11.大昔に見ましたが深く印象に残っています、クリスチャン・ベールが出ていたのですよね。彼の役者としての成長に一石投じているのでしょうね、この作品も。 【HRM36】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-08-03 14:14:50) |
10.奇妙な味わいの映画なので、初めて観た時にはやや戸惑うけれど、再見したらクセになる。まるでカフカの小説のような不条理感(特に前半)。もっとも、カフカの世界が不条理だと言っても、そこには気味の悪いリアリティがあるが、それは我々の住む現実世界がすでに不条理であり、それを我々が「気が付いたら」受け入れてしまっているから。世の中の殆どの事は、実は我々が知らないこと、理解できないこと、「いつの間にか決まってしまっている」ことばかり。それを我々は意識しないまま日々受け入れ続けている。さて一方、この映画の主人公の少年。やはり世間は彼の知らないところで動き続け、彼にとってそれは不条理なものなのだけど、彼はそれらを驚きをもって、時には憧れすらをもって、観察し受けて入れていくのが面白い。彼がスタジアムで自動車と再会する面白さ。世の中は理解できない大きな力によって動いているのだ。彼が死んだ人の魂だと思った光は、未知の新兵器によってもたらされたものであったりする。こうして、何だかわからないながらも少しずつ、少年の世界は広がっていく。そんな彼の目に大きな驚異として映る日本軍、彼は理解できないながらも彼らに接近しようとするが、結局受け入れられることはない(私もガッツ石松は確かに理解できんが)。この「わからない」という無気味さと驚きを、そのまま包み隠さず映像化しているところが、この映画の力であり、強みでもある。映像もそれに応え、不条理を決して厭わない(夕日に炎上する戦闘機の次のシーンは「昼間」だったりする)。オドロキをそのままオドロキとして描くときの、新鮮さ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-12-03 00:16:02) |
《改行表示》 9.長い映画だったが、全然長さを感じさせなかった。 日本軍に占領されて、使用人は家から家具を持ち出すわ、そこでしばかれるわで この人間の変わりようが面白い。 何もしらなかった少年が、戦争での生き方を覚え、成長していく(うまく大人と接し そして使い、使われる) 最後は、両親の顔も覚えていなかったのだろう 【arsha】さん 8点(2004-10-07 16:23:06) |
8.クリスチャン・ベールかっこいい 【イクモウザイ】さん 8点(2003-03-20 10:14:55) |
7.あの少年がのちのちアメリカンサイコのパトリックを演じようとは思わなかった。あの上品な顔はどこへ行ったのだろう。 【ヘロトドス】さん 8点(2002-12-15 20:26:38) |
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6.この映画ってガッツ石松でてたよね? |
5.「生意気なクソガキが(笑)様々な経験を通して大人への道を歩く、その途中に戦争があった」というおとぎ話ですね。それを象徴するのが、修理中の零戦の脇で火花が散る中、少年がパイロットに向かって敬礼するシーンと、長崎の原爆が遠くの空に夫人の魂を連れ去るシーンですか。エンディング・クレジットがスクロールするところでバックに流れる賛美歌は印象に残りますね。ついつい、あの部分だけ何度も観返して(聴き返して)しまいます(笑)。それにしても(←口癖(笑))、スピルバーグはP51マスタングが好きですねえ。収容所で少年に翼を振って挨拶するシーンと、「プライベートライアン」でラストにタイガー戦車を吹っ飛ばして乱舞するシーンが、妙に重なってしまいます。ところで、驚いたのはあの少年が、「コレリ大尉のマンドリン」でパルチザンのリーダーになっていたという事実!時間の流れを感じてしまいます。 【オオカミ】さん 8点(2002-06-30 01:30:50) |
4.豪邸で「坊ちゃん」として生きていれば、あんな感情や経験や成長、知らずに済んだのに悲しい。少年が自転車で家の中を走り回るシーンがキーになっていると思った。 【カズール】さん 8点(2001-11-04 11:10:11) |
3.良い俳優だなって思って観てたら、これってジョン・マルコビッチでした。今ほどブレイクしていなかった時期の作品ですね。映画としてはいつものスピルバーグの冴えた演出が空回りしているみたいだし、ラストの何となく助かった少年が、無表情で親に抱かれるのを見ていると何も残らなかったって気が。当時例年通りオスカー狙いに躍起になっていた時期だったから、観る方としても期待が大き過ぎたのかもしれません。 【☆】さん 8点(2001-06-11 00:54:12) |
2.大人にとっては大変な悲劇である戦争でさえ、子供にとっては意外と胸ときめかすことだってある。この作品は今までのどの戦争映画とも違い、少年の視点で描いたところがユニークで、又、そこがいかにもスピルバーグらしい。捕虜となった上流階級育ちの少年が、日々の糧を得るため収容所で狡すっからく立ち回り、生きていくための処世術を身につけていく。この少年の嫌らしさこそ戦争が生んだ不幸の象徴で、ラスト、彼の変貌に気づかない母親に抱かれ、虚ろな目をした少年の表情が印象的だ。 【ドラえもん】さん 8点(2001-03-09 23:28:45) |
1.ちょっとスピルバーグらしくない作品だったと思うけどよかったです。クリスチャン・ベールも今は立派な俳優ですね。 【T・Y】さん 8点(2001-01-13 22:05:46) |