10.デビット・リンチ最高!満点です。ここまで難解で奥の深いのが見れるとは。そこに感動した!ナオミ・ワッツもうまいこと演じている。こういう映画と比べたらハムナプトラとかブラックホークダウン・ゴーストオブマーズなんて中身のないゴミみたいなもんですね。 【ウインタース】さん 10点(2003-02-10 17:26:12) |
9.最高です。デビットリンチに間違いなどありません。そしてとても恐かったです。リンチは言葉では説明できない感情を描くのがとても上手な監督だと思います。ストレイトストーリー然り。 【ベクトル】さん 10点(2003-01-07 03:25:56) |
8.パーフェクト!魅力的なキャスティング、前衛的なカメラワーク、全編にわたるノスタルジックな感じ、スターへの憧れ、叶わぬ夢、妄想という切ないテーマ、全てが完璧で言うことなしだ~!過度の感動から興奮状態です・・・。とにかく最初から最後までこれほど気の抜けない映画はなかなかない。ナオミ&ローラの妖艶なる演技も素晴らしい。リンチは偉い! 【人面蒼】さん 10点(2002-12-22 03:13:40) |
7.おもしろかったです!!正直に言って、ちゃんと理解してるわけではないけど、雰囲気にやられてしまった 【ひつじ】さん 10点(2002-12-08 04:17:41) |
6.DVDを買って何度も見ました。何度見ても飽きません。傑作中の傑作。ここ何年間で最高の作品。この映画より好きな映画は今のところ鈴木清順の映画しか思い当たらない。 【陽炎】さん 10点(2002-10-31 18:56:23) |
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5.前半はダイアンの夢の世界。後半はダイアンの現実の世界。そして、この映画はミステリーではなく、ダイアン(ベティ)とリタ(カミーヤ)のラブストーリーだと思う。 【ユメ】さん 10点(2002-10-20 03:28:04) |
4.リンチの最高傑作。文句なし。 【野良猫】さん 10点(2002-10-15 20:06:56) |
3.≪カナリネタバレ≫「彼女だ」「・・・正しい選択をしましたね」不愉快な顔をしつつ、何故か後ろを振り返り、ベティの姿を追う。初対面のはずなのにどうもベティを知っているかのような素振りの黒メガネの監督/カウボーイ「もし君が正しい選択をすれば私は1度しか現われない。もし間違った選択をすれば2度現われる」実際にその後、パーティ会場に1回(後姿)。ダイアンを起こしに1回登場/「彼女だ」としか言わないスーツの男。彼女(カミーラ)を選んでもらわなくては困る何かがそこに/ウエイトレスの名札を見て「私の名はダイアン」しかしダイアンは別人?/ベティが手にした青い箱。家に持ち帰り、ベッドの上に置いた瞬間にベティの姿は消える。この物語で真相に気付いていないのはリタだけだったかのように/「ウインキースに来るのは夢だった。2回も夢に出てきた」それは夢ではなくて前世?その後、男はレジの方に立つ役に入れ替わり/カミーラ「これで終りにしましょ」/自殺に追い込む老夫婦。冒頭、何故かベティをロスに送り届けた時点で既に笑っている/冒頭で謎の後姿の男。その後、電話を掛けた先はダイアンの部屋だった/リタが記憶を失う前はダイアン?であれば、あの暴走が無ければ本来あそこで物語は終っていた?/マルホランド・ドライブは実在する。若者たちが暗がりを暴走することで有名な道/「キャスティングをやり直したかったんだろ?・・・他は変えなくて良い。しかし彼女だけは思う通りにはならない・・・」/殺しを依頼するダイアン。ウエイトレスの名札には“ベティ”と/「良いのか?・・・取り返しはつかない」取り返しはつかない。一度始めたら目的を成就するまで、“彼女”だけキャスティングを変えて、何度でも物語は繰返し続く/監督を変えましょうか?・・・中止にしましょうか?・・・それとも全てを中止しますか・・・? 【イマジン】さん 10点(2002-09-19 19:07:37) |
2.「マルホランドドライブ」はリンチの集大成的作品といえるでしょう。リンチの映画は一種の妄想です。まぁ映画そのものが映画作家の妄想であることも確かなんだけど、リンチの場合はそのことを明確に主張しているように僕には思える。この映画のすごいところは、リンチの妄想という土俵の上でさらに妄想的な世界と現実的な世界が入り乱れているにも関わらず、メインストーリーがしっかりと成り立っていることである。前半はマルホランドドライブの境界に入り込んだカミーラが妄想の世界に迷い込んでいるというのが僕の解釈だけど、観てる時には全くそのことに気がつかない。逆にカミーラの存在に違和を感じてしまう。箱を明けたところで妄想的世界が終わり、その後に「以前の」物語が始まるんだけど、それまでの流れと一変して激しい展開になる。これが実は現実的世界で、この物語の軸となるのは、ダイアンのカミーラへの強烈な恋心である。この「恋」への執心と現実の違いに対する嫉妬、憎しみ、絶望がダイアンの中の世界を歪ませてつくらせた物語が前半の妄想世界だと僕は思う。最後にカミーラはダイアンの雇った殺し屋に殺られそうになるんだけど、不意の交通事故で助かって最初のシーンにつながる。とにかくこの作品のストーリー展開と映像にはもう観ている最中から興奮しまくりました。(レズシーンだけじゃない!?)それはリンチの奇妙に捻れた映像感覚が僕らの内面の捻れに共鳴しているからなんだと思う。そして観終わった後に、この物語の核がダイアンの恋心であり、それがとても哀しい「ラブストーリー」なんだって気がついた時には妙に心が揺さぶられるものがあったのです。「マルホランドドライブ」は、リンチのベスト作品だと思う。ついにここまで来たか…っていうのが素直な感想。 |
1.いやはやこれ、初めてコメントを書き直しました。2度、3度見るとどんどん色んな点に気がついていくような気がします。3度見た感想では、これって二つの世界が同時にパラレルに存在している。それは、どちらが現実で夢というのではなくて、両方とも現実なんだけど存在世界が違うと。しかし、双方の世界が重なる瞬間があの事故によって生まれた…。リンチはそれを微妙にブレンドし、ブルーボックスをキーアイテムとし、時間軸を操って見事にひとつの作品に仕立て上げたという。僕なりの解釈ですが。しかし、その中にもいくつもの不条理な場面が夢のように混ざり合うことによって更に耽美的な世界観が生まれているような気がしました。深いですね・・・ 【SHU】さん 10点(2002-03-06 11:13:42) |