115.佐々さんの当時の記憶が、事実と違っているという証言が多いらしいが、これは佐々さんの記憶に基づいているのだから仕方ない。それにしても、期待外れ感が非常に大きい作品。もう少しシュミレーション的要素が強いと思っていたが、物語は淡々と進むし、何かNHKの出来の悪いドキュメンタリー番組を見ているような気分にさせられた。また、ぶつ切りされた不自然な編集も違和感ありまくり。せっかく大勢のエキストラを動員したのだから、もう少しそれを画面に生かせなかっただろうか。 【ドラりん】さん [地上波(邦画)] 5点(2007-02-18 23:29:34) |
114.当時のことはよく知らないので勉強になりました。警官が死んだのは後藤田正晴の責任でしょう。 【doctor T】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-12-26 02:47:32) |
113.演技の下手な役者が多い。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 3点(2006-09-18 00:37:01) |
112.原作がそうだし、としか言えないが徹底的に警察目線というか。「警察にとっては小雀さん救出事件、社会的にもそれ以下でもそれ以上でもない」最後まで徹底しています。 他におきたいろんな昭和の一区切りをあらわすような出来事と重ねて、教科書に載る大事件という位置づけ ですが。過剰演出や無駄があればいいというわけではありませんが、「徹底的にハードに救出するぞ」 それだけなのでちときつい・・か? 確かに良く考えれば無駄に騒がれたともいえますが、 被害者の方・関係の方や犯人側関係者もまだまだ生きていらっしゃるなかで、ここまで良く見せてくれたと思う。 |
111.なかなか見ごたえのある作品でした。当時は私は生まれていなくて、鉄球などの映像は記録映像やニュースなどでしか知らなかったので、「なるほどこういう作戦だったのか」と感じました。現場の緊迫感と混乱が生々しく描かれ、しかも警官同士のプライドと規則の板ばさみによる葛藤も見られて、外国の警官映画のようなヒーローというより、地に足のついた警官像が見られて興味深かったです。そして唸ってしまったのがこの台詞。「どいつもこいつも現場指揮官になった気でいやがる」…現場の事は現場の人しかわからないんですよね。 【次元転移装置】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-06-16 11:37:59) |
110.現場の混乱が生々しく伝わってきて、「そうそう、あるある、こういうの」とか「いるいる、こういう人」というように感情移入して見ることができました。視点を警察側に絞って犯人側の様子が全くわからないところも、リアルタイムで現場にいるかのような感覚を味わえてよかったです。 【ジントニック】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-05-05 22:11:04) (良:1票) |
109.いろんな観方ができる怪作。 【k】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-24 22:39:33) |
108.この事件を直接知っているわけではないので、エンターテインメントとして見ました。緊張感、スケール感(日本映画には珍しい!)があって楽しめました。何かを考えさせられる、心に残るというものではなかったですけれど・・・ 【サイレン】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-30 23:55:33) |
107.あの有名な、連合赤軍による人質立てこもり事件から30年も経ち何で今さらこの時期に、という感じもしなくはない。このように経過と結末がわかっている歴史的事件が題材だけに、どのような手法でもって観客を引き付けられるかが勝負でしょう。緊張感のあるドキュメンタリータッチの作品と思いきや、何とも苦笑を誘うコメディ風の演出。これは監督原田眞人の作風であり持ち味なのだろうか。それにしても、お役所仕事を絵に描いたような当時の長野県警のお偉いさんたち。実際のところ、こんな緊張感の欠ける職務ぶりだったのかは、いささか疑問に残らなくはないが。と言いつつも、当時の事を思い出しながら最後まで飽きずには見させてくれた。 【光りやまねこ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-23 23:10:00) |
106.今の時代にこのくだらない茶番劇を創った意味が分からない。おりしも北朝鮮問題で赤軍もクローズアップされて、この事件の原因を知りたいと思った人も多いと思うのだが、全くそれについては触れられていないのだ。佐々だからこういう警察の描き方は覚悟していたが、ここまでくると単なるアホの集団にしか見えない。大体当時の責任者の佐々がだらしないから、今日でも北朝鮮など数々の問題が後回しで残っているのだろ。印税貰っている場合と違うで。 【まさサイトー】さん 2点(2005-02-15 19:51:56) |
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105.コメディ色が強いから、だいぶ脚色されたのだろうと思ったが、観ているうちに、これが真実なのだろうと思い直した。発砲には慎重な日本である。テポドンも見逃しちゃう日本。テロ対策もなってないだろう。30年以上も経ってるのに。そう思うと、当時、事件を乗り越えただけでも立派なもんかも。戦争じゃないってだけで、犠牲者が出たのにも関わらず、笑いを挿入しちゃってるのはどうかって気もするけど、でも、どんな過酷な状況でも笑える部分はあるのかもしれないし、そんな部分を振り返ってみて笑い飛ばせるような人だから、乗り越えることができたのかも(そんな人だから本を出しちゃうのかもしれないけど)。ドキュメンタリーとしても、映画としても観れる作品。役所さん、秀逸。 【日雀】さん 8点(2005-02-15 19:00:12) |
104.実際の警察の動きを忠実に描いているとは思うが、映画として面白いとは感じられなかった。 【アルテマ温泉】さん 0点(2004-12-09 12:13:26) |
103.表の物語と裏の物語があるように思いました。表の物語//縦割り官僚機構の機能不全、山荘突入スペクタクル、佐々氏の英雄譚・・・裏の物語//佐々氏のこずるさ。、、「ジョニ黒」の象徴的な意味が過去のものとなった今日では、この裏の物語は見えにくいかもしれません。、、、、(ジョニ黒→1960,70年代の高級品の象徴。バス50円、タクシー100円という時代に1本1万円のスコッチ)、、で、佐々さんは、最初、海外のコンサートのチケットを整理していたりしますよね。、、70年代といえば、外為法も健在で、簡単には海外には行けない時代です。佐々さんは高級官僚の職権で、税金で海外出張して、潤沢な海外出張手当で、出かけた先じゃぁ、クラシックのコンサートとか出かけて楽しんでいるんです。、、それに佐々さんは、ジョニ黒、何本持っているんでしょうねぇ。宿舎で新たに開けて、内田隊長にあげて、その上、まだ奥さんは荷造りの中にタオルで巻いて2本追加分を入れているじゃないですか。、、つまり出張ついでに、免税の安いジョニ黒を大量に持ち込んで、、、しかも長野まで、意識して、しっかり持ち込んで、人間関係を作るために使っている分けです。せこいというか、如才ないというか、、、。それに松尾スズキが指摘していたように、時計はロレックスですよ。公務員の初任給が5万もあるかないかの時代に、、、。さらに、突入の時、佐々さんだけは指揮官表示はずしてるじゃないですか。死ぬときは指揮官が最初だといっていた内田隊長は指揮官表示を付けて狙われて殉職したというのに、、、。それも、佐々さんは、自分でははずさず、部下にはずさせて、言い逃れの道もちゃんと用意している。、、、つまり、注意してみていると、高級官僚の狡猾さが、実によく描かれているのです。、、、表の話しだけだと、役所広司では、強さ、格好良さが欠けているような印象で、例えば真田、中井、佐藤浩市なんかのほうが適役かもしれません。だけど、裏の話しも、嫌みなくうまく入れながら、全体の調和を保つことを考えると、役所広司が相応しいし、実際、見事だと思いました。・・・・印象に残ったシーン//1.雪の中の松尾スズキ、、、無力な市民を象徴、、、。2. 会議後踊り場での内田隊長(豊原功補)、、、この映画でもしヒーローがいるなら彼でしょう。・・・全体として、細部にまでこだわり、良くできた映画だと思いました。邦画の面白さを再確認!! 【王の七つの森】さん 9点(2004-11-25 10:02:11) (良:2票) |
102.長野県警のあの描き方は、ひどすぎるだろう。県警から文句は来なかったのかね。またストーリー的に警察側の見方のみの非常に一方的なところは、警察官僚が描いた原作から考えればある種のリアルさ(あの事件における警察官僚の見解)を感じるが、この右極化する時代にこれを映画化することに薄ら寒さも感じる。作りもいかにも日本映画、もっとスケールの大きな演出は出来なかったのか。これがリアリティなのか。よくわからない。 【如月CUBE】さん 5点(2004-09-13 18:49:37) |
101.良く作りこまれていると思いますが、エンターテイメントが足りません。勉強にはなるけれど、手に汗握ったり、胸をほっとなでおろしたりできませんでした。 【センブリーヌ】さん 5点(2004-07-20 02:33:19) |
100.戦後の大事件を映画化したということで、私は価値ある一作だと思っております。当時の様子がよく描かれているのではないでしょうか。殉職された方に改めてご冥福をお祈りいたします。 |
99.映画見てから原作を読んでみました。一言で言うと長野県警の方に非常に失礼!!本作はどうも主人公達警視庁コンバットチームを立てる所から始まっているらしく、カリスマ警視庁対無能長野県警という構図になっているようだ。確かに実際佐々さん達の活躍はすばらしく、警視庁が長野県警を引っ張っていたようだが、長野県警は映画で描かれているほど無能では無かった。原作を読んで頂ければ分かるが、まず実際の県警本部長は直接指揮をしたり積極的に口を挟んだりしなかったようだが、本部長としての責任は十二分にある方で大事な場面では本部長としての役目をしっかりこなされていた。しかしあの作中の本部長は一体?とーっても優柔不断で全て人任せ、挙句の果てにはキャラメル配るおじさんにもなめられる始末。そして軽井沢署の署長さん達も同じく、実際は真面目な方々で、最終確認での佐々さんからの質問にもしっかりと答えて いた(電線は切ってなかったが)。映画化するにあたって原作通り作ってしまうと、どうしても「こんなことがありました」って感じに記録映画みたいになってしまう。そこで敵に無能長野県警を加えてイベントをもう一つ増やすカタチで映画として鑑賞に耐えられるようにしたのだろう。しかしそれはただの失礼に変わりない。子供が大勢で一人をいじめて楽しんでいるのと同じだ。こんな方法で楽しませられても私は気分が良くない。 |
98.原作を知らないけど、もしこれが本当の浅間山荘事件であったら、頼りがいの無い惨めな警察でした。もっとドキュメンタリー的かと予想していたら、完全にコメディーだった。本当の事件の事は知らないけど、監督はかなりパロディにアレンジしちゃった感もある。事件の被害者に対して、心無い映画。実話をモチーフにしてないなら、わりと笑えるものなのだが・・。 【紅】さん 6点(2004-05-21 00:43:33) |
97.観ても損はしないと思いますが、決定的に足りないのは、なぜそれが起きたかという背景と、赤軍側からの視点がないことですね。だから、思い入れが弱くなる。実は、武田真治とか伊藤?一真とか、エンドロールを見ると相手方にいいキャストが出てるのに惜しいですね。佐々なる人物が、あまりにもヒーローになっちゃってます。「事件は現場で」の例のドラマと同じノリですね。本当に会議の場面が、ぎゃあぎゃあうるさくて気分が悪くなります。なんか、一昔前の、オリバーストーンの映画みたい。もっと観る人にいろんな考察を与えられるような視点で描いて欲しい!!これを見る前にプロジェクトX観ちゃったもんで。。。 【たかちゃん】さん 5点(2004-05-10 14:45:57) |
96.この映画のジャンルは、パニック映画だ!と言いたい気分。「突入するまで」の部分は実際の事件のテレビ中継などでお馴染みですが、本作での見どころは、何と言っても、突入した後の屋内での連合赤軍との攻防戦!なかなか怖い。見ごたえあります。しかしやはり他の部分ではスケールの小ささが気になっちゃう。「実際の事件の時の映像観てると警官隊たくさんいるように見えたけど、ホントはこの映画みたいな雰囲気だったのかな?」などと思えてきちゃったんだけど、いやいや、やっぱり「実際の映像」の方が正しいらしい(笑)。とりあえず大勢の警官隊のエキストラを背景に並べ続けるだけでももっと緊迫感が出たのではないかな、と。いっそ私も呼んでくれればよかったのにっ(笑)。ところで佐々氏役の役所広司は実にいい感じでしたね。本人と顔は似てないんだけど、何となく、佐々氏は若い頃きっとこんな感じだったのだろう、と(根拠も無く)思っちゃう。 【鱗歌】さん 7点(2004-05-09 00:53:17) |