4.他人には薦めにくいかなぁ・・セリフはないし黙々と畑に水をやる夫婦。家族の描写もあるが何気なく展開していくので見る人によっては退屈するかも・・私はすごくよかったです。長男を亡くし畑作業を投げ出して泣き崩れる妻役の乙羽信子を見ている夫役の殿山泰司の表情が素晴らしかったです。演技というより農民になりきってしまった2人の生っぽい迫力がありました。音楽もいいです 【まりん】さん 9点(2002-12-07 01:16:34) (良:3票) |
3.実験的手法としては分からなくもないですし、インパクトはありますが・・・やはり、あえて設けた制約によるマイナスを超えるほどのメリットまでは出ていないのではないでしょうか。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-06-12 01:03:54) (良:1票) |
2.ひたすら土と生きる。動物的行動に焦点をあてた映画。夫婦の目に動物的恐ろしさがあった。芸術的なのかもしれないが、私凡人には退屈さを感じさせる時も多々ありました。もう少し人生楽しもうよ、と言っては不謹慎か。こういう映画はどこかの公立映画センターで粛々と見なければいけませんね。一杯やりつつ尻掻きながら、就寝前何気に観るものではありません。 【チューン】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-02-23 16:58:01) (良:1票) |
1.何もない島で、一つの家族が生きている。毎日毎日繰り返される重労働に弱音を吐く事もなく、誰かに頼ったり頼られたりする事もない。家族は自分に課せられた役割と仕事をもくもくとこなしていた。平凡で何気ない日々を生きていた。しかしそんな中、幼い命がいきを引き取った。母親の心は崩れ、内側の崩壊はあっという間に外側まで広がり、母親は身も心も崩れて行った。苦しく、辛い日々に積み重ねられたストレスなど積もり積もった苛立ちは、息子の死によって耐える事が出来なくなった。その狂う姿はあまりにも切なく、あまりにも痛々しかった。しかし母親の崩れる姿を優しい瞳で見守る父親の姿が横にあった。まるで「泣いてもいいんだ」と言っているようだった。励ます事も、慰める事も、一緒になって悲しむ事もせず、ただ強い気持ちでしっかりと地面の上に立っていた。そして彼等は生き続ける。日々の日課を休む事は死を意味する。悲しみに沈んでいる暇など彼等にはなかった。人間は生き続ける為に立ち止まっては行けない。どんなに苦しくても、どんなに悲しくても絶対に立ち止まってはいけない。と言う事を僕は学び、そして深く心に刻みました。 【ボビー】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-09 22:45:50) (良:1票) |