4.社会問題を扱うならドキュメンタリーで十分。どれも断片的でまとまりが無く、説明不足でよくわからないし、中途半端。コレは映画なんだからもうちょっとストーリー性が欲しいところ。 |
3.この監督ならではの丁寧な作り。子供たちを取り巻く問題山積な環境だけでなく、ダニエルとその父親・恋人と彼女の息子、家族関係の描写もうまい。子供は周りと一丸になって育てなくちゃね。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-03 21:54:45) |
2.貧困からくる大人たちの心の荒れ、そしてその犠牲となる罪無き子供たちを救うために奮闘する教師の物語。教師と子供たちの関係よりも子供たちの親との関わり、福祉課の役員との関わり、さらにはその上の政府との戦いが描かれ、そのうえ教師の家庭における親としての問題を描いてゆくことで非常に多面的に教育の理想と現実を見せてゆきます。希望らしい希望というのは描かれず、ひたすらに答えの見出せない現実を目の当たりにします。しかし、祭りを彩った子供たちの作ったカラフルなペットボトルの飾りつけがモノトーンの町並みを元気づけ、陽の光や子供たちの笑顔が確かなる希望を演出していた。地元のアマチュア俳優や園児たちの自然な演技が、ドラえもんさんのおっしゃるようにドキュメンタリーさながらのリアリティを創造していました。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-09 11:59:25) |
1.舞台はフランス北部の、とある小さな町の幼稚園。園長であるダニエルは、同棲中の恋人の息子が、なかなか懐かない事に悩みを抱えている。この作品は、その彼の周囲で起こる様々な出来事、例えば園児たちの家庭環境の劣悪さ・貧困・治安の悪化・弱者を切り捨てる社会等々と言ったことを通して、フランスの教育・福祉の現状の有り様を問いかける。出演者全員が自然な演技で、とりわけ子供たちが素晴らしい演技を見せてくれ、一種のドキュメンタリー・フィルムと見紛うほどだが、それだけに胸に迫る思いは強く、この未来ある子供たちの幸せを祈らずにはいられない。 【ドラえもん】さん 8点(2002-02-03 15:16:22) |