5.《ネタバレ》 この映画を観ると、あのやりすぎ感のあるプライベートライアンの冒頭部が、実に映画的に演出されたシーンだったことがわかります。基本的には誰が誰だかよくわからない人たちが延々と同じような戦闘を繰り返すだけの映画で、正直ただただ疲れるだけの映画です。ただ、たとえば途中2人だけでヘリから降りて戦闘するデルタの2人も(映画の演出に見えて)実話なわけで、基本手的に実話に沿って撮ったからこそ、この混沌と疲労があると考えるとある意味これも正しいのかな、と思わないではないですが… 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-23 11:33:58) (良:1票) |
《改行表示》 4.つまらなくはない。 下を見ると映画批評じゃなくてアメリカ批判をしている人が多々見られるが、このHPは映画のHPですので、国際議論のBBSにでも行ってくださいな。 【海野やよい】さん 6点(2004-02-29 23:33:00) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 先日西アフリカの少年兵を主人公にした本を読んで激しい衝撃を受けた。そこはまさにこの世の地獄。あまりのことに泣くことさえできなかったし、どうするべきなのか見当もつかなかった。内戦に翻弄される貧しいアフリカ諸国の事情は非常に複雑で予測が難しい。そんな国のひとつであるソマリアに軍事介入したアメリカ兵のお粗末な作戦を描いたこの映画、レビューを読むとブッシュ大統領が好きな映画だとの事だが本当なのか?だとしたらやはり彼はサイコヤローだとしか思えない。とにかく全編休む間もなく銃撃に継ぐ銃撃に継ぐ銃撃。見終わっても耳鳴りがする程の絶え間ない銃撃、話しはそれだけである。「こんなんなっちゃって一体どうやって収拾するんだよー!」と見ながら疲れ果ててしまったが、結果は何の成果もなし。ただ殺し合って撤退しただけである。この馬鹿々しさ。大げさなドラマもヒューマニズムもない分むなしさや恐ろしさが強まり、リドリー・スコットの意気は感じるが、映画として面白いかと言えば面白くなかった。ただ、小泉総理はこの映画を見て自衛隊を派遣するってことはどう言うことなのか良く考えろ!と思った。これ見て逆にヤル気になるようなサイコなら辞めさせるべきでしょう。とても命は預けられない。 【黒猫クロマティ】さん 6点(2003-11-21 11:29:38) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 「何物も残すな。」の命令がリスクマネジメントを欠いていた悲劇ですね。素人が鉄砲撃つだけだから防弾チョッキで充分で、死体でも残した日には蛮人の餌になってしまい、家族に説明がつかないとの意識からの指令だったのでしょうが。多くのソマリア人には市場の真中で突然戦闘が始まりおろおろしていると空から機銃弾の雨が降ってくると言う悪夢の日だったでしょう。結局は一人だけ傷ついて捕虜になった操縦士とソマリア人の指導者の一人とのベッド脇での対話だけが救いです。欧米流のスタンダードが普遍性を持たないことの啓蒙にはならないのでしょうが。 【たいほう】さん 6点(2003-11-11 17:31:44) (良:1票) |
1.“戦場映画”という触れ込みだけあって、それはそれは視覚的に良く出来ている作品で、その臨場感たるや、我々観客ともども戦地に放り込まれたような感覚に陥るほど。しかし要はそれだけのこと。ブラック・ホークが撃墜されたあと市民が次々と襲いかかるシーンなどは、「アラモの砦」でのインディアンのそれと酷似していて、アメリカ映画お得意の伝統ともとれるが、それら全編に渡る戦闘シーンは、凄まじさを通り越して滑稽ですらあるのは、そもそもわざわざ敵陣にやってきて絶望的な戦いを強いられる破目になったのも、相手を見くびった事に拠る米軍の傲慢さに他ならないからだ。「俺が死んだら妻や子に、勇敢に戦ったということを伝えてくれ・・・」「自分で言えばいいだろぅ」という戦争映画お定まりのセリフを用意するあたり、本作を見る限り被害者意識だけは十分だが、作戦の失敗の本質がなんら見えてこない。 【ドラえもん】さん 6点(2002-05-19 16:30:15) (良:1票) |