31.言葉による一切の解説を拒むかのような映画。どんな映画かと人に問われたら説明する自信はない。悪い夢を見ていたような144分だった。 【ラーション】さん 10点(2004-12-23 17:53:30) |
30.難解ということでリンチの名前が挙がるんでしょうが、鈴木清順という人はどちらかというとゴダールの系統だと思います。映画文法を意図的に壊してますから。でもその部分だけであとは完全な独自の世界感を持っている。この作品では”あの世”というあいまいなものを彼の独特なセンスでもって描いているので余計に奇怪なものとなってます。驚かされるシーンは挙げればキリがないのですが、ひとつ。青地の現実と妄想(妄想も現実かもしれない)の中、小稲(あるいは園)が着物を脱ぎます。そこでオッパイもあらわにニッコリとポーズをとるカットが一瞬映し出される。ゴダールの踊らないミュージカル『女は女である』のアンナ・カリ-ナを彷彿させますが、こちらはオッパイ付きですからこちらの勝ち、、(冗談ですよ)。もうこのシーンだけでこの映画を愛せます。大正浪漫三部作の中でこの作品だけ未見のままで、本年ようやく観ることが叶った作品なのですが、期待を裏切らない傑作でした。これは今後、何度も観ることになると思います。 【R&A】さん 8点(2004-10-19 15:34:30) (良:1票) |
29.クラクラする凄い映画。映像と音楽の怪しさが◎ 【PAD】さん 9点(2004-10-13 15:10:14) |
28.「気違いの始まりは幻聴か?」噛めば噛むほど味の出る映画かもしれないがどうも藤田敏八さんの演技が下手にみえて仕方ない。 |
27.デビッド・リンチが苦手な自分はこの映画、全然ダメ・・・・。スゴイ映画なのはわかるんだけど、意味わからんもん。眠らなかった自分を褒めてあげたい。本当につまらん映画だった。どんなキレイな女優が出てようが、どんな魅力的な原作だろうが、この人の映画はもう二度と見ない。鈴木清順はつまらん! |
26.わからん、、、わからんん。。。 【ヒロヒロ】さん 3点(2004-08-11 01:01:18) |
25.ふーん、そうですかー。皆さん、やっぱり評価高いんですね。 私も公開当時は「すごい!」と思いましたし、いまだに印象に残っているシーンもたくさんありますから、やっぱりすごい映画なのかもしれませんが、でも「面白い映画か?」と聞かれたら、正直に言えば「よくわかんなかった」。 でも当時は、みんなが「いい」と言っていたから自分も「いい、いい」と言っていたような気がします。 今じゃ、監督としてより役者としての清順さんのほうが好きかもしれない。
私が本作に感じる違和感と、これが好きだという方に対して思う「ほんとに本心から好きなの? うそでっしょー」という感じは、たとえば、ティム・バートンやタランティーノが苦手な人がファンの人に感じてるらしい「わけわからん」と似てるかも。 【おばちゃん】さん 6点(2004-06-25 00:21:41) |
24.「ドグラマグラ」の系譜なのかな。エログロシュールレアリズム(?)。こういう映画もアリだと思うし、この作品にストーリーの整合性を求めてはいけないんだろうが、基本的にミステリー畑の人間である私としては、やはり「解釈」に足るだけの緻密な計算や伏線と、それに伴う論理的解決を求めたい。それが無いと単に怪しいイメージを断片的に挿入しただけの「エログロナンセンスプロモーションビデオ」になっちゃうから(笑)。
序盤、レコードに記録された声を巡る謎解きもそのままに、次々と不可解な登場人物に翻弄されて、物語は不条理な様相を呈していく行く。これを「日本独自の美的感覚から生じたシュールレアリズムの妙」と呼ぶか、単に「監督の自慰的表現」と呼ぶかは、微妙なところ。
私はダメです、こういう雰囲気だけのものは。作中の伏線やギミック、セリフ等のあらゆる部分に解釈が出来るだけの練り込みが成されているかどうかが評価の分かれ目ですね。似た作品でも「マルホランドドライブ」は、あとで見直せばちゃんと解釈が出来るだけの意味を、あらゆる伏線部分に付与してありましたが、この作品はどうも微妙です。「生と死の狭間の世界」を、「何となく象徴的に」描いた作品なのだとしても、やはり構成が破綻し過ぎています。同じような設定なら、他にも「ジェイコブズラダー」のように、いい意味での分かりやすい構成の傑作もあります。「虚無への供物」も途中挫折したままだしなあ。でも「匣の中の失楽」は好きなんだけどなあ(笑)。
PS.これを見るまで、実はこの監督さんのことを知らなかったのですが、この前レンタルで「適当」に借りた二本の内、一本がこれで、もう一本が「ルパン三世・バビロンの黄金伝説」でした(w。すごい偶然? 【FSS】さん 3点(2004-06-22 18:24:52) |
23.傑作ですね。やっぱり。くらくらするくらいの傑作。大正ロマンの美と悪趣味と叙情性の極致。清順映画はアタリハズレがあるとわたしは思うけど、これはやっぱり傑作。わたしは9点にしますけど、一般的には「日本映画の金字塔」といわれて構わない作品だと思います。もうひとつ清順映画で挙げるとすれば、ケレン味がばちっと決まってる『けんかえれじい』かな。 【まいか】さん 9点(2004-05-27 13:31:29) |
22.関西の人に、この映画を見せながら「ツィゴイネルワイゼン」と呪文の如く繰り返し言ってもらったら、最後には、きっと「すごい寝るワイ(私)ぜっせ~」と言うはずです。騙されたと思って是非一度お試しください。 【STYX21】さん 4点(2004-02-21 14:58:44) |
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21.ビデオにとったものを何度繰り返し見たことか。 こういう前衛的な映画は、クソつまらんものと面白いものがあるが、なぜにこれは面白いのか、これはつまらないのか自分でも尺度がよくわからない。陽炎座はつまらないが、これは抜群に魅力的だ。なぜだ? 【うさぎ】さん 9点(2004-01-09 16:23:05) |
20.清順監督の大傑作、映像や音楽のかもし出す妖しさ、まるで先の読めない展開、不条理的でありながら筋を外しておらず、すっかり引き込まれてしまう。生死を隔てていたのは切り通しだったのでしょうか。この不条理感デビットリンチすらかすんでしまう。 【亜流派 十五郎】さん 9点(2003-11-17 09:50:46) |
19.海辺で原田芳雄「オラオラオラオラ!」って登場するのに見てるこっちは「かはっ」ってなる。 【セクシー】さん 10点(2003-10-28 00:43:38) (笑:1票) |
18.すごい映画なのかもしれないけど面白くはないんじゃない。 【太郎】さん 4点(2003-10-27 11:11:25) |
17.かなり妖しい映画、きてます。おれはこういうの好き、原田芳雄など個性派キャストも効いている 【たましろ】さん 8点(2003-10-17 00:52:01) |
16.色んなフリーキーキャラが出てきて、あるようなないような物語の中で毒々しい印象を残していきます。それを好きか嫌いかでいったら好きな方なんですがこれの場合は面白くなかったです。フリーキーへの愛情がない感じって言えば良いのでしょうか?怪奇って言葉だけで語れちゃう感じがするのです。こいつらを好きって思えなきゃ面白くないんじゃないかな。映像的にもどうも面白くないし。 【ぽぽ.net】さん 4点(2003-09-23 18:37:32) |
15. 自由無限な姿勢と厳しい美意識とを併せ持つ、清順翁だけが作り出せる映像と空気.この映画を観る直前にサラサーテの音声が入っている CD を聴いたのがあまりにも偶然で忘れられない.太谷直子の綺麗さと大楠道代の大きさが印象深い. 【シャリファ】さん 9点(2003-09-10 22:00:27) |
14.最初の上映当時に見た時は何かすごいと思いました。当時だったら9点つけたかもしれない。いくつかのシーン意外ほとんど忘れていて見直してみたら、面白かった、で終わってしまいました。大楠道代のキャラクターも当時は新鮮だったのだけど。 【omut】さん 6点(2003-06-17 15:05:26) |
13.観ていて気持ちの良い映画。大谷直子がこんにゃくをちぎるシーンなんか「ブチッブチッ」という音が特に気持ちいいですね。本当は怖い話なんだけど。 【上海魔人】さん 10点(2003-06-17 03:10:58) |
12.この映画にまともな批評をつけるのはまず無理だと思う。感覚で好きか嫌いかしかないんじゃないでしょうか。最初から最後までどっぷりと観れたので、たぶん僕は好きなんじゃないかと思うけど……もう一度観たいかと言うと、かなり疑問。 【スマイル・ペコ】さん 7点(2003-06-06 01:24:46) |