5.被爆者たちの「その後」の日々が白黒の映像で淡々と綴られていく。穏やかな日常のなかで、背景音楽のように発症の不安が重苦しく淀んでいく。ついに来るべきものが来たとき、見る者の眼も恐怖で凍り付く。「正義の戦争より、不正義の平和の方がいい。」という言葉には単純に賛成できないが、心を揺さぶられずにはいられない。日本人なら必見。同じテーマの作品で「純愛物語」、「せんせい」も佳作。 【駆けてゆく雲】さん 8点(2004-03-30 21:51:43) |
4.トリビア:「ブラック・レイン」と同じ1989年の映画。 |
3.「何故、戦争はいけないと思う?」その答えが、実にシンプルに描かれている。アチコチから理屈を引っ張って来て、朝から晩まで議論する必要なんて無い。そう思わされる。 【ぽろぽろ】さん 9点(2003-08-07 11:06:56) |
2.「正義の戦争などあるものか!」というセリフに衝撃を食らった。原爆の映画の中ではとても良い作品だと思う。 【ゆい】さん 8点(2003-06-29 18:20:16) |
1. ビデオ表紙の「死ぬために生きているのではありません」というコピーに引かれて借りた。 原爆投下後の広島のシーンが、凄まじい。白黒なのでホラー映画のようなグロさから一線を画し、冷静に悲劇と向き合える。 原爆症で、登場人物が一人ずつ、静かに死んでいく描写が、個人の小さな幸せを笑って国家の大義を通すことへの監督の問いかけを感じさせた。 「正義の戦争より、不正義の平和のほうがマシ」という台詞が、今でも私の中で引きずっている。 【たまお2】さん 9点(2003-05-15 00:20:04) (良:1票) |