8.ミュージカル映画は意外とすきで、最近のディズニーのミュージカルアニメもみてます。とくにファンタジーということで、ミュージカルさに不自然さがないのがよかったと思います。ウェストサイドやサウンドオブミュージックはそれぞれはよくできていますが、描かれている状況が状況だけに不自然です。で、男やもめの貧乏発明家、カラクタン・ポッツ(名前も妙。およそ名家の出とも思えない)の彼なりの男の哲学が現代でも共感できます。子供たちの普段の格好は、お世辞にも良いなりとはいえなし。(すす汚れている演出もぐー)。で、貧乏だけども意地もあるし・・・とにかく、子供たちを愛している。やさしい父親像が素敵ですね。OO7の作者、イアン・フレミングが書き、OO7のスタッフが映画化したことはあまりにも有名ですが・・・・後世に残る名画だと思います。キャラクタで憎めないのは、ゲルト・フレーベ(Mr.ゴールド・フィンガー)演じるボンバースト男爵。そして、ポッツのお父さん。公衆電話BOXなみの研究室にこもるへんくつさも面白い。大手のお菓子メーカーのご令嬢に恋をするも、現実もみれる彼はバカな行動はしない。けれど両思いだったので救われたようです。まあ、おとっつあんがつかえた将軍が社長ってオチも当時が戦争があたりまえにおこなわれていたことの象徴でしょうか・・・昔は戦争に行ったヒトでも、気楽なヒトは海外旅行程度にかんがえて長生きしたヒトもおり、昔の戦争は死ととなりあわせとはいってものんびりしとったようです。現代のような熾烈な戦争ではそういうことはもうありえないだろうけど・・・男は夢をもて!というポッツの言葉は力強かった。彼は、いくつものくだらないガラクタと呼ばれる発明で財産をつぶし貧乏暮らしをしていたが・・・もしかすると前の奥さんは逃げ出したのかもしれない。ほんの偶然で飴笛がペットフードで売り出せ財産がつくれる成功に、自身の目的とは違った形だったけど「自分の発明で財をなす」夢は果たせた彼はとてもほこらしげだった。きっと彼はこの後、成功しなくてもまた貧乏になったとしても、これを一生の宝にするに違いないと思う。OO7シリーズは戦いを描いて40年も続いているが、この映画は夢をたったの一度描いただけで、きっとOO7以上に万人に愛されていると思います。 【うーたーまん】さん 10点(2003-01-19 21:00:49) (良:3票) |
7.オンボロ車だったチキチキバンバン号。実は、かつてグランプリレースで優勝した経歴の持ち主だったのです。冒頭で、華々しい過去が描かれていますね。どうも私はその時点で、チキチキバンバン号に感情移入をしていました。やはりこの作品に出てくる子供と同じレベルと言いますか思考回路は同程度なんでしょう(汗)。まっ、ともかくチキチキバンバン号は、往年のビッグレースを勝ってきた強者なんですよ。静かな余生を送らせてあげたいじゃないですか。できれば再度活躍する場なんかが与えられて、みんなから尊敬を受けてもいい立場なんです。だから、溶鉱炉行きが決まったときは焦りましたね。なんとかあの貧乏発明家にお金を作ってもらいたくて応援しましたよ。さてさて、この作品の楽しいところを挙げるとキリがないのですが、キャラに限定すると、発明家のお父さん(子供たちからみるとおじいちゃん)のキャラが愛らしいです。外国に行くといっては、自分の小部屋(電話ボックスのようなもの)に入り込む彼がとてもかわいらしい(笑)。また、製菓会社の社長さんだって笛キャンディーを吹いて喜んでいる。その娘さんだって、子供たちと一緒に海岸ではしゃぎまくっているし、敵国のずっこけスパイ二人組だって、悪者なのに憎めない存在。歌や踊りだけでなく、こういった楽しいキャラクターがいっぱいいるのがいいですね。また、発明家のお父さんがいいのです。子供心がわかって一緒に遊んでくれるお父さん、妙なものも発明しては自分で実験して失敗しているお父さんなんて、ホントにいいなぁ〜って思いますもの。それから、発明家のウチにはお約束的な感じですが、朝食をつくるベルトコンベアーのようなもの(目玉焼きを作ったり、パンを焼いたり)が出てくるのってさらに楽しいですよね♪ 【元みかん】さん 8点(2004-01-27 10:42:04) (良:2票) |
6.「メリー・ポピンズ」を見た後はこれ「チキ・チキ・バンバン」! 夢があって楽しくっておもしろさ満点。明るく健全なホームコメディ・ミュージカル。子どもの心にもどって我を忘れて見た2時間余、テーマ曲の「チキ・チキ・バンバン」がいつまでも耳に残って、歌い出したくなる気分だった。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-05-25 05:35:01) (良:1票) |
5.「メリー・ポピンズ」の4年後に作られた「チキチキ」♪ (アメリカのディズニー映画「メリポピ」はイギリス人のアンドリュース主演、イギリス映画「チキチキ」はアメリカ人のディック・ヴァン・ダイク主演とちょっと複雑) イアン・フレミング原作、アルバート・ブロッコリ製作でチキチキはスーパーカー仕様、デズモンド「Q」リューウェリンやゲルト「ゴールドフィンガー」フレーベが顔をだす007テイストもあります。 ミュージュカル映画にしては屋外撮影や空撮が多くて解放感があり、ノイシュバンシュタイン城でロケしたりとスケールが大きく、同じ年の「オリバー!」同様、アメリカのミュージカルとはちょっとちがったゆったりとした余裕のある作りがOKな人ならエンジョイできそう。 ダイク演じる発明家のパパが明るく魅力的で、バンブー・ダンスも踊ってくれる。 2人の子供たちも可愛く、トゥルーリーのオルゴール人形もコッペリアみたいで楽しい。 「メリポピ」のシャーマン兄弟によるテーマ曲は、あちらを上回るキャッチーなメロディ♪♪♪ 意志をもつチキチキのスーパーぶりを見せるため、途中から「パパのお話」のファンタジー形式にしているけれど、最後にまた…というのも夢があっていいネ。 ダイクは「ナイト ミュージアム」では80才をこえていながらも、まだまだお元気にステップを踏んでいました。 【レイン】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-11-09 00:00:02) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 子供の頃、映画好きの親父に連れられてリバイバル上映で映画館で見ました。家に帰ってからお袋に夢中で映画の話をしていたっけ・・・。その後しばらくしてTVで見た。やっぱり楽しかった。子供の頃誰もが憧れる楽しい発明や、あの楽しい主題歌、海を走ったり空を飛ぶ素敵なチキチキバンバンに夢見心地で夢中で見ていたのを思い出します。その後久しく見る機会が無いのですが、子供の頃にチキチキバンバンに出遭えたことを本当に良かったと思います。子供の頃の楽しい思い出に感謝を込めて8点献上です。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-12-22 11:52:17) (良:1票) |
3.主題歌の「チキチキバンバン」がどうしても「チリチリベンベン」に聞こえてしまって。。。それから便所のイメージが思い浮かぶようになってしまいました。またどうしてもマンガ「猛レース」のほうが印象強いです。マンガのほうに出ていたケンケンにそっくりな人、知ってます。 【バッテリ】さん 6点(2004-02-10 21:57:20) (良:1票) |
2.やはり子どものころ見ました。テレビで深夜2夜に分けてだったけれど、夢中で見たのを覚えています。それ以来、大人になってもテレビで放映するたびに見ています。最後が「夢」だったということは大人になってからわかりました。鈍いです・・・。でもがっかりはしませんでしたねえ。だってあれが現実だったらとんでもない話ですからー。最近は寝物語に子どもに語っているのですが、「鼻の大きな怖い人が子どもをさらいに来るんだよ~」「お姉さんがオルゴールに合わせて人形みたいに踊るんだよ~」の部分が好きらしい(笑)早くDVD借りてあげようっと。 【いかみみ】さん 9点(2003-02-26 09:40:17) (良:1票) |
1. 原作は何と007シリーズのイアン・フレミング!なるほど言われてみれば”チティ・チティ”号の万能さはボンドカーを彷彿とさせる。「メリー・ポピンズ」のシャーマン兄弟はココでも印象的な主題歌等を担当。が、しかし、ケン・ヒューズの監督ぶりは全然ミュージカルの洗練とは程遠く、どーしよーもなくダサイのが致命的。いくらお子様向けでも夢オチはねーだろ? 【へちょちょ】さん 5点(2003-01-23 16:18:30) (良:1票) |