4.《ネタバレ》 お目当て及び予備知識無しでの鑑賞。監督、主役二人に「これは良作かもしれない」物語の冒頭で「これは傑作サスペンスかもしれない」 異国情緒溢れるヴェネツィアに更に盛り上げられた期待が老姉妹の登場でフリーフォール。安物のオカルト話は凝った映像をもってしても白けるばかり。異様に長いベッドシーン(4~5分はあったか)は生々しさがAVとしては気品ある逸品なものの(ジュリー・クリスティがこのシーンを了承したのに仰天)物語での必然性を感じない話題作りに思えるものだった。 余談ながら、本作が英情報誌「Time Out London」が発表したイギリス映画のベスト100(100 best British films)で「第三の男」を抑えて1位に輝いたと言う事です。感じ方は人それぞれを思わされます。 |
3.《ネタバレ》 ぶっちゃけ、なんかよくわからんかったな~。赤い服(カッパ?)を着た子供は何? 何か思わせぶりな絵が多い割に結局何も解決してないような!? まぁ妙に濃密wなベッドシーンにプラス1点の5点で 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-07-23 06:17:27) |
2.《ネタバレ》 「旅情」の真夏の喧騒で賑わうベニスとはまた別の表情の、オフシーズンの街の様子が丹念に描かれています。D・サザーランドの髪型含め、出てくる人物、誰も彼もどこかいびつで異形な表情をしていますね。「異形」フェチには堪らない映画でしょう。逆に心を病んだJ・クリスティだけが一番まともに見える。ロジックではなく、雰囲気重視で見せるミステリーなので、つじつまが合わないとかどうのこうの言うつもりはないけれど、単に「それほど面白く」なかったのでこの点数に留めておきます。それにしてもエロシーンがかなりねちっこかったなあ・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-06-11 20:44:51) |
1.《ネタバレ》 カメラマン出身のニコラス・ローグらしくて印象的なカットがてんこ盛りなんですが、全体を通して俯瞰するとはったりと思わせぶりが強すぎると言う印象が残りました。たしかにストーリーの背景に連続殺人が起こっている様な描写があり、この映画は推理サスペンスかと思って観てしまう可能性も十分ありますね。それも脚本が詩情を前面に出すのか、それともオカルト色を濃厚にしたいのか、どっちつかずになっているからだろうと思います。だから濃厚なラブシーンも激しく浮いちゃっているのが残念です。デ・パルマと組むとあれほど豊饒な世界を感じさせてくれるピノ・ドナッジオの音楽も、本作ではなんか安っぽく耳に入るのが不思議です。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-06-11 12:30:32) |