12.《ネタバレ》 アクション映画ファンとしては結構好きですねー、この映画。 ジャック・スレーターの活躍と映画少年の掛け合いがおもしろい。 映画としては反則技ともとれる設定ですが、たまにはこんなのがあってもいいでしょう。 そしてこの役柄にシュワちゃんがばっちりハマってました! 2,000円くらい(レンタルなら数百円!)で色々な世界を見せてくれる映画ってのは素晴らしいですね。 【ろにまさ】さん [地上波(吹替)] 7点(2013-01-22 11:14:00) (良:2票) |
11.《ネタバレ》 「映画の中に入り込む映画」という、非常に夢の有る一品。
といっても、メルヘンな香りは控えめであり、主人公も「白馬の王子に恋する女の子」ではなく「タフガイ刑事に夢中になってる男の子」って辺りが面白いですね。 作中には色んな映画の小ネタが散りばめられているし、それらの元ネタを知った上で鑑賞すると更に楽しめるって辺りも、非常に男の子的で、オタク的。 「強くてカッコいいのに、どこか惚けた魅力が有るし、深刻に悩む姿も似合う」という、アーノルド・シュワルツェネッガーの魅力が存分に描かれているって意味でも、大満足の出来栄えでした。
特に感心させられたのが「映画の世界と現実の世界、二つの世界を舞台にしている」って設定ならではの面白さが、きちんと描かれている点ですね。 主人公のダニー少年が「自分が『ヒーローの味方』なら危険なスタントをしても成功するけど『コメディの脇役』なら失敗してしまう」と、映画世界の法則について考える場面なんかは、特にお気に入り。 こういう映画の場合(主人公は幼い少年なんだから、アクション映画の世界では殺されないはず。つまり、緊迫感が生まれない)って流れになりそうなものなのに、それに関しては「劇中映画の『ジャック・スレイター』にて、ジャックの息子が殺される場面を描く」「つまり、主人公のダニー少年も映画の世界だろうと死んでしまう可能性が有る」と序盤の段階で示し、問題点を解決している辺りなんかも上手い。
悪役のベネディクトが魔法のチケットを使う際に「トワイライト・ゾーン」の音楽を流したりする演出も良いですね 確かにベネディクト目線なら「自分が映画の中の住人だと気付いた男の物語」となる訳で、如何にも「トワイライト・ゾーン」的だなと納得。 終盤、それまでの明るかった映画世界から一転して、暗い現実世界へと舞台転換する訳だけど、その際にベネディクトが「売春する女」「靴を盗む為に人を殺す男達」という現実世界に呆れ、こちらの方が悪人にとって住み心地の良い世界なんだと悟る流れも、皮肉な味が有って良かったです。
難点としては…… クライマックスで登場する黒衣の死神について「皆も『第七の封印』くらいは知ってるよね?」とばかりに、説明不足のまま、さも当然のように描いてる辺りなんかは、流石に気になりましたね。 映画の中で撃たれた際は「防弾チョッキの御蔭で助かった」という描写であったにも関わらず、ダニー少年が「映画の世界に戻れば、撃たれたジャックは助かる」と考え、事実その通りになってしまう辺りも、観客が置いてけぼりな感じ。 後者に関しては特に致命的であり、そういう展開にするのであれば、序盤で撃たれたジャックが助かる理由も「こんなの掠り傷だ」と言ったりして、防弾チョッキなどには頼らず、もっと明確に「映画の世界なら撃たれても平気」と伏線を張っておくべきだったと思います。
そんな具合に、作り込みの甘さも目立つんだけど…… 基本的には好きな映画だし「長所」というよりは「愛嬌」が目立つという、どうにも憎めない作りでしたね。 ラストシーンにて「俺はもう人を撃ったり、家を叩き壊したりするのはゴメンだぜ」「生まれ変わるんだ」とジャックが語っているのも、当時アクション俳優からの脱却を考えていた(その後、結局アクションの世界に戻ってきた)シュワルツェネッガー当人の姿と重なるものが有り、今となっては味わい深いです。
こんな事を考えるのは不謹慎かも知れないけど、いつかシュワルツェネッガーが完全に映画の世界から姿を消した際には、数多の代表作を押し退けて本作を鑑賞し、ラストシーンで去っていく彼の姿を見届けたいなって…… そんな風に考えてしまう、不思議な魅力を秘めた映画でした。 【ゆき】さん [インターネット(吹替)] 7点(2025-04-07 18:29:01) (良:1票) |
10.お遊びの映画で、アイデアもそう大したものではないが、映画内映画が始まるときはワクワクする。ちゃんとコロンビアのマークが出て「ジャック・スレイターⅣ」となる。これが映画だと納得させようとするあたりがおかしい。街を歩いている人がみんな美人揃いじゃないか、とか、ビデオ屋の受付にこんな美人がいるはずないじゃないか、とか。ターミネーターがスタローンの代表作だったりする。あ、モーツァルト殺した人だ。ドーベルマンが指の合図でピラミッドを組むギャグが好き。最初っからそういう小さな笑い狙いの映画だと納得していれば、それなりに楽しめる。現実のニューヨークが、悪が善に勝つ世界として、反映画的状況として浮かび上がってくる、というテーマもあることはある。俳優と役との関係って、スターが持つジレンマなんでしょう。自分をコケにして立派すぎる役のほうから眺めるおかしみ。「向こう」へ行くと元気になる、ってのに一抹の哀愁があるね。でもこういう映画が作られること自体、アクション映画がこの当時困難になってた、ってことかも。荒唐無稽をそのままスクリーンで展開できず、ひとつ趣向を被せないと観客がシラけるようになってしまっていたのか。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-05-30 12:16:36) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 これ大好きです(笑) 質の悪いハリウッドB級ジョークの固まりというか、それもふくめて大好き。 理由もないのに爆発するし、素手でいろんな物壊すし。
話の筋が結構切ないのに、無理矢理刑事物のお涙ちょうだいストーリーに進んでいく映画世界も切ないのに笑える。 チケットで行ったり来たりって言うのもワクワクするし、仲間内で「オイ!手が痛いぞ!!」とか未だに時々言ってますし。 凄くしんみりしているシーンで、少年がそんなことは良いから早く行こうよ的な台詞を吐くのとか大好きなんですよ。
これ以外の刑事物を見たときに凄く面白いんですよね、ダニーがつっこんでいたとおりに真面目に話が 進んでいったりしますし。服の汚れとか平気で減ってったりしますし。 子供の時に初めてみられて良かったなぁ。
字幕だとめんどくさい上にかなり魅力がスポイルされるので、吹き替え(お勧め)か原語でみるといいですよ。 【黒猫クック】さん [DVD(吹替)] 8点(2009-01-24 18:00:13) (良:1票) |
8.《ネタバレ》 これすごい好きなんです。 シュワちゃん好きなので贔屓点もあるかもですが、単純に面白いっ お決まりなアクション映画の中に自分が飛び込むって言うアクション映画を作ったらどうなるかって正に夢を実現してくれた感じです。 こういう派手なのが面白くない人にはきついかもしれないけど軽く見れば面白いです。 所々にでてくるこのストーリーだからできる受け狙いな小ネタも好き☆ T1000がでてきたときは心躍りました♪ 最後の夕日をバックに車で去っていくシーンは感動物です(個人的に 【ハリ。】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-04-30 20:56:34) (良:1票) |
7.これはなかなか身につまされる映画ですよ~。映画を観ながら、しょーもない薀蓄をそばにいるヒトについつい垂れてしまう悪いクセ、この映画を観てる時にもつい出てしまう。しかしそんな、薀蓄とも言えないしょぼいネタを偉そうに披露している私に、この映画は天に代わってお仕置きしてくれる訳ですな。片っ端から「そんなの常識だよ」とばかり、全部ばらしちゃう。ちょっと恥かきましたよ。というわけで、良い映画だと思います。まあはっきり言って一発企画モノ、ストーリーはグダグダですが、アクションはなかなかカッチョ良いです。しかし、せっかくマクティアナンとシュワが組んだのにナゼ、『プレデター』ネタを出さないのだろう? やはり2人とも恥ずかしいのだろうか?? 【鱗歌】さん 7点(2004-11-14 01:07:20) (良:1票) |
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6.ハリウッドの娯楽性の魅力に溢れた映画なので、エンターテイメント映画が好きな人は存分に楽しめる作品だと思う。映画ファンには嬉しい小ネタが散りばめられている。アクションスターはいろいろいるけど、この役にはアーノルド・シュワルツェネッガーがハマっている。 【鉄腕麗人】さん 6点(2003-10-02 22:14:31) (良:1票) |
5.個人的にとっても好きな映画。適度なパロディー具合や度胸試しとかいって本当にぶつかってしまうシーンがバクショー 【はるまき】さん 7点(2002-08-19 11:57:23) (良:1票) |
4.アイデアが面白い。アクションというよりファンタスティックな作品だった。 【T・O】さん 6点(2001-07-30 10:51:57) (良:1票) |
3.1番面白いと思い1番感動した作品です時折見せるギャグとツッコミが面白い 【宗次朗】さん 10点(2001-06-15 19:26:25) (良:1票) |
2.パロディ作品としてはホットショットを上回ってますな。 【グリマーマン】さん 7点(2001-05-06 20:46:11) (良:1票) |
1.結構・・・っていうか、カ・ナ・リ面白かった!! |