5.金に困り切羽詰まった男が子供を誘拐してなんとか切り抜けようとする模様をリアリティーに演じた萩原健一が力演。何も知らずにその犯人を父親として慕う女の子や派手さの微塵も無い、素の奥さんを演じた小柳ルミ子が哀れでした。 【白い男】さん [地上波(邦画)] 8点(2015-06-08 15:24:37) |
4.《ネタバレ》 公開当時既に、読売新聞社の言い訳じみた報道協定の「精神に違反していない」という言い方には、共に見た友人ともども納得できなかったが、今見てもそれは変わらない。警察がガセネタを掴まされていたり、勇み足をしていたら、この人達はどう言い訳するんだろう?
誘拐犯のショーケンが、だんだんと追い詰められていく様が実にリアル。「神は細部に宿る」などと言うのとちょっと違うかもしれないが、さらった子供を持て余して追い詰められたショーケンの、小銭のなくなる描写は見事。人を追い詰める神(あるいは悪魔)って、こういう下世話で俗な所から攻めてくるものなんだよなあ、と思う。
この犯人の焦燥と、鏡のように同様に焦燥している被害者両親の、双方の不幸を見事に描いたこの映画、「報道」をその描写ごと取り払って『誘拐』として再編集したら、より良いと思う。 【Tolbie】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2013-09-29 21:55:54) (良:1票) |
3.ラストシーンは泣けましたね。ああこられては、もう無条件でしょう。。。子役の高橋かおりちゃんもいつのまにかオトナになりました。 |
2.この映画、本来ショーケンじゃなく優作にオファーがあったそうですね。子供を誘拐する役なんてしたくない、と断ったそうですけど…。しかし、ショーケンの迫力はピカ一。優作は不器用な奴だから、82年当時では、まだあそこまでの怖さは出せなかったでしょう。ショーケンのあの怖さはほんまもんだなと思います。あっぱれっ! 【けんずぅぃ~】さん 8点(2003-05-17 12:55:27) |
1.ショウケンが良いです。珍しく誘拐犯の家族を描いた作品で、ラストのカメラマンの選択も納得です。それにしてもそこまでやるか池波志乃!!熱演は分かるんですが、食らいついて離さない姿が一番怖かったです・・・? 【イマジン】さん 8点(2002-02-01 12:25:36) |