5.《ネタバレ》 人種差別まるだしな毒舌が猛威を奮うも反撃されると弱っちい、弱っている人間にも弱っちい、何故か犬にはなつかれ、女の扱いに困りすぐ怒らせる、そして実はとても親切、そんな全てのニコルソンの表情がたまらなく愛おしい。ツンデレオヤジを極めたジャック・ニコルソンのキュートさに萌えまくれ! 邦題が良くないなぁ。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-11 21:53:42) (良:1票)(笑:1票) |
4.傷つく事への臆病な自身を守るため、攻撃は最大の防御とばかりに毒舌を吐いてしまう。厚い人情を持ち合わせていながら悲しいまでの不器用な小説家。難しい役を演じるニコルソンが名優ぶりを見せ付けてくれます。ヤマアラシのジレンマのような恋愛模様は実に見応えがありました。 |
3.《ネタバレ》 また一つ、とても共感のできるスバらしい映画に出会うことができた。 皮肉たっぷりで、それでいてスパイスのピリリと利いた機知に飛む 会話のできる中年男。 「女性の心を描くコツは最低の男を想像することだよ」ってサラッと 言ってのける強迫性障害の男。言葉は辛口だけど、その内側に不器用な 優しさ持ってるってちょっと素敵だなあ。病気で苦しむ彼女の息子の 為にお医者さんを自費でやとってあげたり、嫌っていたはずのワンちゃんへ 愛着を寄せて表情が柔らかくなっていくとこなんて、なんか見てて心温まるよww なによりジャック・ニコルソンの表情演技がスバらしい、なんて風格のある 堂々とした演技なんだろう、俺に国語力があるなら最高の賛辞を贈ってみたいよ。 お隣に住むゲイのサイモンも結構好感もてたかな。心綺麗でさわやかだ。見てて 応援したくなったwww ジャック・サイモン・彼女の3人で出かけた旅行で、彼女がサイモンと親しくなって いくのを横目で見ながら、不安・嫉妬で心潰されそうになってたジャックを見てると 俺もなんか、胸が締め付けられるような気持ちになった。。(レストランで 実は サイモンと彼女が引っ付いてくれたらいい みたいな 心にもない言葉を 彼女に言ってしまう不器用なジャックにも 旅行から帰ってきて最後3人が別れる時、 ラブラブのサイモンと彼女を横目で見て 胸を鷲づかみにされるような思いになってる ジャックににも、なぜだかとても共感できてしまった。) 彼女役を演じてた女優さん 表情が魅力的だね。歳は結構いってるかもしれないけど 熟年の魅力があった。なんか 寅さんの妹さくら役の 倍償千恵子さんに似てたね。 雨に濡れて、おっぱい透けて見えるシーンに・・・(;´Д`)ハアハアしてしまったよww 【アキト】さん 7点(2004-09-17 04:51:16) (良:1票) |
2.タイトルやその存在感から、どーしてもジャック・ニコルソン中心に観てしまいますが、3人の人間関係に着目して観るのが自然なのかな、とも思いました。その主題も注目すべき面白さです。メルビンとサイモン、キャロルとサイモン、そしてメルビンとキャロルが描く三角関係は、様々な誤解や葛藤、思いやりによりお互いを傷つけ癒し合います。あえて「シングルマザー」や「ゲイ」という社会的立場の弱い人を設定し、物語は友情であり愛情という形に結実していくのです。それは最終的に“相互理解”の大切さを語っています。全体的に軽妙なタッチでありながら、3人の個性がとても丁寧に描かれている秀作でした。グレッグ・キニアも主演2人に劣らない演技です。助演男優賞も惜しかったですね。 【やすたろ】さん 7点(2004-07-04 18:48:38) (良:1票) |
1.「この生活は現実的過ぎるんだ」このセリフが一番印象に残ったかな。佐伯かよのの「口紅コンバット」に「愛は金で買うことは出来ない。だが、愛を育て家庭を守るためには金がいる」というセリフがあるけど、そのまんまのストーリーだったなぁ。どっか変でも、こんなパトロンが現れたらいいなぁと、生活に追われる日々の中では思ってしまう。怒ってもなじっても「君は最高」なんてのは、ちょっと不気味だけど。個展に失敗して窮乏の最中、将来の見通しも立たない時に、「描く意欲」を取り戻して、それだけで「生きる意欲」まで出たシーンが、作り手のサガを感じさせて、好きだな。ただ、庶民の現実生活も出てるだけに、金にも時間にも余裕のない庶民には、ロマンティックな恋愛は無理だよぉと、言われてるような気がした。 【由布】さん 7点(2003-05-01 00:35:01) (良:1票) |