103.こういう愛され方されたいわ。。と、思いました。。こういう男性には黙って着いて行く気持ちになります。。ハイ。 |
102.テーマは、日本的伝統である「心中」なのだろうと思いました。、、、、もちろん、最近でも、病気を苦にしての心中、将来を悲観しての心中というのは、珍しくはありません。しかし、そうした心中は、片方は、身体的にも社会的にも健在なのですから、ある意味では責任の放棄で、同情の余地はあっても、美しくはありません。、、、、、この映画で追求されているのは、美しい愛の形としての、それ以外に選択の余地はないような心中。、、、、西刑事は、妻が不治の病であることを知らされた瞬間から、心中を心に決めたのでしょう。ただし、美しく、不可避の心中を図るためには、自分の死も必然となるようにしなければなりません。そのために彼が選択したのは、自らの社会的な生の抹殺。彼が弾痕を打ち込む犯人やヤクザは、自らの社会的存在でもあり、だから、彼が弾痕を打ち込むほどに、彼の社会的生命は砕かれ、ともに死を迎える存在として、彼は妻に近づくことができるのでしょう。、、、、、、、、、、どうしてもわからないのは、「ありがとう、ごめんね」の「ごめんね」がどうして必要であったのかということ。そして、西刑事は、そこまで愛する妻を一発目で本当に撃てたのか、ということです。、、、、、最後の娘の表情からして、二発とも空に向けて撃ったということはなさそうです。二発目は確実に自分に撃っているでしょう。では一発目は、、、?、、、その答えは、それぞれの見る人が理想とする愛の形によって決まるのかもしれませんね。 【王の七つの森】さん 9点(2004-11-29 13:47:33) (良:1票) |
101.まあまあ面白かった。なんか入り込めました。しかし簡単に出血してますね。 |
100.どうしよう、この映画って評価低いんですね…(汗)私はこの映画、大好きです。暴力シーンがあるにも関わらず、とても静かな映画です。久石譲の哀愁漂う音楽に、思わず息を飲む綺麗な風景、所々で観られる監督の絵が、観る者を圧倒させます。私は、岸本加世子の、台詞の少ない演技に感涙してしまいました。台詞の無い演技というものは、べらべらとまくしたてる演技よりも数段難しいものです。この映画を観て、彼女の見方が変わりました。邦画で一番好きな作品です。 【Ronny】さん 10点(2004-10-03 00:42:47) (良:1票) |
99.人物関係を把握するまでにかなり時間がかかってしまった・・頭悪いのかなあ。北野監督作品は初めて見ましたが、可もなく不可もなく。理解しきれてない部分があるはずだけど、もう一度見る気にはなりません。見てる最中は飽きずに見れました。 【コジコジ】さん 5点(2004-09-05 12:24:35) |
98.8.☆様と同意見です。人の目をつぶしたり、妻を射殺したりするのは、本人にとって必然性があることなんだろうから、とやかく言っても始まりませんが、やったらやり返されることもあるという発想がまったく欠落しているように思います。きっちり借金を返済してケジメをつけてから死んでいく男の美学を描きたかったのかも知れませんが、それだって銀行から盗んだ金です。まあ、勝者の美学に貫かれたこの映画に意義をとなえればとなえるほど、自分が敗者のような気分になってくるので、このへんでやめておきましょう。 |
97.ストーリーは単純。ラストのオチも単純。それ故にあとは演出と演技力、そして何より音楽で勝負しないといけない難しいタイプの作品です。 淡々と起伏のない映像は『味』を意識したものだと思うが、少々しつこくて面白味が無い。シナリオが平坦なのでよく目立つ。自分で演出しているので、武のキャラは有る意味ハマッているのだが、岸本加世子はキャスティングが違うような気も・・・。良妻賢母を押しつけすぎる演技にも疑問。 監督はバイオレンスに固執している(得意なのは分かるが)。ヤクザなしでは作品が成り立たないのではないかという気後れが有るのかな? 愛と暴力が監督のテーマなのだろうが、ずっとこのテーマで同じ演出ですもんね・・・。 |
96.あんまおもしろくなかったな、北野映画はあんま合わないかも 【LYLY】さん 3点(2004-07-05 19:15:35) |
95.今まで見た映画の中で一番衝撃的なラスト。だけど、おもしろくはなかったなぁ。 【Piece】さん 4点(2004-06-20 03:56:43) |
94.武の世界観に完全に飲まれました。全体的に寂しさが映画を包んでいますがたけしと岸本加世子のやりとりがとても温かくその絶妙なバランスが心に沁みてきました。まるで雪山の一軒屋の灯火を遠くから見ているようです。そして武流のバイオレンス、何故かマッチしてます。これは雪山で狩りをする狼のごとくどこか寂しく荒々しかったです。この映画でキタノブルーに惚れました。 【ジェダイの騎士】さん 7点(2004-06-19 01:23:51) |
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93.無理に批判や絶賛することなく、観ればいいと思います。どうも、過去の作品のしがらみに囚われているように思いました。 【マックロウ】さん 5点(2004-06-15 15:39:21) (良:1票) |
92.過去の自分と現在の自分をサングラスの有無で表現したのはさすが。 暗い映画だけど、深いものが感じられて好きだなぁ。 【夏目】さん 8点(2004-06-13 15:53:20) |
91.北野映画を見たのはこの映画が初めてだったのですが…かっちょええ!この世界観! 終わり方も渋すぎ…後味は良くないんだけどね。 途中、連続で絵が出てくるとこで少し睡魔に襲われたのがマイナス。 久石譲の音楽も、それに拍車をかけている…ま、いい曲なんだけどね。 【ふくちゃん】さん 8点(2004-06-13 14:49:14) |
90.北野作品の中では現時点で一番好きです。切なさや絶望感に共感を覚えました。挿入されている絵はどことなく不気味で違和感があり逆効果だったのでは・・・。 【クロ】さん 6点(2004-05-29 08:16:19) |
89.やっぱりたけしは根っからの芸人で、天下も取った人なわけで。誉められるにしろ貶されるにしろとにかく大勢の前に立ちたいというか。「評論家が誉めれば誉めるほど、客が入んねーよ」なんてよく言ってたけど、本人にとっては大問題だったんだろう。 結果的にHANA-BIは当時の北野作品としては最高の興行収入で、しかも賞までという。映画は脇道じゃなくメインだったんだなぁと。ビートたけしが大好きな俺はちょっと寂しかったですね。 【ナクサライト】さん 6点(2004-05-23 10:43:01) |
88.アゼリアと薬師寺の歩き方だけはガチ。 |
87.身を切るほど乾いた空気。ときどき挿入される絵もどこか病的で胸を刺す。ラストに感じるのは、一種のカタルシス。良かったね、間違ってなかったんだね、って愛しい気持ちになりました。 【ぽめ】さん 8点(2004-05-10 23:24:44) |
86.夫のしてきたこと、そして自分の余命を彼女は当然分かっていた。岸本加世子の最後の言葉は、2人で死ぬことへの理解だった。北野氏がこのようなテーマを描くとやはりこうなってしまうのかと残念にも思った。期待を裏切らないというか、予想通りなのだ。しかもたけしの元刑事役には違和感ありですね。始まって早々にたけし達はヤクザだと思ってしまった。彼等は他の組のヒットマンを探し出し、殺す為に張り込んでいるのだと。これまでたけしが演じてきたキャラクターが邪魔をして、しかも払拭できていないんです。映像作家はあまり多くを語らない。それが誤解を生む場合も多々ある。良くも悪くも。良い結果はヴェネチア国際映画祭の受賞。芸術性重視の映画祭としての評価だと思う。当然出品した時点で賞ねらいなのは仕方ないだろう。自称マザコンだけに誉められることに弱いのだろうか。だが賞は中毒性がある。海外や賞にに捕われすぎると、方向性を見失う場合もある。そろそろ彼も日本に帰ってきてほしい。大好きな作品もあるし、映画は観客に指示されてこそ映画だと思うから。 【wish】さん 4点(2004-04-10 12:34:28) |
85.作品としてはべつに面白くない。ただ、私の人生のなかで見た映画でいちばん泣いてしまったのも、なぜかこの作品。ファーストシーンでたけしの絵が映し出された瞬間からもうだらだらと泣き始めて、最後の海の映像まで終始泣きっぱなし。なんだか分からないけど、わたしとしても日本人がベネチアで賞を獲ったことがうれしかったのかなあ。とにかくべらぼうに泣いてしまった。でも、たけし作品としては後退してるという印象です。ちなみに、事故前の作品では、久石譲の情緒的な音楽が、諧謔的なたけし映画のテンポにあわなくて邪魔だったけど、この映画では、(よくもわるくも)久石譲の音楽に合うようになってしまいました。 【まいか】さん 7点(2004-03-28 17:35:29) |
84.この作品は所々で用いられる絵や、美しい旅行での風景などから、夫婦愛や、命の美しさ、自然の美しさを表現している芸術作品として監督はこの映画を作ったんだと思う。かといって、主人公が子供も先立たれ、奥さんも残りわずかの命となったのに対し、同僚は奥さんと子供に逃げられてしまうという設定にしていて、美化しすぎていないのが良かった。そういう意味でヤクザを多様したのはあまり良くなかったような気がする。それでもこうして芸術として映画を作れたこの作品は、奇抜だし価値があると思う。 【カジ】さん 9点(2004-03-09 15:28:40) |