《改行表示》 6.《ネタバレ》 ケヴィン・スペイシーも良かったのですが、ジェフ・ブリッジスがかなり良いですね。 今作の主役はどちらかと言えばジェフ・ブリッジス。 さて、今作のように、結末・真相に白黒はっきりつけないタイプは、相変わらず自分とは相性が悪いようです。 とは言え、まだ学会で発表されていない、それどころか解明もされていない謎まで解き明かしちゃっているわけですから、これはもう『プロート=K-PAX星人』と認めざるをえません。 また、『紫外線が見える』『犬の言葉がわかる』というのもK-PAX星人であるという有力な証拠でしょう。 ですので本作で彼が何者なのかをはっきりさせなくても、彼をK-PAX星人として見ることはできます。 問題はそれを周囲が完全に認めないまま、催眠療法という曖昧で安易な方法を用いて真相に迫る展開がどうにも好きになれません。そして映画も、この辺りから急にダラダラしたものになるんですよね。 それに、患者たちが何故それほどK-PAXに行きたがるのか、その説明も不十分で説得力に欠けます。 更に言うなら、みんな精神病に収容されるほど精神に異常をきたしているようには見えません。 この作品自体が、音楽と雰囲気で何となく良い映画っぽくごまかしている印象があります。 それでも中盤までの、特に天文学者たちとのエピソードまでの流れるようなストーリー展開は素晴らしいの一言。 これは二つとない傑作の予感を感じたものですが、それ以降ラストまではひたすら失速。 惜しいです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-12-31 02:45:16) (良:2票) |
《改行表示》 5.《ネタバレ》 スタートから後半までのSF調のミステリアスでサスペンスフルな展開には引き込まれましたが、宇宙人なのか精神異常者なのかどちらとでも取れるようなラストにはちょっとがっかりです。原作未読で作者の思いは分かりませんが、人生の生き方を考えるドラマであればちょっとこの展開は回りくどいように思います。引き寄せられた心の後始末をつけてほしかっただけですが。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-18 20:20:47) (良:2票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 妄想と宇宙人、どちらに決着をつけても疑問が残ったであろうから、見ている人に解釈を任せるという終わり方にしたのは妥当。その見せ方も絶妙で、「ひょっとしたら…」と思わせる引きの上手さがラストにある。 ただ、「現実を見ろ」という単純なメッセージを込めた作品ではなく、病院の患者達に及ぶ影響が「宗教」や「自己開発セミナー」のそれに近く、彼らの変化は必ずしも患者達の能動的かつ自立的な思考から生じたものではないと言う点には留意すべきだと思う。 つまり、人間にとって大切な事は、「客観的な真実」よりも、「主観としての真実」なのだろう。そこに自己欺瞞があるとしても、その弱さを持つのが人間というものなのかも知れない。問題は、それで前向きになった事をどう考えるかという事と、それを本人が自覚しているかどうか。 また、作品としては全体的にちょっと展開がスローテンポなのがマイナス。謎に関しても、「彼が宇宙人かどうか」という点の検証をもっと徹底して欲しかった。無駄なシーンを編集し直して、時間を短め(90分前後)にしてくれれば飽きずに最後まで見られたはず。 そういう意味で、傑作と言うには、今一歩、何かが足りてない。惜しい。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-01-03 21:33:42) (良:2票) |
3.最終的に何が事実であるのか、様々な推論をかきたたせてくれる映画。私的解釈は今後も7月27日に他人格に変わる多重人格者。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2003-06-12 21:49:59) (笑:1票) |
2.催眠療法でのシーンが長くて「ちょっとくどいなぁ、もう、これ以上はこっちが眠ってしまうぞっ」てところで急展開をもってくるあたり、うまい!思わず身を乗り出してしまいました。 他人の身の上話って興味があるし、謎々みたいな展開にはなおさら答を知りたいっていう、人の好奇心を上手く利用してストーリーを運んでるなと思いました。 精神病患者のピュアな部分の描写が涙するほどいいですね。 ケビンが体験した悲惨な事件のシーンには胸が締め付けられる思いでした。 【solo】さん 6点(2003-06-12 21:22:55) (良:1票) |
1.おもしろかった~途中までは・・・おもしろくー恐くーえっ?ってなった。最後は意味不明・・私的にはいなくなってほしかったのにぃ~見る人に勝手な解釈をさせるのがもくてきかぁー(*_*)やだー解釈できんよーだれか教えて~(>_<) 【ゆき】さん 6点(2002-10-28 18:32:24) (笑:1票) |