《改行表示》 7.こりゃあ~参りました。 お見それいたしやした。 つくづく面白いお話しで。 評判どおりの名作、フランキー境さんの名演を観られて嬉しい。 こはるの南田洋子さん、おそめの左幸子さんも素晴らしい。 落語「居残り佐平治」を聞いてみたくなりました。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2018-06-20 09:31:15) |
6.あんまり誰もいわないみたいなので言いますが、この名作のために、落語「居残り佐平次」だけはどうしても予習として押さえほしいんだ。面白さ40%増し。ぜひYoutubeでどうぞ。ワタシは、志ん朝押しです。フランキー堺の神がかり演技。誰にもまねできない。だからリメイクはあり得ないと思いますが、もしやるなら佐平次は山崎弘也(ザキヤマ)で見てみたい。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 10点(2015-09-12 08:22:32) |
《改行表示》 5.○日本軽佻派を自称する川島雄三の傑作。けれども軽佻浮薄なニンゲンにこういう映画は撮れっこない。 監督の演出に10点。フランキー堺の神がかり的演技に10点。遊郭のセットに命を与えたすべての脇役陣(石原裕次郎を含む)に10点。合計30点を献上。 ○居残り佐平次が「相模屋」から逃走するのは、佐平次自身も気づいていないが、目の前に迫っている死を迎える場所を探すためである。 従って、最後の場面はこのほうがいい。幻のラストシーン(昭和32年の品川を走り去る佐平次)など不要である。 ○「地獄も極楽もあるもんけぇ。俺ぁまだまだ生きるんでぇ。」の捨てゼリフは、生老病死を宿命とする全人類に共通する呪文。この呪文だけでも10点。 【火蛾】さん [DVD(邦画)] 10点(2015-05-11 00:12:24) |
4.可笑しくって、ニヒルで、どこか寂しげで、そんな感情を、笑い飛ばす心意気。フランキー堺の羽織を投げ上げて、スッと腕を通す動きの見事さ。お互い様、どうせ死ぬんだ。動かなくなるまでは動きやしょう。 【ひろみつ】さん 10点(2003-11-17 22:21:05) |
3.日本映画の最高傑作とまで断言してしまおう。とにかく面白い。面白いんだけど、喜劇にしてはどこか物寂しい空気が作品全体に漂っていて、観客のあいだから「爆笑」はおこらなかったように記憶してます。「引き」の画が多いせいかもしれませんね。 【じゅんのすけ】さん 10点(2003-06-17 20:00:14) (良:1票) |
2.細々言ったらきりがないね。したたかに(ああ陳腐な表現だ)生きる花街の女たちと翻弄される男。無責任な理想に燃える志士たち。そして死を見据えながらも覚悟できず(女は絶つ、クスリの調合には一生懸命)おのが命にすがる佐平次。それぞれ身勝手に生きる人間たち。ラストの鐘の音が象徴するように、人はいつかは死ぬ。どんどん時代は過ぎていく。それでも確かに一瞬、心と心がふれあう一瞬というものはある。それを象徴するのは「壊れた時計」。ラスト、地獄さ落ちるぞ~ゴーン(鐘の音)いや、わかってます。いつかは死ぬんです。だから好きに生きてもいいんです。この映画が教えてくれました。 【飼育委員】さん 10点(2003-04-03 01:18:58) (良:2票) |
1.「こちとら、てめえひとりの了簡で生き抜いてきた男だ。首が飛んでも動いてみせまさあ。」という、主人公の台詞(たぶん、映画のオリジナルではない)があるが、この映画の雰囲気を見事に言い当てていると思う。『貸し間あり』や『特急にっぽん』など川島雄三作品の主人公を数多く演じたフランキー堺は、本作でもそうだが、全くじっとしていない。いつも落ちつきなく、ちょこまかちょこまかよく動く。まるで、立ち止まってしまうと二度と動けなくなるかのように。 【なるせたろう】さん 10点(2003-01-06 19:34:55) (良:1票) |