7.《ネタバレ》 単純かつ下世話な言い方をすると、「淫夢とセックスならどちらが良いですか?」という話。主人公が出した答えは「やっぱりセックスがいい!」というもの。自分も賛成です。ただ超イケメンのトム・クルーズに言われてもなぁと思う。素寒貧になったって、どうせモテモテでしょ、とちょっとやっかみ。怪我後の顔で復活を望んだのなら大拍手だったのに。冗談はさておき本題へ。本作の欠点は主人公の最後の決断に、感動が不足していることだと思います。まず問題なのが主人公の設定。トムは生まれながらの大金持ち。いわゆる“勝ち組”です。世間の厳しさを知らないから、簡単に現実を生きるなんて選択できるんじゃないの?と思えてしまう。さらに胡散臭いのが冷凍保存会社。何故トムは夢で混乱してしまったのか。会社の説明では、トムの潜在意識が作用したとのこと。確かにもっともらしい。でも本当でしょうか?冷凍保存の維持管理には大変な費用がかかるはず。トムに莫大な資産がある間ならともかく、資産が底を尽いたお坊ちゃんを繋ぎとめておく理由はありません。冷凍保存会社は、巧妙な手段で彼に目覚めを促したのではないかと推測します。何のことはない、彼は“自ら起きた”のではなく、“起こされた”だけ。だとすると、ますます決断の価値が薄れてしまいます。ビルの屋上から飛び降りるトム。フラッシュバックされる過去の記憶。このシーンは好き。胸が熱くなります。もっと大きな感動に繋がれば傑作になったのではないかと。それだけに惜しいと思いました。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-11-10 18:03:18) (良:2票)(笑:1票) |
《改行表示》 6.《ネタバレ》 The sweet is never as sweet without the sour. こういう映画は好きです。 まさに悪夢なので話が微妙につながらなくて混乱して、どういう落ちに持っていくのかと思ったらすっきりまとめてくれて良かったな、と言う感じ。 ただ観ていて気になったのはFが付く4文字言葉がとにかく多い。 あと驚いたのはキャメロンが一晩に4回もしたと言う話をトムにする車内のシーン。 キャメロンの「I swallowed your cum」と言う台詞を聞いてひっくり返りそうになった。こういうハリウッド映画でしかもキャメロンが言う。 衝撃でした。 台本どおりなんだろうけど、すごいこと言うな。 日本語字幕ではいったいどうなっていたのだろうか、あるいは吹き替えではどうしたのかな。 直訳したら直接的過ぎる。 ちょっと気になる。 他には「F#@k buddy」。 これは素直に「セフレ」かな。 しかし汚い台詞は多いのだがそれ以外は結構良い台詞が多かった。 映画の最後、トム(David)が目を覚ます時に聴こえる女性の声「Relax, David. Open your eyes.」 これは誰の声だろう? なんとなくSofiaの声みたいだったけど。 【称えよ鉄兜】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2009-07-29 17:04:40) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 ラストで主人公の言う台詞「彼女の車にさえ乗らなければ…」ってそれじゃ全部キャメロン・ディアスが悪いみたいじゃん!それを言うなら「親友に彼女がセッ○スフレンドなんて言わなければ…」或いは「もう少し友人を見る目があれば…」と言うべきか。いやでも親友の恋人を奪おうとしてたんだからやっぱりこの主人公が一番悪いと思います。最近この手の話が増えてますがこの作品は少し冗長で2時間はちょっと長かったかも。でもペネロペ・クルスがとても可愛かったので+1点。 【MEL】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-19 02:51:07) (良:1票) |
4.嫌いなんですよね。夢オチって。だってなんでもアリのトランプで言えばジョーカー、オニゴッコで言えばオミソってやつでしょ。そこまでの脈絡も良く練ってあるんだか、なにも考えていないんだか紙一重だし。見終わってもスカッとしないんでしよね。それじゃあダメじゃん。 【tantan】さん 5点(2004-06-06 00:00:27) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 最初1/4は『市民ケーン』の現代版かと思った。次の1/4は『他人の顔』かと思った。だが見ているうちに『四谷怪談』になった。そしていつの間にか『マトリックス』を経て『トータル・リコール』に…『オープン・ユア・アイズ』を見てないから比較はできないが、このぶっ壊れ方は最高! 気持ちは10点。トム・クルーズの映画だから-1点てとこかな。俳優使ったスタジオ撮りの映画なんて所詮虚構なんだから、これくらい物語を壊してくれなきゃ面白くないよ。久々に最初から最後まで食い入るように見つめてしまった2時間16分でした。ラストに訪れる極北の愛に、癒し系環境音楽がまた出口のなさを現していてゾクリとする。『映画を見る』という行為そのものを揶揄した自己否定的な映画、という見方で宜しいかな?(追記:冷静に見直してみて精神科医のカート・ラッセルで減点。演技云々と言うよりキャスティングが凡。オイラがキャスティング担当だったら、モンティパイソンのジョン・クリーズを充てたと思う。『マルコビッチの穴』で一種特別なアクターになったジョン・マルコビッチもいいかも。要するに議論のシーンで余裕をかました演技ができて、かつ何か現実の破れ目を感じさせるキャスティングじゃなきゃダメなのだ。だから最後のラッセルのセリフ「オレの名は…オレの名は…」以降が、いかにも締まらない口調になってしまった。あのセリフを活かすのは、本作には絶対必要だ) 【エスねこ】さん 7点(2004-05-03 01:40:09) (良:1票) |
2.原作と全く同じでペネロペも前作に劣る。トムがベッドシーンをやりたかっただけの映画? 【am】さん 4点(2003-12-29 18:03:03) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 ミステリーを期待して見るとかなりこけますね。エンディングは『丹波哲郎の大霊界』になってます。冷凍睡眠の会社のプレゼンテーションも新興宗教の勧誘そのものだし。 【あすぺん】さん 4点(2003-12-21 06:15:59) (良:1票) |