9.もともとゲームの『バイオハザード1』は、洋館が舞台であり、テンポはゆったりとしていて、古典的な怖さを持っていました。映画は逆です。現代企業の地下施設で、スピードとアクションを中心にしたストーリー。ノリ的には2以降に近いでしょうか。主役のミラ・ジョヴォヴィッチが存在感を発揮していて、なかなか楽しめる作品になっています。それが佳作の域を出ないのは、勿体ぶった前半に問題があるからでは。アリス(ミラ)は記憶を一時的に失った工作員で、彼女の館にいた男も同じ。監督はインタビューで「誰が敵で誰が味方か判らなくした」と語っています。その試みは一定の成果を見せていて、序盤に張られた伏線が明らかになる場面では、ミステリ的な爽快感が味わえます。ただし、そういう灰色の演出のせいで、観客が主人公へ感情移入するのが遅れ、すんなりストーリーに入り込めなくなっているのです。前半のアリスは、工作員にただついて来ているだけであり、どんなことを感じ、考えてるのか判然としません。ミラの神秘性がマイナスに作用してしまってます。彼女のモノローグを取り入れるなど、内面を書く工夫をしていたら、とっつきやすかったでしょうし、評価ももう少し上だったでしょう。 【円盤人】さん 6点(2004-02-08 17:14:04) (良:3票) |
8.《ネタバレ》 「バイオハザード」のゲームは何作かプレイしたことはあります。恐怖の演出はよく出来ており、その当時ゲームのジャンルではなかったサバイバル・ホラー・アクションという分野を確立させた画期的なソフトであったと思います。映画化の噂はいくつも飛び交っていました。果して、あの恐怖がどのようにスクリーンに反映されているか。興味の点はそこにつきます。しかし、この作品はゲームと違い、アクション映画としてのテイストをふんだんにまぶして、視覚的な面白さを追究しています。ゲームから拝借したのは世界観だけで、全く独立したスタイルで「映画」になっています。ゲーム未プレイ、又は全く知らない人も馴染める作りには好感が持てます。ただ、やたらと多いスローなアクション演出は(緩急のメリハリだと思いますが)見慣れているせいもあってあまり新鮮さは感じず。主人公が脱出する後半の展開も施設の内容や様子が詳しく描かれていないため、そのルート、時間的な面で緊張感があまりありません。最後のクリーチャーとの戦いは面白いのですが。2が出来るラストシーンの見せ方は、それなりにショッキングな印象を与えてくれています。惜しむらくは、パニックがあったであろう街の様子を、もっと陰湿に、もっと黒い雲が街を覆い昼なお暗いという雰囲気で見せてくれればと、欲を出してしまいます。その方が、主人公のこれからどうする?という不安感を募らせる幕切れになるのでは。 【映画小僧】さん 6点(2004-03-15 09:40:59) (良:2票) |
7.ゲームの映画化なんで、激しく不安でしたけど、思ったより面白かったっす。特にミラ・ジョヴォヴィッチの魅力全開っすね。赤のドレスが最高に似合ってました。しかし一番どきどきしたシーンが「CUBE」に似たシーンというのはちょっと悲しいっすね。ゾンビも迫り来るあの絶望的な怖さも感じられず、そこら辺が減点ポイントです。 |
6.《ネタバレ》 ホラーよりじゃなかったけどリッカーもでてきたしまぁまぁでした ところどころどっかで見たことあるようなシーンもあったけどゲームは好きなので甘めに 【ヴァッハ】さん 6点(2004-02-21 12:33:24) (良:1票) |
5.ゲームとは別物。あっちがホラーならこっちはスタイリッシュなアクションもの。 正直、ゲームと同じような作りを期待していたけれど、これはこれで爽快感があってよかったです。 隊長がかっこよかった。死ぬの早すぎです。 【新井】さん 6点(2004-02-12 19:27:00) (笑:1票) |
4.まあまあのアクション物。ミラジョヴォビッチが良いです。 【犬】さん 6点(2004-02-04 00:43:08) (良:1票) |
3.最初に見たときは、もっとゾンビがうようよ出てきて血みどろの戦いを繰り広げるのを期待していたせいか、ちょっと退屈に感じました。雰囲気もゲームの世界観とはかなり異なるし、妙にハイテク過ぎる気がして…。個人的には、もっとホラー映画の路線で製作してほしかったなぁ。でも2回目に観たら、何故かそこそこ面白く感じました。 |
2.《ネタバレ》 ゲームは1作目だけが秀逸な出来で続編はどれも好きじゃないので、序盤の意外な展開は素直にウマイと思った。特に防衛システムの作動でレーザーに切り刻まれる特殊部隊のシーンは(サイコロステーキは言いえて妙w)映画独自の面白さになっていた。まぁ、カプコンの大ヒット・ゲームを忠実に映画化したんじゃストーリーもオチもバレバレだし、あのアレンジは(一応)正解かな?と個人的には思う。だって…ゲームのことなんぞ全く知らない観客も多数いるんだから。ゲームを知っていると目立つアラも、知らない観客には結構楽しめるのかも。例えばリッカーがラスボスだろうと知らない人にはそれなりにインパクトあったんじゃないのか?タイラントが出てこないから不満とか思ったりはしないだろう。ただ、個人的に面白かったのは序盤くらい迄で、ゾンビが冗談みたいにウジャウジャ出てきてからは一気にクールダウン!!それとカプランしぶと過ぎ。引っ張った割に最後はリッカーに呆気なく殺されるし。あ、でもスペンスの這いずりゾンビは何かゲームぽくて笑えたかナ。ラストは続編行きまっせ~!!てな感じ?コノ監督って確か迷作「モータル・コンバット」のカントクだよね。にしては意外にマトモだったんでチト驚いた。少しは精進したみたいねw。その頑張りとミラの艶姿に…オマケして6点。 【へちょちょ】さん 6点(2003-03-06 03:23:32) (良:1票) |
1.ストーリーや演技というよりも、ひたすら音にびっくりさせられていた気がします。 【ひろ】さん 6点(2002-11-09 18:29:24) (良:1票) |