5.実在のサックス・プレイヤーが架空のプレイヤーを演じるジャズ映画。 タヴェルニエが60年代フランスに流出した米国ミュージシャンの中のピアニストをモデルに描く。 デクスター・ゴードンの棒読みと枯れ声に驚くも、役者ではないし慣れると味ともなり。 パリで酒びたりの彼を再びステージに立たせたデザイナー、フランシスの献身的な友情は得がたく、不安定でありながらどこか飄々とした雰囲気が「バード」とは違って重苦しさは少ない。 復帰後NYに戻って娘との会話、「歌詞は?」「音楽にかならずしも歌詞は必要ない」 歌と切り離せぬポップ・ミュージックしか聴かないであろう少女への返答は「インストゥルメンタルの演奏だけで、音楽そのもので感動を与えられるものでなければ」との思いがこめられて、同感。 ロネット・マッキーが歌う"HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON"は情緒あるが、彼には声も楽器、歌詞はムーディな飾りかもしれず、またそれでよいのだろうと思う。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-07-05 07:00:03) |
4.目で感じられるジャズのかっこよさ。サックスって、音だけじゃなく楽器そのものも奏者も美しく見えるもんだな。こういうところ、映画はいい。しかし、これといいイーストウッドの「バード」といい、ジャズマンの映画は雰囲気は渋くてかっこいいのに、どうも冗長になる。もっとコンパクトでもいいのにな。 【ジェイムズ・ギャッツ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-29 22:00:42) |
《改行表示》 3.演奏10点、脚本4点というところでしょうか。デックスの演奏は本当に素晴らしく、ジャズファンの私としてはそれだけで「最高!」なのですが、お話の部分が如何せん面白くない。 実話をベースにしているとはいえ、もっともっと話をこねくり回して、展開の激しい話にしてもいいとおもうんですけどね。これじゃあまりに淡泊かと。 それでもどこかのお話だけチャラチャラして、演奏は激ショボのどこかの女子高生コメディムービーよか全然いい出来と思いますけどね。 【民朗】さん [地上波(字幕)] 7点(2009-10-31 11:34:26) |
2.私はジャズが好き。そして自分も先日テナーサックスを購入し、ライブ演奏を夢見ています。そんな自分にとってこの映画はモチベーションをアップさせてくれるものとなりました。もっと練習してあんな味のある演奏ができたらかっこいいなーと。映画のテンポはかなりスローで、少し長い。発展があまりない前半はけっこうダルイ感じがしたけれど、主人公デイルとフランシスの距離が近くなっていくにつれて、この映画のスローさが心地よくなってくるといった感じ。ジャズバーでの演奏シーンは見ているこっちがたばこの煙と酒と場の雰囲気とそしてジャズに酔ってしまいそう。数々の曲目が演奏されているけれど、1番好きな曲は実はバターカップが唄う、あの軽快な曲だったり。ジャズファンなら誰しもが憧れる本場のBLUE NOTE。私もいつかあんなジャズバーで酔いしれてみたい。 それにしてもあのNYかぶれの早口アメリカ人はマーティン・スコセッシだったとは・・・! 【未歩】さん 7点(2005-02-21 19:47:49) |
1.雰囲気で見る映画ですね。ここがどうだったから感動!!!っていうわけではないのだけど、雰囲気が強烈に頭に残るっていうか、、。米映画なんですけど仏映画っぽい感覚で見てました。ジャズがとても素敵でした。 【カルーア】さん 7点(2004-04-09 23:27:14) |