14.たけし作品でどれか一本だけ挙げろと言われたら迷わずこの作品を挙げます。北野武監督作品の最高傑作!ほとんどの方が既に書かれているように何と言ってもこの映画、ラストシーンが最高です。 あの最高のラストシーンのお陰で、多くの人達がまだまだやれる。どんなに傷つこうが、立ち向かう姿勢さえあればやれるんだということを教えてもらい勇気付けられた気がします。間違いなくたけし作品の最高傑作であって青春映画の傑作です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-02 22:28:51) (良:3票) |
13.この映画、キタノ映画の中で一番気に入ってます。題材がボクシングってこともあるんですけど、話の展開がとてもリズム良く流れて、エンディングまで軽快に鑑賞することができました。とはいえ映画館で見た訳ではなく、たまたまテレビを付けてたら、面白そうな映画だなーって思って見たら、ぐいぐい話に引っ張れて、鑑賞後に「これがそうなんだ」って知ったような感じです。主演の安藤政信は今もジムに通っているみたいで、そのお陰か本作のボクシングシーンもちゃんとしたシーンになってましたね。あとモロ師岡扮するハヤシの散在。ああいう先輩いるんすよ。さりげにさぼらせよーっとする先輩。実際。そこら辺がこの作品としての価値をぐっとあげているような気がします。とても、絶望的なストーリーな割に、とても清清しいラスト。いい青春を見たって感じがします。あと、好評のテーマソングなんですが、キックボクサーの小林聡も使ってます。(テーパリット戦はしびれたなぁー) |
12.溢れるエネルギーをボクシングに注ぐ者、極道者として生きることで己の過回転を防ぐ者。 ハムスターの運動器具で体を動かすだけでは足りず、何かを手に入れ何者かになるため足掻くけれども何が欲しいのかわからないという焦燥感が強烈に匂い発っています。冒頭、高校のグランドで向かい合って自転車に二人乗りするシーン。ペダルは漕げるものの方向が定まらずフラフラとしながらも、授業中に堂々と走り回る姿が本作の雰囲気を見事に表現しています。彼らは何者でもないがゆえに何者にでもなれるのです。北野武監督で一番好きな作品です。音楽も素晴らしい。 【さめがい】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-12-26 00:38:57) (良:2票) |
11.チャールズ・ディードリッチという人が昔こんな名言を世に残しました。 『今日はあなたの残りの人生の最初の日』 人生とはやり直そうと強く思い、本気で考えれば何度でもやり直せるものなのかもしれなません。そう考えると、毎日に希望を持って生きる事が出来るような気がします。そう思えたのもこの映画に出会えたお蔭。この映画は観て良かったと心から思います。そして、久石嬢さん、あなたの音楽は最高です。 【ボビー】さん 9点(2005-02-13 20:15:02) (良:2票) |
10.来春社会人である自分の心理状況にうまく重なりました。見て良かった。 明日も頑張ろう。まだ始まってもいないんだから。(涙目) 【キュウリと蜂蜜】さん 9点(2005-01-01 23:49:05) (良:2票) |
9.対照的な二人の少年を主役に、ご都合主義をいっさい排したシナリオの完成度が光る作品。 どちらのタイプでも感情移入ができるという点では、鑑賞者の立場に立った映画作り、 また監督自身の若いときの挫折体験も窺い知れる。ラストシーンからタイトルを顧みれば・・・ う~ん、うまい。監督のメッセージが明確に伝わってくる。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-05-11 02:43:58) (良:1票) |
8.その男の次にちゃんとしてると思う。 そんなにつまらなくないと思うし、雰囲気もあるけれど、雰囲気とか映像とかそう言う事で絶賛されるのってなんか違うように思う。
大昔の前衛的な作家が、メチャクチャな作風で変な世界観を作り出した小説群があるけれど、それを文芸界が内輪受けしているような雰囲気。 そう言う、普通の人にあまり伝わらない部分がなぜか普通の人に浸透している奇妙さが心配。
北野映画は普通の人の映画観を浸食しているような気がする。 だけど、浸食されている間はなぜか心地良いから困ったものだ。 【黒猫クック】さん [地上波(邦画)] 6点(2009-01-04 02:39:32) (良:1票) |
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7.びっくりするぐらい面白かった。力関係の移り変わりとか、勢いと厳しさのバランスとか、うわーわかるわかるって凄い共感した。しかもわりと深い方の共感です。たけし流、静と動のバランスとか、笑いを交えたたけしさん独自の視点と表現が映像に深みと広がりを与えてる。一つ一つのカットのクオリティーの高さもこの映画の面白さを支えた。てか僕は何様だろう。本当は何も言いたいことはありません。面白いときは何も言いたいことがないんです。無言のリスペクト。自分のキャパから相手の表現力があふれかえってる状態ですわ。 【アランチャ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-07-07 04:18:59) (良:1票) |
6.シンジとマサルのメインストーリーにサイドストーリーを絡ませながらそれぞれのエンディングへと向かってゆくわけですが、作為的すぎるというか、展開に強引さを感じてしまいました。それでもいいなぁと思えるのは、この作品が成功の物語ではなく失敗の物語であるのに暗くないというところ。主人公の二人は大人の世界に踏み込んで、結局挫折して元の位置にリターンしてくるんですが、すごく冷めた視点で描いていてもけして否定的に捉えていない。まるで、1回くらい挫折したほうがいいんだよ!という冷たくも暖かい監督の声が聞こえてきそうなエンディングでした(勝手な思い込みですが..)。なにせ1回死にかけて蘇って作った作品ですしね。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-04-14 18:22:31) (良:1票) |
5.北野武の中で唯一評価する価値のある映画。 【みんな嫌い】さん [DVD(邦画)] 4点(2004-11-01 13:31:50) (良:1票) |
4.人生とは激しく空回りしていて若ければ若いほどそのスピードは速く他人から見れば色んな経験をして苦労をしているように見えても本人の主観としては「まだ始まってもいねぇや」というものなのだと思った。主人公達はとんでもない経験をしているにもかかわらず観ている誰もが自分と地続きだと感じるのは多かれ少なかれ誰の中にも空回りしてきた経験があるからなのだろう。偉大なる青春空回り映画である。 【SWORD】さん 8点(2004-10-06 10:26:42) (良:1票) |
3.ちょっとしたシーンに出てくる、人間の嫌な部分(ズルさ、意地悪さ、身勝手さなど)が物凄くリアルに描かれていたと思う。そして、なぜかそんなシーンも観ていて哀しい気分になった。漫才のシーンまで哀しかった。村上龍の言葉に「作品に哀しさを漂わせる事ができるのは技術ではない。才能のみ」というのがあるが、北野監督の才能は突出している。 【Bebe】さん 8点(2004-03-16 00:37:36) (良:1票) |
2.人生はまだまだこれからって思えた。僕は19歳。 【ヒロヒロ】さん 9点(2003-12-07 16:50:45) (笑:1票) |
1.若いうちにたくさん失敗することはいいことだと思った。いいもの見せてもらった、タケシありがとう。 【アルカポネ】さん 10点(2003-11-29 19:20:25) (笑:1票) |