11.淡々と丁寧に戦争の現実感を感じさせている。『俺の女がお前の村の出身』『知ってる。同級生だ』なんて、飲み会なんかじゃよくある会話。塹壕の中で取り残された、敵対する2人が話していると思うと何か感じ入る。人は分かり合えないのか・・・(by.アムロ=レイ)。 |
10.主役の二人がサッカーのフィーゴとリンキンパーク(アメリカのバンド)のベニントン(ボーカル)に似てると思いました。 【ファーゴ】さん 8点(2003-06-24 22:20:42) |
9.兵士として、祖国や民族のプライドを背負った人間としての人格が、普通の一個人としての人格(互いが知っていたある女性の話題で盛り上がっていた時の楽しそうな会話など)を上回ってしまう事の無意味さ、、、戦争の無益さを改めて教えられた気分だった。 作品全体を見渡すと、国連・マスコミなども痛烈に、しかし的確に描かれていて、監督が兵士としてこの戦争に参加していたが故のリアルさがある。 良作です。 【wood】さん 8点(2003-06-14 07:17:28) |
8.うん、これは良い映画ですね。軽すぎず重すぎず、明るくて暗い。エンタメであって、そうでない。ここまでバランスよくてそれでいてちゃんと印象に残るし、戦争映画(反戦映画)でもこういうの作れるものなんだなって知りました。あまり実際の戦争背景は知らないんですけど、戦争って何だろうね?人間ってなんだろうね?世界の成り立ちとか仕組みって何なのだろうね?なんて事を考える |
7.考えさせられる映画、でも重たくなくて良かった。 【ジョー大泉】さん 8点(2003-05-01 15:19:48) |
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6.これは究極の戦争映画だと思う。戦争のなかで1対1で対峙する兵士。そこには国籍も殺し合う理由もない普通の人間がいるだけ。お互いに怯え、立場は入れ替わる毎に変わってくる。そこにおかしさもあるけどコワイ。話はメルヘンではなく現実的に展開し、ますます怖い。生きるか死ぬかの究極にある人間の心理を描いて、戦争が人間の殺し合いであることをはっきり教えてくれる。 【キリコ】さん 8点(2003-04-20 16:00:55) |
5.ラストが目に焼きついて離れませんーーー。 【こゆ】さん 8点(2003-03-26 23:36:31) |
4.世界情勢を端的に表している点が、非常に秀逸な作品やと思います。 【axion】さん 8点(2003-03-13 02:44:39) |
3.あの二人はきっと分かり合えるんだろう、と思ってみていたら・・・本当の意味での「衝撃のラスト」ですね。でも基本的に戦争映画にハッピーエンドってありえないんじゃないでしょうか?その意味では「正しい」戦争映画だと思います。余談ですが、この映画を喫煙者が観るとすごくタバコが吸いたくなります。 【ぐるぐる】さん 8点(2003-03-03 18:00:07) |
2.ストーリー自体は至ってシンプルで観やすく、反戦だけではないリアリティあふれるメッセージが心にすごく痛い。今作や「鬼が来た!」のような戦争に翻弄される人々を描いたドラマって、実際に戦争を体感していない人(もちろん僕もだけど)にとってすごく身近に感じられるし、なによりメッセージがわかりやすくていい。かといってハリウッドの戦争作品はエンターテイメントに縁取られた脚色ばかりが目立ちこそすれ、その根底にあるものは事実に基づいたものなのは確かだし、改めて戦争映画のあり方や、正義と平和に対する理想と現実のギャップについて考えさせられた。 【びでおや】さん 8点(2002-12-02 01:40:50) |
1.迫力ある戦闘シーンが売り物の昨今のハリウッド製戦場映画とはがらりと趣の違う作品。むしろ戦闘シーンなどは皆無で、しかも決して反戦を声高に叫んでいないにも拘わらず、そのメッセージ性は強烈で、言わんとするところは十分理解するに足り得るものがある。一度は心を通わせかかった二人だったのに、なんとも呆気ない結末を迎えてしまうが、国家レベルでの争いも個人レベルでの諍いも所詮人間の愚かさ故、いや人間とはむしろ本来そういうものなのだと作者は言いたげだ。そして寝返りすらうてないまま、ただ地面に横たわっていなければならないという残酷で象徴的なラストに、この作品のすべてが集約されている。 【ドラえもん】さん 8点(2002-07-28 14:30:02) |