14.この映画を観てわかること、それは、チェーンソーってのはヒトを襲うのにあんまり適してないなーっちゅうことでして。何しろ、“チェーンソー”が逃した獲物を、何と“ホウキ”が仕留め、捕えてしまうという、トホホな展開。凶器として、箒にも劣るチェーンソーって、一体・・・。映画冒頭の、謎の墓アバキにあった死体と、無機質なカメラのフラッシュ。まったく主体を欠いたカメラ。この後もカメラは、短いショットを積み重ねながら、淡々と、灼熱の南部を行く若者一行の異常な体験をとらえていくのだけど…最後の「獲物」となった女性が巻き込まれる恐怖の儀式、その場面においては、カメラまでもが豹変し、客観性をかなぐり捨て、まるで儀式に参加するように、女性をいたぶり続ける。いやあ、女優生命終わりでしょう、これで(たぶん始まったばかりでしょうけど。笑)。残酷描写そのものよりも、アングラ性の方が、より強い恐怖を引き起こす、という良い例が、この映画。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-13 17:19:57) (良:2票)(笑:1票) |
13.最近、良いホラー映画に出会っていなかったせいもあって非常に満足できました。言うほど怖くは無かったけど、そんなことはどうでもいいですね。『狂気』が良い感じに描かれています・・・かと言ってグロイシーンは特に無かったのが凄い。多分、外よりも家の中でのシーンが見所だ!と思えた人はこの映画を十分に楽しめた人でしょう。ラストも印象的でした。ホラーならシャイニングの次に好きですね。どうでも良いけどレザーフェイスの髪型がサザエさんを連想させるので困った。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-05 19:40:19) (笑:3票) |
12.《ネタバレ》 恐怖と笑いは紙一重というのが解るカルトチックな映画。
最初の犠牲者の惨殺シーンが素晴らしく、凄い。 有無も言わさず殺害されドアをピシャリ・・・ 恐怖な場面なのに爽快感すらある。
狂った家族なはずなのに、オヤジが最後の一人を捕らえトラックで走り去ろうとした時、つけっぱなしにした家の灯りに気づき、わざわざ電気を消しに行く・・・ 30年以上も前なのに節電を心得ているオヤジ素敵です、エコです。
最後の一人を一家の長であるヨボヨボの祖父に殺害させようと煽り、ハンマーを持たせては落とし持たせては落とす場面は、ヘタなコントより笑える(実際そんな目にあっていたら笑ってはいられないんだが・・・)と同時に、これまた狂った家族なはずなのに、ホームドラマ的な家族愛を感じてしまう。
最初観た時は、ただ惨殺なシーンのイメージだけの映画でしたが、再見して色んな発見がありました。
この映画は、確かに名作だと思う。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-11-06 12:10:21) (良:1票)(笑:1票) |
11.俺の中で一発屋トビー。そしてその大花火が本作。半年前です。夜中の地上波でアメリカのドキュメンタリーが放送されていました。古典ホラーからロメロのゾンビ、果てはクローネンバーグのスキャナーズまで、お偉い映画評論家たちが考察していました。そしてこの悪魔のいけにえも考察材料の対象として登場。評論家達は恐怖の演出法や老人に血を吸わせる行為の意味を熱く語っております。やはりプロの評論家達、中には「なるほどね」って納得してしまう程、考察しています。しかしトビーはそこまで深く考えていないでしょう。そういう奴だと思います、トビーは。 【AMX004】さん 8点(2004-09-01 00:33:05) (笑:2票) |
10.《ネタバレ》 ホラー・スプラッターのジャンルで、名作の誉れ高い本作。それ故に鑑賞を躊躇してきたのですが(気分が沈むのが嫌だから)、ついに観てしまいました!監禁や追いかけられる恐怖は、類似作品とそんなに変わらないし、残酷描写のエグさは『SAW』シリーズの方が上だと思います。飛躍的に技術が向上した視覚効果の分野では、70年代作品に勝ち目はありません。にも関わらず、本作はこの先も名作であり続けるであろうことを確信しました。本作の何がスペシャルなのか。それは“理解出来ないモノ”で溢れているからです。例えば、印象的な瞳の接写。これだけ執拗だと確かに気色悪い。けれども、監督の意図は理解出来ます。理不尽な監禁と容赦ない虐殺。でも殺人鬼ならそれくらいやるでしょう。理解できるものは、克服できる。しかし、キーパーソンと思しき車椅子の男をアッサリ殺したり、ミイラ爺さんに無理やりトンカチを握らせたりするのは、意味が分かりません。親父が女性を捕えたときに“ほうき”を使ったのも。完全にツッコミ待ちのボケですもの。実際、ミイラ爺さんがタライにトンカチを落とす度に爆笑しました。笑いながら、気分が悪くなりました。怖かったはずなのに、笑うって何なのさ。隣り合わない2つの感情が同居した事が不快でした。監督のセンスが、自分の許容範囲を超えていたのだと思います。極めつけは、レザーフェイスのダンス。何それ。何だお前。これ、一歩間違えば、いや半歩間違えばクソ映画です。でもその半歩を外さない手堅さも感じます。クソ映画と傑作が紙一重とは。良い映画とは何なのでしょう。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-19 21:27:21) (笑:1票) |
9.映画はやっぱり終わり方なんですねえ。見始めたときにこんなカタルシスを感じることができるとは思いもしませんでした。 【とと】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-03 18:17:39) (良:1票) |
8.レザーフェイスがかっこいい!…と思った私は異常でしょうか? 【ババ例】さん 8点(2003-11-05 16:42:14) (笑:1票) |
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7.「イージーライダー」とこの「悪魔のいけにえ」を見て、アメリカの田舎町の底知れぬ怖さを知った。中学生だった私はしみじみ「ああ日本に生まれて良かった」と思った。てなわけで。 【くるみぱぱ】さん 8点(2003-07-02 22:01:21) (笑:1票) |
6.疲れます かなり ぎゅ-ぃぃ-ん ひゃぁ- の騒音主人公の執拗なアップ例えていうならブレスのない金きり声の歌を無理矢理聞かされているような...でも血はほとんど流れてないんだな 不思議だな? 【おう】さん 8点(2003-05-14 01:05:27) (良:1票) |
5.実は期待ほどじゃなかったんだけあの空気は他の映画にはない。凄まじい隠の空気だったと思う。一つのきせきですらある 【えたひにん】さん 8点(2003-03-29 16:15:30) (良:1票) |
4.ビデオで観終わった後思わずレザーフェイスのフィギュアを買ってしまった・・・。 【ブッチャ】さん 8点(2003-03-02 23:20:08) (良:1票) |
3.兇暴で暴力的な気分になった時にはこの映画を観よう。全編にみなぎる、荒れ狂うような殺人的な狂気にアテられて、気持ちがおさまることテキメンである。これ以降トビー・フーパーがパッとしなくなってしまったのもうなずける。マリリン・バーンズは映画史上スクリーミングクイーンの第一位。 【アンドロ氏】さん 8点(2003-01-07 23:48:31) (良:1票) |
2.これぞ狂気。 【にこにこぷん】さん 8点(2002-11-20 15:24:58) (良:1票) |
1.チェンソーを持って走って追いかけてくる殺人鬼!それだけでも恐いです。DVDには、音声のない未公開シーンがあるんだけど、そっちもかなり恐いです。 【そうへい】さん 8点(2002-07-01 19:32:41) (良:1票) |