5.原作のファンだけにどんな脚色をしたのか気になっていたが、やはり一話でまとめるには少し無理があった。何せ、ラストで伝える事が全く違う。原作のラストではそれこそ並々ならぬ余韻を残してくれるのだが、それがなかったのは少し哀しかった(映画のラストも良いけれど)。原作の後半部で壮大なストーリーへつながるため、伏線として未消化になるエピソードも多く、とくにサリーの死が本作では唐突過ぎる。これならもうちょっとエピソードを減らして1つ1つ丁寧に作ったほうがよかったのではないかという脚色だった。しかし、それ以外ではファンタジーとしてなかなかの出来だった。作者の持つ60年代への郷愁がよく出ており、幻想的で心に残るシーンも多く、特に観覧車でのキスシーンは「リトル・ロマンス」のサンセット・キス並みに最高にロマンチックだった。アンソニー・ホプキンスもいいが、やはり子役2人の演技が自然で心に残るものだった。本当は8点ぐらいつけたかったが、前者の点を踏まえ7点。 【マイカルシネマ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-01-05 11:11:59) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 心からしみじみくる映画です。 個人的には大人版ボビーを演じたデイビッド・モースが大好き!随分まえから目をつけてた俳優やけど、ほんっとに味のある演技をする、この人は。 でもどうしてもこの映画で嫌悪感を覚えてしまうのはボビーのおかん。なんっやねんあの親は!!自分の欲しいもんばっか買ってボビーはめっちゃ貧相な服とか着てんのに!あんなに自分の服たくさん買う余裕あんねやったらチャリぐらい買ったれっちゅうねん!!そんだけ自分勝手しといて最後に「もうどうしても許してくれないの?」はないだろう。オレだったら許せへんわ。だからあそこで許せたボビーは偉い!おかんのほうよりずっとボビーのほうが大人に見えた。 そしてテッド(アンソニー・ホプキンス)。いやぁ相変わらず裏があるんだけど見えないキャラ演じてます。そしてそれがすごくはまってていいです☆玄関出たとこのポーチで最初にボビーに新聞を読んでもらう時に、「君はキャロルにキスするよ。」って言われて一旦ひいたボビーがイスに戻ってもう一回「キスするよ」って言われるシーンがいっちゃん好きです。オレもあんなおじさんが近所に欲しいです。 ボビーとキャロルの友達のサリーが「スタンド・バイ・ミー」のクリスに似ててなんかノスタルジー感じました。特に三人が列車のレールを歩いてるシーンなんか良かったです☆ オレもこんな少年時代を過ごしたかった・・・。 【TANTO】さん 8点(2004-04-27 02:03:56) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 スタンドバイミーと通ずるものがある気がします、少年の一夏の思い出という点で。とても純粋で、和まされました。ボビーの人懐っこい性格と相反するように心にどこか壁を持ちテッドにも、息子にでさえ冷たく接する母、この二人のコントラストが映画を面白くしていると思います。テッドは人の心がわかるという超能力を持っていたが、それ以上に少年の心を理解できている人だと思った。テッドによって映画の世界に引き込まれるあの力はホプキンスの演技力の良さに尽きると思う。 ボビーがお金を取りに行っている間にテッドが捕まってしまい、別れるとこでは涙しました。超能力を使ってボビーの安否を確かめていれば自分がつかまることはわかっていたはずなのに、それでも少年を思うテッド。そして別れ際に言った「一生わすれない」という言葉。いいですね。キャサリンとの別れの場で「サラダつくるから」と家にはやばやと入ってしまうところなんかも切なくてすきです。いい映画。 【AXL侍】さん 8点(2003-11-24 16:23:38) (良:1票) |
2.アンソニーホプキンスの好演が光る作品、誰もが記憶の中に持つ少年時代のイノセントさをうまく表現していると思う。 【モモッち】さん 9点(2003-10-26 17:11:28) (良:1票) |
1.この映画はなぜか評価が低い、 高一の息子と一緒に見ました、なぜか心に染み入る作品で息子がもう一回見たいと言うので二回見ました 見れば見るほど色んな事を発見出来「今なぜあんな表情をしたか」など、掘り下げてじっくり見直すとすばらしい作品で有ると言えます。ぜひDVDで見て下さい、アンソニーホプキンスのインタビューが30分ほどあり、作品への理解が深まっていきます。 【makotoda】さん 8点(2003-06-25 01:01:27) (良:1票) |