7.《ネタバレ》 昭和のスポ根アニメで育った私は、成功には努力と根性で勝ち取る「巨人の星」的な情景を思い浮かべるのだけど、そんなものを軽やかに気持ちよく笑い飛ばしてくれる映画でした。いや、彼女も努力はしているし根性もあるのだが、あのピンク・スタイルのおかげで根性ものにありがちな悲愴感が皆無なのが面白い。最初は金持ちのおバカ娘にしか見えないんだけど、好きな男を追いかけるうちに無自覚に磨かれて行く。あの元彼と同様に彼女を侮っていた観賞側の視線を、共感と応援に変えさせる見せ方に感心します。やがて恋愛がらみだった当初の目的とは違う次元に成長する結び方が爽快です。テーマという言うには大袈裟だけど、それはエルのスタイルが終始変わらなかったことだと思います。周囲が奇異な目で見ても、彼女には大好きなピンクを止める理由はないし、それは彼女の能力とは関係がない。スタイルとはそれ自体を侮られるべきものでは無いということでしょう。冒頭部分で彼女をバカにしていた自分の視線も啓蒙された気分で、それを嫌味じゃなく感じさせるこの映画はかなり筋が通っています。快作です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-02-10 01:25:56) (良:2票) |
6.《ネタバレ》 あんまり期待しないでみると意外に面白い! 王道な展開や~と思いながら、頭が悪そうな(失礼)お嬢さんだけど実は賢いエルをリース・ウィザースプーンが好演。意外と芯のある映画に仕上がってますね。最後の裁判は結構メチャクチャだな~と思いながらも、うまーく決まってハイすっきり! さりげないけどなかなか良い出来だなと思ってオリマスハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-13 22:08:59) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 ブロンドヘアーのパッパラ女がハーバード大学法学部に入学し裁判実習を体験して総代として卒業、シンデレラ・法廷コメディ。元カレを追いかける青春女子大生から正義を追いかける法学生に。洗練されていくヒロインの姿が印象的。女子パワー炸裂の成長ドラマで爽快でした、良作。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-06-22 22:21:43) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 お金があって、容姿にも(そこそこ)恵まれて何不自由なく育ったお嬢さんって、悪意から守られて生きてきた分、ごくまれに意地悪成分の少ない性格に仕上がることがあるのですよね。それがエル。この単純明快な天然お嬢さんに扮するはR・ウィザースプーンというとこに制作の絶妙なセンスを感じる。美人すぎても残念すぎてもはまらないですから。美形というよりは愛嬌のある顔を、ということでしょう。エルの魅力が炸裂しているのは、ヘアーサロンで先のどん詰まった中年のオバサンとも仲良くなってしまえるところ。同年代の女たちは(彼女にとっておそらく初めての)イジワル揃い。そこで萎れず、アンテナに入ってきた者たちを分けなく受け入れる懐の広さ。観てる側も、初めは呆れていたのがいつの間にかエルを好きになっている、この心地よさが魅力です。でも仮装パーティと信じて行ったとしてもあれをチョイスするかね・・ 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-02-18 01:12:58) (良:1票) |
3.爽快な気分になれる映画です。エルが濱田マリにしか見えなかったのは私だけでしょうか? 【じょーー】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-11 12:03:30) (笑:1票) |
2.採用試験の自作ビデオがかなりおもしろい。正義感があって周囲から好かれて、最後は勝利を手に入れてと、映画ならではのストーリー。特別目新しいわけではなのだけど、見ると元気になって、私も頑張ろう!と思えるいい映画です。 【ナノーマル】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-05 22:14:19) (良:1票) |
1.ブロンドで人の良いお嬢さん育ち、おしゃれ命!てところは「クルーレス」の延長線上だと思うけど、エルが凄いのは超ポジディブ思考で諦めないで頑張るところ。ルックスがかなり回りから浮いてても、自分のスタイルは貫き通す。彼女だけカラフルなノートパソコンに羽のついたペン、教授へも笑顔、のシーンなんかは解かり安すぎて笑ってしまった。今までだったら嫌われたり、バカにされたりだったキャラをリースがキュートに決めてる。軽くみられがちの映画だけど、大切な事は何か、ちゃんと描いてある良い映画だと思います。 【やむちゃ】さん 7点(2003-11-25 17:08:10) (良:1票) |