6.理不尽な国家権力によって翻弄された生涯には、ご自身は一言も語られませんが数知れない苦悩や葛藤があった事が想像出来ます。それでも生き抜かれたところに感銘を受けます。音程が外れる、外れないが紙一重の危うさを感じるテルミンの音色に生を授かった者が生きてゆく姿が重なりました。映画に関して、テルミンという楽器に関しての知識が皆無の状況で出会えた本作。この喜びがあるので映画鑑賞はやめられません。 |
5.すんません。私でも簡単にできるかもって思ってしまいました。 |
4.ドキュメンタリーなのに、ストーリーがとても面白い。テルミンという楽器と博士の波瀾万丈の人生が、観るものを惹きつけてしまう。指先のテクニックでなく、両手と身体で自在に音を奏でるテルミンは、最も人間的な楽器だと思う。電子楽器なのに、感情があふれてくる。 【ちくわ】さん 8点(2005-02-21 17:28:11) (良:1票) |
3.ブライアン・ウィルソン、イっちゃってるね! 【k】さん 7点(2004-02-12 12:11:14) (笑:1票) |
2.ひとつの電子楽器に、20世紀の歴史と、ひと組の男女の数奇な運命が隠されているなんて、どんなドラマよりドラマチックだなあ。それをひとつひとつ解きあかし、全編をこの不思議な楽器の音色が響きわたる、ドキュメンタリーとしちゃ相当な傑作です。旧ソ連の科学者がアメリカに渡って1世紀近くを生き延び、残された助手で密かに彼を愛していた女性が、テルミン奏者としてこれまた生き続けただなんて。しかも、遂に再会を果たすまでを描いたなんて、スゴすぎる! …それにしても、ビーチボーイズのブライアン・ウイルソンって、やっぱりちょっとアブナイ? 【やましんの巻】さん 9点(2003-08-12 17:39:30) (良:1票) |
1.以前、中古CD屋でたまたま見つけた「The Art of the THEREMIN」というCD。クララ・ロックモアが有名な小品をテレミンで演奏しているもので、音程が狂うか狂わないかの瀬戸際ながら、何とも味わいのある音色が魅力的です。そのロックモアが演奏する光景をこの映画で見ることができたのは感激!どう考えても無理のあるこの楽器に情熱を傾ける人々の姿には頭が下がります。テレミン博士の数奇な人生にも驚かされます。なお、テレミン博士の親戚として登場するリディア・カヴィナもテレミンの名手で、大変ユニークなアルバムを出しています。 【鱗歌】さん 8点(2003-05-24 00:07:06) (良:1票) |