15.生まれる前の作品なのですが、この頃のセル画作画、懐かしさが感じられて好きです。 そのノスタルジー感と作中の幻想的な世界観がマッチして楽しめました。 【Donatello】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-07-20 17:30:53) |
14.この映画のストーリーは、うる星やつらのキャラがあってこそ面白いと思えたのだと思う。 シュールで退廃的な世界なんだが、キャラクターが妙に朗らかにしてくれるし、楽観的に観させてくれる。 原作から大分遠いところまで離れてしまったように感じる人もいるかもしれないが、押井守とうる星やつらのコラボレーションだと思って、両者のぶつかり具合を純粋に楽しんで欲しい。 【タックスマン4】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-02-10 01:47:58) |
13.本当に好き勝手やって暴れてる、あの時代が伝わってきます。 逆に言うと、あの時代の若者達が当時の大人が作り上げたバブルの中で、どれだけ閉塞感を味わってはけ口を求めていたのか、よく伝わってきます。これがこの時代の反抗の仕方だったと思います。良き意味でのはけ口を体現した作品として、歴史に残ると思います。
【どっぐす】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-07-18 23:16:08) |
12.ある小説の一説にこんなのがあります。登場人物の子供の台詞で、「僕が神様ならもっと素敵な世界を作る。この世界と同じように僕とパパとママがいて、でも誰も年をとらなくて、永遠に幸せでいられる世界にするよ」なんてちょっと切ないことを言うんです。就職活動を間近に控えた大学生の僕自身も、いつまでも楽しい時間が続けばいいと願う気持ちはわかります。でも楽しいだけの理想郷は空虚で、たとえ辛いことがあるとしても現実の世界の方がいい。虚ろな理想世界と過酷な現実世界のどちらを選ぶか、というテーマは「エヴァ」や村上春樹の『海辺のカフカ』を先取りしています。この映画が公開された年は自分が生まれた次の年。そんな時代にこれだけ先鋭的な作品があったと知って驚きました。 【no one】さん 8点(2004-12-26 06:42:31) (良:1票) |
11.客観的にみた「うる星やつら」と監督の感性が出ていて好きな作品です。今思えばTVシリーズを毎週観ていた自分も良く飽きずにあのドタバタを好んで観ていたなと思いますが、登場人物も良く飽きずに毎週ドタバタしていたなと、20代になって気付いた名作ですね。 【tomomi】さん 8点(2004-02-20 16:22:44) |
10.1作目とうってかわって押井ワールド全開の第2作。 当時、原作フアンの知人には押井うる星が嫌いという人が何人かいて、曰く 「うる星ってのはあくまでドライで軽いのがウリなのに、押井ものはウエットで思弁的にすぎる。」と。 このあたり「あんなのルパンじゃない」と「宮崎カリ城」を否定するルパンフアンと構図的に似ているところ。 宮崎ルパンも押井うる星も、「こっちでなくては」という熱烈フアンがいるのもまた確かで、 結局映画化する際に原作に100%忠実な映画化を狙うのでなければ映像作家の作家性が 加わることは避けては通れないところだし、そもそも原作にあまりに忠実に映画化するのは 「映像化の意味ないじゃん」という当然の問題が発生するわけだから、全然これでいいわけだ。 そもそも、ほとんどの原作付き映画は原作フアンから「歯牙にもかけない」ような扱いをうけることが多いことを考えると、 アンチからもそれなりに意識された発言をされる宮崎、押井はやはりたいしたものなんだろうなぁ。とも思うのである。(今回なんか偉そうな書きっぷりになった..) 【あばれて万歳】さん 8点(2004-02-05 15:51:37) |
9.押井らしいひねた作品。でも、うる星のパラレルっぽさが良く描かれていている。 【ロカホリ】さん 8点(2003-09-19 02:18:03) |
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8.子どもの頃に楽しいアニメなんだと信じこんで見ていたので、一晩で世界が廃墟みたいになった時点で「え!?」となった。途中、サクラが現実では3階建の校舎が今は4階建、みたいなことを言うけど、ラストシーン、夢から覚めたはずなのに校舎は2階建てだった覚えがある。「実は全然終わってないんじゃ…?」ちょっとゾっとしました。その記憶が確かなら、深いし怖い作品だったと思う。 【はるふ】さん 8点(2003-06-15 10:26:30) |
7.「ここにはラムがおらんではないか」の、台詞がいい。欲深い男だ。諸星あたる。監督お得意の「現実と虚構の狭間でウニウニ」な世界観。もはや、お家芸。 【aksweet】さん [映画館(字幕)] 8点(2003-05-18 20:07:33) |
6.見た後なんともいえない気分になります 【ガチョピン】さん 8点(2003-04-30 22:20:14) |
5.無時間的に繰り返される、ドタバタコメディーが「うる星やつら」の本質。作品冒頭の永遠に繰り返す学園祭前日という設定が見事にそれを表している(学園祭しかも、その前日の持つ祝祭的な感じが)。そんな状況の中での、温泉のさくらさんへの告白は、作品そのもの、ひいては温泉自身を根底から覆す毒を持った刃で、その鋭さは評価できる。しかしルパン三世の企画が通らなかった様に、この種の押井さんの作品自体もしくはキャラ自体がよって立つ構造をズラそうとする、この頃の試みは失敗している。本作でも彼自身の映像感覚と原作自体の古典的な力に負けてしまった感じ。でも完成度はぴか一。 【ぬーす】さん 8点(2003-02-09 21:38:39) |
4.話の内容?どうでもいい。内容よりもあの雰囲気。学生時代のなんだか宙ぶらりんの社会的に無責任でいいっていう、歳をとれば何かに変わっていかなきゃならんのやけど、とりあえず今は、っていう、あの雰囲気。すごく感じられました、’ 【チビすけ】さん 8点(2002-11-07 00:09:16) |
3.うる星やつらとして観てしまうと違和感を覚える押井色の出た作品。画面構成やキャラの動きが好きで何回も見たなぁ。カリ城やカサブランカのパロディもちょっとしたスパイスでマル。 【KEN】さん 8点(2002-06-19 10:17:14) |
2.それぞれのキャラクターの個性が出ていて、映画化されたシリーズの中では一番好きな作品です。ハリアーが飛び立つシーンは圧巻だったと思いませんか?(笑)諸星あたる、とても他人とは思えません(笑)。 【オオカミ】さん 8点(2002-05-04 00:54:02) |
1.恐ろしいほど中身の無い作品。またそのことが“うる星やつら”だし良い味出してます。シリーズの中でもなかなかですが、タイトルにもある“夢邪鬼”がテーマで、その流れからか最後が“夢オチ”? 折角の劇場版で且つ押井守監督なのにトーンダウンしてしまったような。☆関係ないですが、さくらさんを観ていると何故か「めぞん一刻」が観たくなります・・・・・ 【イマジン】さん 8点(2001-11-16 17:55:52) |