4.今から150年ほど前の明治元年に出版された自伝小説の映画化。題名と内容は何となく知っている程度で、こういう話だったのか、中々よくできているなあというのが第一印象。当時のアメリカにおける女性の価値観や立場・扱いが垣間見えて風俗モノとしても興味深い。津田梅子や山川捨松はこういう社会に足を踏み入れたのだなあなどと考えてしまった。4姉妹各々の生き方に人生色々と感じてしまうが、エンディング時点でまだ人生の1/3程度。今後話は学園モノとしてまだまだ続くようで、これから人生の悲哀・試練・その他諸々が待っているんだろう。という点においてはまだ序章に過ぎず、4時間ぐらいかけた長編モノとしての映像化に期待したいところ。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-13 10:40:24) (良:1票) |
3.引っ張るべきところをバッサリ切り、バッサリ切るべきところを引っ張るという困った脚本。よりストーリーを端折ってるはずの46年版の方が話が分かりやすいという皮肉。色使い&照明も好きになれず。この映画の色使い、照明、部屋の装飾、小道具、外の風景…などは、リアルかもしれないが、華やかさに欠ける。下手すりゃ刑事モノの映画っぽい。これに比べて46年版は、なるほど、いかにも作り事の世界ですよって感じでリアルさは無かったかもしれないが、とにかく華やかで目に楽しい。人によっては可愛らしく見えるらしいキルスティン・ダンストも私にはモンスター。ローリー役も、どこか「さえない二枚目」という感じの今作よりも、「カッコイイ三枚目」という感じの46年版の方が、同性の私から見れば好感を持ちやすい(女性から見ればまた違うかも)。ヒロインのウィノナ・ライダーは美しいが、46年版のジューン・アリスンのような愛嬌がない。そもそも美しさにしたって46年版のエリザベス・テーラーには流石に敵わない。同性からも好感を持ちにくい教授の顔も問題あり。総合的に46年版の方が絶対にいいと思えました。 《付け足し》失礼、46年ではなく49年でした。 【バーグマンの瞳】さん [地上波(字幕)] 5点(2014-10-19 19:17:49) (良:1票) |
2.この映画は原作者の自伝的な物語。内容は平凡な日常生活を淡々と描いただけの物語だが非常に面白い。映画とは、大冒険や悪を倒すだけが面白さの全てではないと思わせてくれる。 クレア・デーンズとウィノという明と暗の二人を観る事も考えさせられるし、家族一人一人の行動と考え方は非常に平凡なのだが、だから登場人物に自分を投影させて共感できることも多かった。 久しぶりに人間をしっかりと見ることができた貴重な映画。 【花守湖】さん 9点(2003-10-14 19:43:57) (良:1票) |
1.私が見たのはこれが3本目。カラーで旬の女優で母親のS・サランドンが良くて、と見所は十分。ただメグとジョーの役は交換してもいいかも・・C・ディーンズは健康で元気そうで死ぬには似合わず、それより線の細そうなウィノアのほうが似合いそう。 【キリコ】さん 7点(2003-05-24 14:38:42) (良:1票) |