6.《ネタバレ》 45年ぶりのリメイク。三女と四女の役回りが変わっていて違和感を感じたけど、こちらの方が原作基準のようですね。'49年版との比較が多くなるけどご容赦を。 その時々に起きるエピソードはゆったりなんだけど、全体的にどこか説明不足感・駆け足感を感じるところは、前作同様に気になったかな。前作はジョーが家を離れてからの後半部分、本作は前半部分に駆け足感を感じました。もし本作を先に観ていたら、'49年版は『ずいぶん前半部分が長いな(約90分)』って思うかも?'49年版を先に観た私は逆に『ずいぶん早く後半に入ったな(約70分)』って。
クリスマスの買い物から朝食のエピソードって、四姉妹それぞれの考え方や好み、姉妹の結束を知る上で重要なパートだと思っていたから、端折られていてびっくり。その代わり失敗エピソードや姉妹喧嘩が生々しく感じるのは、今風な感じ。原稿を燃やすエピソードはショック。 またローリー以外の男性陣の描き方が端折られてる風に感じた。お父さんは突然帰ってくる以外、コレといった出番なし。お父さんの手紙で出てくる-Little Women-“小さなご婦人”が-Girls-“娘たち”に。家庭教師ブルックとメグの関係。教師に手を打たれるエピソード。ローレンス老とピアノが結ぶ友情。むむむ…骨格は一緒だけど肉付きは別物だぞ。 一方でローリーの出番が増えたようで、幼いエイミーとのキスの約束とか、後に繋がる創りが綺麗。…なんだけど、ローリーいつもヘラヘラしてるから、女なら誰にでも同じ事言ってそう。そう思わせない意味でも、エイミーを2人(幼少期キルスティン→成長後サマンサ)にしてるのかなぁ?
私は、セット感が強くて古臭いけど解りやすい前作のほうが好きだけど、舞台劇っぽさを減らし、観る人が共感できるよう、登場人物をより等身大の人間に描いた本作の魅力も捨てがたい。これ、先に観た方を好きになるのかもね? 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-09-17 11:40:38) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 4姉妹の青春物語、三女と四女が入れ替わったリメイク版。ヒトミの大きなウィノナ・ライダー、少女のようなクレア・デインズ、子役のキルスティン・ダンスト、若きクリスチャン・ベイルなど豪華俳優競演。1949年版と同様に、冗長な前半よりも次女の仕事と恋に変化がある後半の展開に引き込まれた。あらすじが分かってても感動できるハートウォーミングな名作。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-03-22 19:53:00) (良:1票) |
4.今から150年ほど前の明治元年に出版された自伝小説の映画化。題名と内容は何となく知っている程度で、こういう話だったのか、中々よくできているなあというのが第一印象。当時のアメリカにおける女性の価値観や立場・扱いが垣間見えて風俗モノとしても興味深い。津田梅子や山川捨松はこういう社会に足を踏み入れたのだなあなどと考えてしまった。4姉妹各々の生き方に人生色々と感じてしまうが、エンディング時点でまだ人生の1/3程度。今後話は学園モノとしてまだまだ続くようで、これから人生の悲哀・試練・その他諸々が待っているんだろう。という点においてはまだ序章に過ぎず、4時間ぐらいかけた長編モノとしての映像化に期待したいところ。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-13 10:40:24) (良:1票) |
3.引っ張るべきところをバッサリ切り、バッサリ切るべきところを引っ張るという困った脚本。よりストーリーを端折ってるはずの46年版の方が話が分かりやすいという皮肉。色使い&照明も好きになれず。この映画の色使い、照明、部屋の装飾、小道具、外の風景…などは、リアルかもしれないが、華やかさに欠ける。下手すりゃ刑事モノの映画っぽい。これに比べて46年版は、なるほど、いかにも作り事の世界ですよって感じでリアルさは無かったかもしれないが、とにかく華やかで目に楽しい。人によっては可愛らしく見えるらしいキルスティン・ダンストも私にはモンスター。ローリー役も、どこか「さえない二枚目」という感じの今作よりも、「カッコイイ三枚目」という感じの46年版の方が、同性の私から見れば好感を持ちやすい(女性から見ればまた違うかも)。ヒロインのウィノナ・ライダーは美しいが、46年版のジューン・アリスンのような愛嬌がない。そもそも美しさにしたって46年版のエリザベス・テーラーには流石に敵わない。同性からも好感を持ちにくい教授の顔も問題あり。総合的に46年版の方が絶対にいいと思えました。 《付け足し》失礼、46年ではなく49年でした。 【バーグマンの瞳】さん [地上波(字幕)] 5点(2014-10-19 19:17:49) (良:1票) |
2.この映画は原作者の自伝的な物語。内容は平凡な日常生活を淡々と描いただけの物語だが非常に面白い。映画とは、大冒険や悪を倒すだけが面白さの全てではないと思わせてくれる。 クレア・デーンズとウィノという明と暗の二人を観る事も考えさせられるし、家族一人一人の行動と考え方は非常に平凡なのだが、だから登場人物に自分を投影させて共感できることも多かった。 久しぶりに人間をしっかりと見ることができた貴重な映画。 【花守湖】さん 9点(2003-10-14 19:43:57) (良:1票) |
1.私が見たのはこれが3本目。カラーで旬の女優で母親のS・サランドンが良くて、と見所は十分。ただメグとジョーの役は交換してもいいかも・・C・ディーンズは健康で元気そうで死ぬには似合わず、それより線の細そうなウィノアのほうが似合いそう。 【キリコ】さん 7点(2003-05-24 14:38:42) (良:1票) |