5.最初から最後まで淡々としていて、台詞も結構笑えてしまう所があって、兵士の二人が心を通わせかける瞬間もある。(チキの恋人をニノが知っていたというシーンなど。)悲惨な戦闘シーンや、戦争の惨さを押しつけもしない。だけど戦争ってどこまで愚かなんだろう…何の為に人と人は憎しみ合って戦うんだろう?と思わせてしまう。ラストはショックですね。生きながら死んでいるってどんな心情なのか、想像もつきません。しばらくしたらDVDでまた見たいです。 【nott】さん 9点(2003-01-18 01:22:32) |
4.いろいろパクリがある、ってのは確かにあるけど、だからって良い映画になるとは限らないからね。私的には素晴らしい!の一言。今まで観た戦争映画というジャンルの中では、No1の反戦映画だと思う。ドイツ人やフランス人、国連軍やジャーナリストの描き方も、皮肉たっぷりで面白い。この監督は実際に、この戦争に参加していたそうです。それにしても、彼はどうなったんだろう・・・ 【クロマス】さん 9点(2003-01-14 18:08:55) |
3.凄惨な映像、イデオロギーの押し売り、そんなものなくても心に響く反戦映画が撮れるということを証明しただけでも評価できる。 【ユウ】さん 9点(2003-01-13 07:45:01) |
2.国連やメディアへの絶望感が表現されていて「ではどうすればいいのか?」を深く考えさせられます。もちろんクリアカットな結論はありっこないのですが ... ラストカットはボスニアヘルツェゴビナの位置と立場を象徴するものかな。よく計算された、「博士の異常な愛情」クラスの傑作風刺劇だと思います。 【ビタワン仮面】さん 9点(2002-07-13 22:10:06) |
1.この映画、なぜか「コメディ」のジャンルに入っている。人が理不尽な状況で殺されてゆく。決して笑っていられないのだが、よく考えたら、出来事全体が愚かしい。人間はなんて愚かなんだろうと、滑稽にさえ思えてくる。戦争映画というのは、難しい。どのアングル、どのショットを取っても、これが「全て」、これこそ「リアル」では決してないから。この映画が忘れ難いのは、トレンチの中の二人の、まったくの個人の目線で戦争というものを追体験するから。そして、最後の最後は、あの光景は、強烈に目の奥に焼きついてしまった。あの○○は、永遠にあのトレンチに横たわっているのだろうか、と。泣くしか選択肢がない映画とは一味、路線の違う反戦映画。 【ぶんばぐん】さん 9点(2002-06-13 06:57:34) |