4. 厳しい戦時下で掴んだチャンスを見事にモノにした若き黒澤明のデビュー作。師・矢野正五郎を演じた大河内伝次郎の存在感、ライバル檜垣源之介を演じる月形龍之介の憎々しい演技、大根ながらも猪突猛進な三四郎をフレッシュに演じた藤田進の若さ、全てが素晴らしい。ラストの嵐吹き荒れる右京ケ原の決闘シーンは実際に悪天候を突いての撮影であり、早くも黒澤の拘り演出が観られる。この後5回もリメイクされるが、どれも黒澤版にはダイナミックさに於いて遠く及ばなかったことを言い添えておく。カット版ゆえ1点マイナス。 【へちょちょ】さん 9点(2003-01-18 12:28:57) |
3.黒澤監督の映画は好きだが、この映画はあまり勧められない。古い作品なだけにセリフが聞き取りにくかったり、映像が見えにくかったりする。当時としてはいい映画かもしれないが現在の映画と比較するとやはり見劣りする。 【017】さん 4点(2003-01-05 19:26:35) |
2.最高です。この映画を見ると、和・洋を問わず、今のエンターテインメント映画の元を含んでいます!真理は同じです。カラーではなくハート。でも!日本人で良かった(現在の女性と男性の受け止め方の違いはありますが…)と言える映画です。”クロサワ”と”オズ”は、日本の心の概要を世界に伝える監督だったのではないでしょうか…?おじさんの独り言? 【ても】さん 9点(2003-01-04 21:55:25) |
1.これだけ充実したレビューなのに、この映画が無いことに気付き、投稿しました(笑)。というか黒澤作品では一番好きなのです、これが。内容については私のような者が今更言うことはございません。お約束な話、かもしれないけどやっぱり何度見ても面白い!昔の日本人は・・・、と思うような魅力的な登場人物や、粋な笑いはやっぱり何度見てもいいなぁ♪何とかDVDに出来るくらいちゃんと復刻して欲しい作品です。日本の良い映画を残さないと・・・、ね。 【じゅんちゃ】さん 9点(2002-03-31 02:24:05) |