《改行表示》 4.《ネタバレ》 単純明快なストーリーから、広がっていく世界観が面白いです。登場人物の個性や見せ場、トラブルの割合なんかがほぼ均等で、がちゃがちゃコメディなのに大変バランスよくまとまっていると思います。ちょいちょいはさまれる、富豪たちのミニギャンブルも奇をてらっていて面白い。 1つ1つのギャグに関しては、大笑いできるレベルではありません。ですが、ここまで軽快なテンポで見せられると、飽きることはないですし、ノリの良い曲を聴いているときのような、楽しい気分になれます。 ちょっと勿体無いのは、全員が違うコースで進むため、お互いに競い合ったり妨害をしあったりというシーンが、極端に少ないこと。妨害やトラブルの発端になるのはすべて第三者であり、それがすべて偶然というのが、この作品の面白いところでもあるわけですが。 にしても、こーゆーアイデアだとラストのオチが難しいんじゃないだろーかと思っていたのですが、二転三転するラストには大満足。なんか良い話でまとめちゃうのは嫌いじゃないです。自分のことしか考えず、ずっと非常識な行為を繰り返してきた人たちが、最後に見せる良心に、心がほっとします。 観終わったあとに清涼感さえ残る、斬新ながらも王道をいく良質のコメディでした☆ ちなみに僕は、みんなが全然スタートせず、ドナルド・シンクレアが何回も『スタート!スタート!』っていうところが一番笑いました。 【たきたて】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-09-28 13:43:35) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 “大金に目がくらんだ参加者たちの醜態を笑ってやれ”が、このレース主催目的。それにしては、レースのライブ中継が無いのは解せないところ。もっとも、それをやってしまうと悪趣味さばかりが際立ってしまう。単純に彼らの珍道中を笑うために、あえて省略したのかもしれません。でも、ちゃんとレースの本質を忘れないように、小ネタを仕込んでいるのは抜かりない。参加者に迫り来る各種アクシデント。単にしょうもないものから下ネタ、際どいネタまでバラエティに富んでいます。特定のキャラに偏ることなく満遍なく見せているという印象。注目はお馴染みのローワン・アトキンソン。序盤は全く活躍なしですが、後半怒涛の巻き返しを見せてくれます。危険な“臓器ネタ”も彼だからOKなのだと思う。ただし、全編を通じて笑えるかというと微妙。ナンセンス寄りの笑いなので、好みが別れるところかと。ただ、そんなことを吹き飛ばしてしまうくらいオチは秀逸でした。オーディエンスの海に漂うレース参加者たち。いくらノリとはいえ、大金を棒に振ることなんて普通の人には出来ない。この判断力の“無さ”が愛おしい。みんなアホ。でも彼らほど上等な人間はそうはいない。まさに「終わり良ければ全てよし」。最後はニコニコでした。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-12-09 19:34:50) (良:1票) |
2.現代版キャノンボール。最初ワクワクで、途中ダラダラ、んで後半のお約束パターン、でも最後の大団円が最高にいい気分にさせてくれた。それで途中のグダグダの展開もあんまし好きじゃないビーンのキャラも許せてまう。元気ないとき気分転換に最適な映画やと思う。頭からっぽで観れるし。観終わればいい気分やし。最後の歌もよかったな~。「いいことは時間がかかるが最高にいいことは突然やってくる」って台詞、素直に信じれそーな映画やった。 【なにわ君】さん 7点(2004-03-23 10:26:48) (良:1票) |
1.面白いと言うか楽しい映画です。そんなの絶対有り得ないよ!とツッコミを入れながら、登場人物達に巻き起こるトラブルをただ見て笑うだけ。登場人物達が皆個性的で、必ずしもMr.ビーンことローワン・アトキンソン1人が目立っているわけではありませんでした。登場割合も比較的控えめですね。 |