5.オウムに泣かされた・・ 【はりマン】さん 8点(2005-01-25 22:53:25) |
4.いやぁ、音楽でこれほどまでに泣かされた映画が他にあるでしょうか。「仰げば尊し」には本当にグッときました。あの歌が理解できるのはやはり日本人だけなんだろうな~。子供の頃に見た記憶が微かに残るリメイク版も見てみようと思います。 【もっつぁれら】さん 8点(2004-08-15 18:41:21) |
3.大人の童話ですよね。僧形の水島が彷徨する足元には白骨が累々と続く。死んだ方も悲劇だけれど、生き残って彼らを供養すると決心した彼の胸中や如何に。オープニングの船の上、三國連太郎がとても若いですが、ああいう大らかな部隊が帝国陸軍にもいたのでしょうか?歌が人の心を和ませるというのはあるのでしょう。軍歌などではなく、「埴生の宿」というのがいいよね。心にジーンと響く反戦映画だと思います。 【オオカミ】さん 8点(2003-11-18 18:56:38) |
2.カラー版は子供の頃に観たので、俳優の名前も全然知らず、余計な知識がなかった分、純粋に作品と向かい合えたような気がします。そしてそれなりに経験を積んで、確実にイヤな大人になりつつある今、モノクロ版を見てまず思ったのが、「佐藤浩市は、若い頃の父親にそっくりだなぁ~」という、しょうもない発見でした(泣)。それでもやっぱり、強烈な作品であることには変わりなく、なぜかモノクロの方が、屍体の臭いとかが伝わってくるような錯覚さえ覚えました。モノクロだと記録映画を見ているような気持ちになって、「リアル」を感じるからでしょうか。 【愚物】さん 8点(2003-01-28 17:11:18) |
1. 昭和60年に作られたセルフ・リメイクのカラー版よりも感銘はこちらの方が遙かに深い。ストーリーや主要なカッティングに大差が無い以上、その差は明らかに役者の差と言えよう。水島を演じた安井昌二の善意溢れる好演は中でも光っており、リメイク版(中井貴一)との最大の相違点でもある。また、ヒューマンな井上中隊長を演じた三國連太郎の名演も特筆すべき素晴らしさ。何故なら、三國は「善魔」でデビューして以来「アブナイ」変質的な役柄を振られることが多く、類稀な演技力が裏目に出た感じだったのが、本作での見事な中隊長ぶりで一気に新境地を開拓し、役柄に幅が出る契機となったからだ。リメイク版の石坂兵ちゃんは…熱演は認めてもタイプとして異色の役を演じた訳ではないので矢張り劣ると言わざるをえまい。個人的に最も感動的且つ印象的な場面は、あのラスト…ではなくって、包囲された井上中隊が合唱する「埴生の宿」に唱和するイギリス軍の英語ヴァージョン「埴生の宿」!!音楽が国境を越えて相互理解を示した屈指の名場面だと思うんだが…。 【へちょちょ】さん 8点(2003-01-24 12:54:34) |