8.サイコホラーの秀作!脚本がいいんですよ。これ、バイトの最中に観てたんですよ。ネットの映像配信関係のバイトで、暇な時間に映画がいくらでも見れたんです。バイト仲間と見てたんですが、つまらない映画だとみんな観なくなっておしゃべりしたりするんですが、これはみんな最後まで釘付けでしたからね。そのみんなの様子を見て、「ああ、やはりいい映画はちがうんだなぁ」と思いました。 【承太郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-03 23:23:26) (良:2票) |
7.《ネタバレ》 -Misery- 架空の小説の主人公。意味は“惨めさ”だって。嫌な意味だな。ミゼラブル(miserable)で“惨め”。 キング原作の映画で、原作の持ち味そのままに上手に映画化されてて、原作も映画も両方とも大ヒットした初めてのキング作品かもしれない。 アニーを演じたキャシー・ベイツ。ミザリーの一番のファンだという喜びの笑顔。豚のマネをする可愛らしさ。ライターオイルを足元に掛ける静かな怖さ。怒りをぶちまけるガチな怖さ。そんな喜怒哀楽に振り回されての投げキッスの怖さ。アニーの怖さを引き出す演出が見事。
ほとんど動けない主人公、変化の少ない舞台にも関わらず、希望と絶望、恐怖が交互に起きる展開が素晴らしい。役に立たなそうでいて、徐々に真相に近づいていく、実は凄腕の保安官。策を練って仕込んだワインが偶然こぼれてしまう絶望感。静かで手に汗握る展開、ストレスが沸々と沸く展開が続き、それらが最後の反撃にドカンと結びつく。 軟禁生活で書いたミザリーの続編が出版されるのはしたたかで良いと結末だと思う。事件が解決してからもアニーのトラウマに悩まされるのも納得。それくらいキャシー・ベイツは怖かった。
小説の方の話をチラッと。あとがきでヒヤッとさせられます。 古本屋に行く度、カバーの下に遊び心がある単行本版を探してるんだけど、見つからないんだよね。 【K&K】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2022-06-18 18:07:00) (良:1票) |
6.いろんな女優さんでリメイクしてほしい。藤山直美さんだとチョー怖そう。松たか子さん、宮崎あおいさん、蒼井優さんあたりが演じたらどうなるかも観てみたい。 【la_spagna】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-10-22 05:55:15) (笑:1票) |
5.一人では見たくない、ようでけてます。 【HRM36】さん [地上波(吹替)] 8点(2011-06-13 13:54:41) (良:1票) |
4.キャシー・ベイツに尽きますね。アカデミー受賞も納得です。比較的最近になって、同じキングの狂人もの(?)であるシャイニングを観たんですが、ジャック・ニコルソンが言われるほど怖いとは思えなくて。上手い役者だとは思うけど、最初から怪しいじゃないですか。最初から怪しい人物が切れて狂ってもそんなに怖くないんですよね。そこにくると、このアニーは、最初はいかにもその辺にいそうな人のいいおばちゃんって感じで。小説の熱狂的なファン、と分かっても、無邪気に喜んでいる感じで、小説家もよもやあんなカルトなんて思いもよらないわけです。だから怖い。豹変振りが怖いんです。あんな普通のおばちゃんが、いつ切れるか判らない状態。切れるところのみならず、完全にイッちゃって恍惚と自分の勝手に作った小説の続きを語ってるとこなんか、ひょえひょえひょえ~っっ!!って感じでした。カルトの要素ってのは、誰にでもあると思うんです。好きなもののこと語らせると誰もが熱くなりますもんね。人は理性というたがをはめて、何事も行き過ぎないようにしてるわけですが、何かあってそのたがが外れてしまうと、アニーのようになることはあり得るんじゃないでしょうか…ここまで極端でないにしろ。これって、有り得そうな話だからまた怖いんだろうなあ。 【あっかっか】さん [地上波(吹替)] 8点(2009-04-30 13:37:50) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 物語は実にシンプル。凝った仕掛けや細工はありません。でも作品には求心力があります。何といってもアニー役のキャシー・ベイツ、彼女の力に負うところが大きい。彼女の表情、話し方、振る舞い、体つきに至るまで全てが魅力的。この場合の”魅力”とは、”恐怖”という意味。主人公に初めて食事をさせるシーン。我を忘れてヒートアップするアニーの豹変ぶりが、強く心に刷り込まれます。「こいつはマジでヤバイ」と。“作家とそのファン”という関係性を最後まで崩さない展開も素晴らしい。本作の真の怖さは、アニーのような発想の人間が現実に存在するということ。ここまで極端ではなくても、プチアニーは身の回りにきっといるはずです。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-10-13 19:08:50) (良:1票) |
2.キャシーベイツ怖すぎ…どの映画見てもいつミザリーの時みたいにって思うほど…それだけこの演技が脳裏の焼きついてます。 ニコルソンVSキャシーベイツ 観たい… 曙VSサップよりは面白いはず! |
1.へにょへにょ星人さんが、「ジェームズ カーンには作家というインテリジェンスを感じない」なんて仰ってますね。映画評論家のM淵健さんが、「第2章」で全く同じ事を言うてました。私は反対です。カーンは「熱い賭け」では大学教授を見事に演じてましたし、「意外な知性派」俳優だと思っておりますですたい!そんな訳で、この「ミザリー」はキャシー ベイツだけが取りざたされる傾向にあるようですが、私はジェームズ カーンのお陰でキャシー ベイツもオスカーを受賞できたのだと固く信じております。 |