《改行表示》 4.《ネタバレ》 - I am Sam - “私はサム” 主人公はルーシーでなくサムです。だけどこの映画をキッカケに、とんでもなく幼いハリウッド女優・ダゴタ・ファニングが認知されました。当時まだ6~7歳とかなのに、台詞とともに感情を乗せる凄い女優さん。ハリウッドの人財層の厚さを痛感しました。 3度目の正直でアカデミー主演男優賞を狙ったショーン・ペンだけど、残念ながら受賞はならず。理由はトロピック・サンダーで語られていたことが案外本当かもな?なんて思えたり… ちょっとあざといかな?って思える部分もあるけど、ルーシーが何度も家出して何度も連れ帰される画に、なんかとても癒やされる。 さて、とてもわかり易くヒューマニズム溢れる親子愛に満ちたこの映画。ルーシーでなくサムが主人公のこの映画は、果たして誰をターゲットに創られたのかな?ってことを、ちょっと考えてみました。 既に親離れして社会に出ていった、サムくらいの年齢の息子を持つ母親がターゲットなんじゃないか?って思った。母親から見て出来が悪く、私の育て方が悪かったのかしら?なんて自ら反省してしまうような母親。親元を離れたバカ息子がどんな生活をしているかなんて、断片的にしか知らない。気がついたら、どこが良いのか解らない女と結婚してて、誰に似たのか可愛いくて賢い孫を連れてくるバカ息子。 劇中サムの母親がどんな人だったかは語られない。幼いうちに施設に入ってるからだけど、母親イメージを固定させないためかも。同じくルーシーの母親も再登場がないのは、息子の嫁を話題にしたくないからかも。若い世代のアーティストが、サムの母親の青春時代によく流れていたビートルズを歌うのも、入り込みやすさに一役買っているのかも? サムがどれだけルーシーを愛して、不器用にも子育てに挑戦する姿を観て、本当に子育てに必要なものって、教養や裕福さではなく、愛情こそ一番だ。と再認識するんじゃないだろうか。自分のバカ息子をサムに重ねて、出来の良い孫をルーシーに重ねて観ると、私の子育ても間違っちゃいなかったのかも?息子への愛情だったら誰にも負けなかったわ。って、再認識出来るかもしれない。 そしてリタのように世間ではそつなく仕事をこなしていても、家庭はボロボロ。自分の子供をどう育てたら良いのか分からず、自信を失っている母親って結構多いと思うし、自分の子育て時代を振り返っても、私も当時はそうだった。と、共感出来る母親も多いだろう。 劇中、子育てを完璧にこなした母親が出てこない。リタの空回りした生活を通して、子育て真っ最中の自分を思い出し、サムの子育てを通して自分からは観えなかった息子の苦労を疑似体験するんじゃないだろうか。考え過ぎかな。 そうそう、新スタートレック好きには嬉しいサプライズがあるよ。データ少佐とケイコ・オブライエンが意外な役で出てくるから、お見逃しなく。 【K&K】さん [映画館(字幕)] 6点(2022-11-23 22:55:58) (良:1票) |
3.この映画、良い映画だとは思いますし、実際、初めて観た時は感動しましたが、その後、「クレイマー、クレイマー」を観たら同じテーマを扱っている作品でも「クレイマー、クレイマー」の方が良いなあ!どう見てもあっちの方が優れているし、好感が持てる。そんな風に思えてしまい、よって厳しいけど6点ぐらいが妥当なところかと思います。それにしてもこの映画のタイトル、アイ・アム・サムで良かったですよね。アイ・アム・サルだったら、私は猿ですになってしまいます。 【青観】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-08-25 22:46:55) (笑:1票) |
《改行表示》 2.知能が劣っているからという理由で、子供が親から引き離されて しまうなんて事例実際にあるのかな?(虐待や性的暴力があるとか いうなら当然だけど・・)なんか裁判のあり方、人道的な観点からの より良い解決法はないものかと思ってしまいます。 それに今回の場合はルーシーちゃん(ダゴタ・ファニングちゃん)自身が サムと一緒にいることを切に望んでいるわけで・・・ 内容的には始まって1時間50分は( ´_ゝ`)ふーんって感じで それほど、グッとくるという感じはなかったんだけど、裁判に負けて ルーシーを取られてからのサムの苦悩・女性弁護士との心の交流・ ルーシーの養育を引き受けた夫妻の奥さんの涙・パパをこがれる 娘としての素直な行動を見ているとちょっとだけウルッとこさされました。 まぁ、俺まだお父さんになったことないから、子を思う親の想いってやつ が本当に分かるわけではないんだろうな^^; 常に大人びた娘でいなければならなかったルーシーが時々見せる 娘としての顔 そのギャップが良かったです。 環境が彼女をそうさせざるおえなかったんだろうけど、やっぱり 子供には こういう辛い思いさせてはいけないんだろうね。。。 個人的には 、子供らしくないダゴダちゃんではなく、暗い影を微塵も感じ させない無邪気な女の子としての彼女の姿が見たいですね。。 あと、この映画はスターバックスの手先でつか?・・・・・(^^;) それとなんとなく『クレイマー、クレイマー』と『レインマン』 が見たくなった。 【アキト】さん 6点(2004-08-20 23:31:18) |
1.「7歳の知能しかない父親が、7歳をすぎた子供を育てられない」というのが検察側の主張だったけど、0歳から7歳まで育てる方がよっぽど知能が要ると思うんだけど・・・ 【あすぺん】さん 6点(2004-05-31 22:26:31) (笑:1票) |