然違いますね。後味最悪な伝説的傑作! 【和魂洋才】さん 10点(2003-08-10 23:42:45) (良:1票) |
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6.横浜日劇のホラー特集というのの中で、シークレット上映というのがあり、『悪魔のいけにえ2』が上映されるらしい。これは権利がきれているフィルムなので、今後他の劇場で上映されることはまずないだろう。 【いけにえ2】さん 10点(2003-07-10 16:18:25) (良:1票) |
5.死にもたらす事に、もはや理由などいらないという概念は、猟奇的である前に、命を持つ生物であるという概念からかけ離れている。猛獣すら生をまっとうする為だけに命を奪うという理由を持っている。ここまでくると自虐すら裸足で逃げ出したくなるに違いない。見事なまでの世界観。しかし、この後のトビ―・フーパーは眼を覆いたくなる映画しか作れなかった。「スペースヴァンパイア」のマチルダ・メイは妖艶だったが・・・・・ 【candyman】さん 10点(2003-06-07 23:41:18) (良:1票) |
4.間違いなく最高傑作!!これほどまでに怖く、美しいラストは観たことがない何回観ても飽きない。 鳥肌が立った 【LOW IQ 1】さん 10点(2003-01-02 03:50:47) (良:1票) |
3.傑作!トビーフーパーといえばこの作品。 【j-f】さん 10点(2002-12-16 00:44:07) (良:1票) |
2.「異常」のなかに「正常」が入れば、「正常」が「異常」とみなされる。それなりに多くのホラーを見てきたけど、顔をしかめてみた唯一の作品。「画」に対してではなく、そこに築かれた世界観に。 【brotha】さん 10点(2002-08-14 12:38:30) (良:1票) |
1.ベスト・オブ・ベスト!これ最高ちゃうか!ほんまに。ホラーの中で最高傑作やろ。とにかくめちゃくちゃおもろい。最近おれはホラーが恐いのでなくておもろいもんになってきてもうた。とにかくこれ見たことない人一度は見てや。おれ3回みたで。 【sol_moto】さん 10点(2002-04-19 18:25:43) (良:1票) |