1.《ネタバレ》 とても楽しかった。10年以上前の作品だけど、台詞まわしのコメディという意味では最近観た邦画の中で最も洗練されていたような。ボケと突込みが敵・味方・夫婦・親子で縦横するけど、決して嫌味に落さない上手さがあると思います。個人的には70年万博のテーマソングだった「世界の国からこんにちは」と、「七人の(ジジイ)侍」がウケました。久蔵とか菊千代とか、ビビッと反応してしまいました。劇場へ同行する親達へのサービスですね。家族を大切にする姿勢が通低していてことに、揺るぎない安心感があるのがクレしん映画の特長だけど、本作はひまわり争奪戦というストーリーの中でそれが際立っていました。大詰めのラストアクションまで、それを忘れずに貫くから立派なものです。だから家族愛がテーマの作品という印象にも揺るぎがない。ハチャメチャをやりながらも芯がある映画は強いです。昨年、不慮の事故で亡くなられた原作者の臼井儀人氏がゲスト出演されていました。趣味:便座鑑賞(笑)。ご本人もこの映画を楽しまれていた、ということだと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-10-31 03:32:57) (良:1票) |