7.《ネタバレ》 この映画のわりと序盤、息子が母親に訴えるシーンがあります。 「サメが特定の人間をおっかけてくるなんてありえないから!」と。
まさかの映画内自己ツッコミ。 なんでしょうかこのセリフ、製作スタッフの誰かがどうしても伝えたかった事なんでしょうか。
しかし悲しい事に、この映画ではサメが人間をおっかけて南の島までやってくるのです。 なんという哀しみ。バイバイ哀愁デイトです。
サメ映画の金字塔である名作JAWSには、続編として2~4が存在し、それがすべて駄作ぞろいというなかなか香しい作品群なのですが、幸いな事に映画自体の影が薄すぎてJAWSに続編がある事自体があまり知られていませんし、実際に観た人も少ないと思います。 有名映画の続編としてはそれ自体めずらしい事なのですが、しかしこの内容ですからそれはむしろ幸せな事だ思えます。
ただこの映画、JAWSという金看板をはずして色眼鏡無しでみれば、パニック物のサメ映画としてわりと普通のレベル…というか世の中にこれよりひどいサメ映画は沢山あると思います。JAWSという看板がついているため必要以上に点数が低くなってるわけですが、それもしょうがありません。 JAWSという看板はそれくらい重いのです。 【あばれて万歳】さん [地上波(吹替)] 4点(2017-08-04 01:49:08) (良:1票)(笑:1票) |
6.鮫は悪くないからね。 【ボバン】さん 0点(2002-04-14 19:27:16) (笑:2票) |
5.《ネタバレ》 初代「JAWS/ジョーズ」では夫であるマーティン・ブロディにスポットが当たり、二作目では次男であるショーンに、三作目では長男であるマイクに、そして四作目では妻であるエレンにスポットが当たっている。 即ち、このシリーズは巨大鮫とブロディ一家との戦いの歴史を描いた一大抒情詩なのである……と言いたいところなのですが、ちょっと無理がある気がしますね(主に次男) いずれにしても、過去作においてさほど存在感を発揮していなかったエレンなので、四作目にて主人公に抜擢されても「消去法で、仕方なく」という理由にしか思えないのが、寂しいところです。
前作で水中遊園地を舞台にし、娯楽色を強めていたのと比べると、海を舞台にしたシリアスな作りとし、原点回帰を目指したのが窺える本作品。 でも、それにしてはジョン・ウィリアムズの音楽を使用していなかったりして、何だか片手落ちな印象が強いですね。 エレンの恋愛要素にスポットを当てたのは原作小説からの引用とも考えられるのですが、それならそれで、原作通りのリアルなサメの描き方も再現して欲しかったなぁ……なんて、つい思っちゃいます。
サメの造形も、シリーズ中で一番酷いんじゃなかろうかと思える出来栄えだし、おまけに模型をプカプカと水に浮かべているだけなシーンまである始末。 終盤にエレンが襲われる件でも、口の開け方が同じままガーっと斜めに突き出しているだけって感じの描き方であり、これにはガッカリしちゃいました。 何というか「チャチな作りを誤魔化そう」とか「なるべく本物っぽく見えるようにしよう」とか、そういう意思が伝わってこないんですよね。 たとえ特撮技術のレベルが低くとも、作り手の熱意が感じられたら「愛嬌」として笑って楽しむ事も出来るんですが、本作に関しては「手抜き」「やる気が無い」という印象だけが残りました。
それと、本作はシリーズ中で最も恋愛色が濃い作品なのですが、それが未亡人エレンの老いらくの恋というのも(何だかなぁ……)とゲンナリしちゃいましたね。 中年や老人をテーマとした恋愛映画も悪くないとは思うんですが、本作に限っては「初代の主人公であるブロディ署長が、心臓麻痺で死んだ事にされている」「未亡人のエレンがポッと出の中年男にアプローチをかけられ、嬉しそうにしている」って図式の為、どうしても二人の恋を応援する気持ちになれなかったです。
また、本作には二通りのエンディングが存在しており、DVDに収録されていた使い回し爆発エンドに比べると、劇場公開版(自分が観たのは、そちらを地上波で放送したバージョン)は多少は現実的な倒し方になっているのですが、いずれにしてもカタルシスを得られるとは言い難い内容。 劇場公開版に点数を付けるとしても、DVD版と同じ点数になってしまいそうです。
長所としては、舞台となるバハマの海が綺麗であった事。 そして、サメは歴代でも一番大きいと思われるサイズの為、迫力を感じるシーンも幾つかはあったと、その辺りが挙げられそうですね。
何にも増して、シリーズ最終作がハッピーエンドを迎えてくれた事に関しては、素直に喜びたいところです。 【ゆき】さん [DVD(字幕)] 3点(2017-08-03 23:55:46) (良:1票) |
4.2作目、3作目と記憶が飛んでしまってどれがどれだったか解からなくなってしまったんだけど、とにかくこれは頂けない。ジョーズご登場のシーンはさすがにそれなりにを保ってんだけど、人間模様が悪い。未亡人婆さんのキスシーンやら恋物語やら生き様なんて見たくない。 いけませんですな。早くシリーズ終わらせて! 【3737】さん 3点(2003-12-30 03:21:37) (良:1票) |
3.さすがに80年代も後半に入り、やっとジョーズ四作目が来たよ~、と劇場に足を運ぶも、随分閑散としておりました。何が復讐篇って、まさかサメの復讐譚だとは。故ブロディ署長(いつのまに死んだの?)の息子マイケルを演ずるは、『スター・ファイター』で宇宙に言っちゃった筈のランス・ゲスト。随分精悍になりました。さらにその友人には、『エクスターミネーター2』で悪玉の親分をやってたマリオ・ヴァン・ピープルズ(って、他に紹介の仕方があるだろ)、意外にイイ人の役です。いやあ、さすがにジョーズ3ではシリーズ終わるに終われなかったんでしょう。一応、路線としては正常の域に復帰していると言えるのでは。途中、海中でサメに追われるところなんか、ちょっといいじゃないですか。あとは、そうですねえ。無理に人間ドラマをでっち上げようとした脚本家の苦労が、垣間見えますねえ。 【鱗歌】さん 6点(2003-10-19 01:27:55) (良:1票) |
2.ええかげんにしとけ。 【モモセギター】さん 1点(2003-04-16 01:57:21) (笑:1票) |
1.<ネタバレアリ>冒頭で一人、あの警官家族の息子さんが鮫に襲われ亡くなります。何か唐突な始まり方です。それを“鮫の復讐”だと予感した前作で妻を演じてた人。何とこの人が今回のヒロイン。話はこの叔母さんの予感通りに展開します。鮫が何故かこの一家だけをターゲットにします。で理由?だから復讐なのでしょう?そうとしか言いようがありません。どうやってこの家族と別の人間を見分けるのか?前回のジョーズはやられているのにどうしてこの家族を覚えているのか?あのジョーズの子供で遺伝的に覚えているのか?舞台はアミティからバハマに移っているのにどうしてここに鮫が現われるのか?どうも疑問に答える意思が製作者側に無いようです。明快な回答も提示されないまま、話は進んでいきます。もしかしてこの鮫って幽霊?その割りには簡単にやられちゃうんですが。☆☆☆タイトルにある通り、この鮫ってリベンジを果たせたんでしょうか?これで4作目なんですから、そろそろ鮫が勝つような作品を作っても良さそうですが、今回も前回までのリピートに留まっています。最後は過去のラストシーンがフラッシュバックされ、え?こんな年老いた叔母さんがやっつけるって?何か貧弱な話。だって鮫が襲ってくるったって、何が怖いんでしょう?いくら襲って来たって陸にいれば安全なんだから。1、2作目では、海開きをすることで儲けようとする市長の企みあり、それを監視する島の警官との葛藤あり。ついには家族のため、島のために主人公は立ち上がります。前半はパニック映画、後半は冒険ものでした。しかし本作はどうでしょう?家族の人間模様的ドラマが続いたかと思えば、鮫との格闘は叔母さんの登場で駄作路線を突っ走ったような。今までのシリーズでは見ることの無かった、水中を泳いで逃げるシーンなんて言うのも登場しますが、焼け石に水。こんなに追い掛けられて怖くないジョーズは初めてでした。 【☆】さん 4点(2001-12-01 01:12:09) (笑:1票) |