77.見終わった後、こんなに絶望感にさせる映画ってなかった。いつでもどこでも、戦時下では「死神」が牙を剥く。戦争には、絶望の現実しかない。戦争映画の傑作。潜水艦映画の代表作。しかし2度は見れない。 |
76.ラスト以外、だるすぎ。音楽はとても良かった |
75.幻想という名の希望、現実という名の地獄。血と汗と糞尿とオイルに包まれた航海日誌。今日も青い地球が赤黒く染まる。 【紅蓮天国】さん 6点(2004-05-27 20:40:07) |
74.自分も潜水艦にいるような雰囲気を存分に楽しめる重苦しい緊迫感。この映画から重厚なパワーを感じる。 【モチキチ】さん 8点(2004-05-16 07:03:17) |
73.6話構成の5時間の完全版を観ましたが、あっという間に観れました。 大した戦闘もなくてたった二機を撃墜したにすぎないし、大きなストーリー展開もジブラルタル越えくらいで潜水艦内の日常を追っているだけなんだけど、非常に息が詰まるような人間ドラマが繰り広げられている。 熱気、緊張感、緊迫感、閉塞感はハンパなく、その中には言いようもないいらだち、空虚さ、やるせなさがにじみ出ている。 また「音」による恐怖を効果的に使用している演出も素晴らしい。死線を乗り越えた後のあのラストには戦争に対する強い憤りを感じる。 【六本木ソルジャー】さん 8点(2004-05-13 23:12:13) (良:1票) |
72.潜水艦映画では、最高傑作であります。ちと、時間が長いですが・・・ 【ボバン】さん 8点(2004-04-15 00:09:56) |
71.潜水艦という異様な現場での恐怖感などは出ていたと思うが,3時間超という長丁場を乗り切るだけの魅力には乏しかった。特に序盤からの2時間は見せ場も少なく魅せるストーリーではない。中弛みしてしまった。 【北狐】さん 6点(2004-03-10 10:04:31) |
70.重苦しい潜水艦の中の雰囲気がすごくうまく表現されてた。観てる自分も息苦しくなって、映画終わった後、深呼吸してもーたもん。 誰が誰かよーわからん所もあったけど、映画のほとんどが潜水艦の中の撮影でこれほどあきずに観れるのはすごいと思う。少し古い感じがするのも、戦時中の潜水艦の雰囲気が出てて逆に味があった。 音楽もいわゆるハリウッド的な感じじゃないとこが逆に新鮮でよかった。映画館で観たかったな~。 【なにわ君】さん 10点(2004-03-09 02:50:21) |
69.公開時、劇場で見ましたが自分的に「ドイツ製」というイメージが先行しすぎたようで、意外と散文的であっさり味なのが、ちょっと物足りなかった感じ。皮肉なラストシーンも言いたいことがはっきり分かりすぎかつ、ちょっと唐突な気がします。 ただドイツが作った潜水艦映画ということで非常に興味深い作品だと思います。 【シン】さん 6点(2004-03-04 20:39:44) |
68.ハラハラするね。潜水艦かっちょいい。 【仮面の男】さん 9点(2004-02-23 12:22:19) |
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67.この作品、なぜか今まで観る機会が無く、23年も経って始めて観た。評判通りの秀作でした。狭く、暗い潜水艦内で悪戦苦闘する名も無き戦士たち。おまけに、相手の船も一度もはっきり表現せず、潜水艦内の閉塞感と孤独感を大変よく表現できていた。実際、艦長以外ほとんど名前が出てこなかったような・・。でも考えてみれば、戦争中99%の兵士は、名も無き戦士だったはず。まさに、あの懐かしいアニメのセリフ『・・。命をかけて歴史をつくった影の男たち。だが人よ 名を問うなかれ。闇に生まれ、闇に消える。それが・・・』を思い出しました。 |
66.冷たい海の中で、勝算の無い命令を死にもの狂いで遂行していった無名の男達の物語。狭い艦内には駆逐艦のソナー音とスクリュー音、爆雷の衝撃が突き抜ける。物語は何の誇張も美化もなく、艦内は緊張と弛緩で満ちあふれている。そして虚しいばかりのエンディング。これほどまでに虚構を廃した潜水艦映画を私は他に知らない。文句無し。黙祷。 |
65.初めて見たとき私は映像に釘付けになった。油、海水、髭、正気と狂気、生と死。そしてほっとさせられた帰還と呆然とさせられたエンディング。少年に大きな影響を与えるには十分な映画だった。最近になって完全版を見た。やはり感想は変わらなかった。 |
64.何故かあまり緊張感を感じなかった・・? 【亜空間】さん 7点(2004-01-27 16:13:17) |
63.艦長の男気が素敵だった。最後のUボートの沈没を見届けてから自らも果てるとこなんて素敵過ぎ。元々輸送船なんかを攻撃するUボートであえて天敵の駆逐艦とやりあうなんて素敵、だけどやりすぎ。一応乗組員の命も預かってるわけで。やっと帰還したのに殺すなんて、さすがドイツ帝国。 【スルフィスタ】さん 8点(2004-01-22 19:32:59) |
62.後半海底に不時着してからはそこそこ面白かった。 全編のほとんどが室内の暗い空間だったため、照明とか工夫されたんだろうな~と思う。懐中電灯の光だけ、というシーンが結構あったのでね。 また、敵艦から攻撃されても、戦闘シーンはほどほどに、映画のほとんどは艦内の様子ばかりを映し出していた。 だから内部の人間関係や乗組員の死というものを間近にしての心情の変化などをつぶさに表現できていたと思う。その点は斬新だったのでは。ラストに一気に金をかけたという感じだったけど、結末にはむなしさだけが残ったね。 |
61.潜水艦映画の中では、最も現実感に溢れていて秀逸。Uボートの詳細な構造、その戦いぶり、乗組み員の生活などが良く分る。<眼下の敵>とは異なる捉え方をしている。苦労して部下を連れ帰った艦長(ユルゲン・プロホノフが好演)は、最後のシーンで何を考えていたのだろうか。 【チャロ主】さん 10点(2004-01-05 13:12:25) |
60.緊迫感、臨場感、高揚感、虚無感。この映画1本でそのすべてを体感しました。これほど一体感を感じる映画はそう多くはありません。重低音のきいた音楽はこの作品の大きな力になっていると思います。そして荒波を越え海中に潜伏するスリルは海洋アクションとしてもかなりの傑作。しかしラストを見た時、これは戦争なのだということを実感させられました。戦争映画というとドイツはどうしても、ヒトラーやナチスのイメージが強いせいか悪者的役割になってしまいます。けれど彼らもまた勇敢に戦った軍人であり死を恐れる人間だったと思います。そのドイツ映画であるこの作品は、他の戦争映画に比べるといまいち知名度が低いのが残念です。もっと広く知られてほしい作品だと思います。 【ピンク】さん 10点(2004-01-02 15:39:59) (良:1票) |
59.U・ボート、全乗組員4万人中3万人が戦死したという。きっと今でも、かなりの数の乗組員が潜水艦内に閉じ込められ、海底の奥深く戦没したままでいるのでしょう。本作はリアリティ溢れる演出と共に、厭戦感を漂わせた作風が素晴らしく、見応え充分な戦争映画に仕上がっている。しかも、潜水艦という逃げ場のない特殊な状況の中、心身共に極限状態に追いつめられていく乗組員の様子が、十分過ぎるほど観客に伝わってくる。また、サスペンス描写も特筆もの。とくに米駆遂艦が真上を通過する時の、息を潜めた艦内の物凄い緊迫感! ! 静寂から一転して爆雷の雨あられ。勇壮だが哀感溢れる音楽も忘れがたい。急転直下のラストも絶品。これが戦争なんだ! ! …ということをペーターゼン監督は訴えているのでしょう。まさに戦争映画の傑作です。 【光りやまねこ】さん 10点(2003-12-29 00:57:57) (良:1票) |
58.「海の悪魔」と称され、連合軍から恐れられたドイツ海軍のUボートだが、実戦では例外なく過酷な状況下におかれていたと聞く。本作ではその様子が見事に描き出されている。薄暗く澱んだ艦内には陰鬱な雰囲気が漂い、不気味な静寂と併せて「戦場」を実感させる。敵の駆逐艦との戦闘場面の描写は秀逸で、観るものをどんどん息苦しくさせていく。緊張感と閉塞感が存分に表現され、極限状態のサブマリナー達の様相が類を見ないほどリアルに描き出されている。精神的な重圧、戦いにかけるプライド、死への恐怖・・・疲労困憊で憔悴する主人公達に、はからずも感情移入してしまう。困難な任務の後にようやく辿りついた所でのあっけないラストは余りにも悲しく空しい。潜水艦を舞台にした作品は他にも諸々存在するが、本作に比べればどれもストーリー・描写・迫力ともに及ばない。軍記物の中では屈指の一本、もしかしたらマイ・ベストの作品。 |