7.《ネタバレ》 とても楽しかった。10年以上前の作品だけど、台詞まわしのコメディという意味では最近観た邦画の中で最も洗練されていたような。ボケと突込みが敵・味方・夫婦・親子で縦横するけど、決して嫌味に落さない上手さがあると思います。個人的には70年万博のテーマソングだった「世界の国からこんにちは」と、「七人の(ジジイ)侍」がウケました。久蔵とか菊千代とか、ビビッと反応してしまいました。劇場へ同行する親達へのサービスですね。家族を大切にする姿勢が通低していてことに、揺るぎない安心感があるのがクレしん映画の特長だけど、本作はひまわり争奪戦というストーリーの中でそれが際立っていました。大詰めのラストアクションまで、それを忘れずに貫くから立派なものです。だから家族愛がテーマの作品という印象にも揺るぎがない。ハチャメチャをやりながらも芯がある映画は強いです。昨年、不慮の事故で亡くなられた原作者の臼井儀人氏がゲスト出演されていました。趣味:便座鑑賞(笑)。ご本人もこの映画を楽しまれていた、ということだと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-10-31 03:32:57) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 妻投稿■赤ちゃんを愛するすべての人に捧げる映画! 特に新婚さん妊婦さんといった出来たてホヤホヤの家族に強くオススメします。■映画の内容はただ一つ。「赤ちゃんを守り抜け!」。ジャークだとかタマだとか設定が出ているけど、そんなものがどうでもいいことはラストのオチが証明しています。街で見慣れたワゴン車でひたすら日本の北に逃げるシーン、スーパーマーケットや健康ランド、日本の田舎が戦闘の舞台になるシーンは、この映画がヒーローではなくスクリーンの前の日本の家族の為に作られた映画であることを証明していると思います。■アクションアニメ映画の見所はやっぱり最後の大技ですが、それがこの映画では敵に対する必殺技ではなく、赤ちゃんを空中で受け止める合体アクションになっていて、そのスリルに私は予期せず野原一家と一緒に「よっしゃー」と叫んでしまいました。「日本人はなんて格好いいんだ」と思ったきっかけも、私にとってはラストサムライではなく、この映画のひろしでした。 【はち-ご=】さん [DVD(邦画)] 10点(2009-04-10 21:56:00) (良:1票) |
5.勿論、オトナ帝国、戦国大合戦は好きです!でもギャグならこの作品が一番好きです。ヘンダ―ランドのギャグもいいのですが演出力、映像の技術で勝っていますね。その例として始まりの飛行機のシーンといい最高ですね。色々な場所を駆け巡るだけでもワクワクします!特にギャグが多い分だけしんのすけのお兄ちゃんとしての自覚、成長を引き立てています!家族としての絆を基に作り上げたクレしん映画の最初の作品としては抜群の出来だと思います。 【ランニングハイ】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-03-30 22:47:35) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 しんちゃん映画の中で最高傑作だと思います。「オトナ帝国」などと比較するとメッセージは少ないけどしんちゃん本来のおもしろさは勝っていたと思います。何度みても笑えます。ひろしがあの強い外人さんを囲炉裏端に座らせて何をする気だったのかは謎ですね。 【HOPUKO】さん [映画館(邦画)] 10点(2006-12-24 19:23:53) (良:1票) |
3.“普通に”面白かったです。まずクレしんらしいお笑い満載なのが嬉しかった。定番のギャグも健在でしたし、劇画調?転換シーンは爆笑しました(公共交通機関を使っていても急ぐ必死さが伝わる!)。アクションシーンも好調。さらに家族愛にホロリとさせられます。つまり、笑えて泣けて楽しめる、期待どおりの娯楽作品であったわけです。“普通に”面白いということは、本当は凄いことだと思います。本作は傑作というほどの出来ではないかもしれません。でも確実に、観客の求めるものを提供していると思いました。確かな技術とシリーズ作品に対する深い理解がなせる業だと感じます。私事で恐縮ですが、本作の制作(下請け)に妹が携わっております。一応スタッフロールにも名前が載っているのですが、本人はそのことに気づいていませんでした。陽の当たらぬ、数多くの縁の下の力持ちの努力なくして作品は生まれません。東京で頑張る彼女に敬意を表して+1点とさせてください。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-12-23 18:37:33) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 やっぱり原恵一監督がいいなぁ、とつくづく思ってしまいました。銀座のホステスVS新宿のオカマの激しい脱力系抗争劇、新宿のオカマバーから健康ランド、郊外の大型スーパー、青森の山中、そしてお台場へと移り変わってゆく舞台、現代の日本の日常を背景に馬鹿馬鹿しくもエキサイティングなドタバタ劇を繰り広げてゆきます。映画としての完成度や感動は後の「オトナ帝国」や「戦国大合戦」に譲るものの、あくまで日常を背景や道具として展開させ続けている点では、いちばん「クレしん」らしさを守った作品だと思います。何故に「クレしん」でそういう事やってしまう?という、原作からのファンだった私が初期の映画に抱いた違和感(ヒーローものだったりファンタジーだったり)は、この作品で軌道修正された感じですね。この映画ではキャラクターがみんないきいきと魅力的なのがいいです。三人のオカマ兄弟も、ホステス軍団とママも、東松山よね刑事も。よねさんなんか、物語に必要な存在なのかどうかさえ疑問な役立たず刑事なんですけど、とてつもない才能のなさを激しい努力で鼻血流しつつ克服してゆく様に感動すら覚えましたよ。この映画でひまわりが初登場という事で、しんのすけのひまわりへの嫉妬と兄としての目覚めが描かれているのも微笑ましく、私にとってはシリーズの中でもとても愛すべき作品になりました。 【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-07-24 01:51:11) (良:1票) |
1.オカマVSホステス。相変わらず脈絡のない話ではありますが、第5弾のこの作品辺りから、映画のターゲットが変わって来ている気がします。子供から大きなお友達へと(笑) 一瞬の躊躇もなく走り続ける脚本と、これでどうだ!と言わんばかりの「お約束通り」の結末。子供はわからないだろうな…と思いました。 【王様】さん 6点(2001-11-29 10:02:06) (良:1票) |