《改行表示》 5.《ネタバレ》 個人的にショックな出来事があり、『俺みたいなどうしようもない奴が夢なんて見るからこうなるんだ』『俺みたいな奴には夢を見る資格もないんだ』『俺みたい奴が…』という気持ちが強くなり、涙をこらえながら、歩いていたときにこの映画のラストがふと頭によぎった。 他の人からは、しょぼくれた男がとぼとぼと一人で歩いているように見えるだろうが、その瞬間、自分の目には、自分の周りを賑やかに騒ぐ集団の姿が見えたような気がした。 涙が溢れそうだったにも関わらず、何故か一人で気持ち悪くニヤついて歩いている自分がそこにはいた。 この映画には救われた想いで一杯だ。 どうしようもない自分を助けてくれた素晴らしい映画だと思う。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-12-28 23:15:46) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 もう、ジュリエッタ・マシーナの演技が最高です。「人生を変えたい、幸せな生活を送りたい」と願いながらも、裏切られていく女性の姿を見事に演じています。非常に悲惨で切ないストーリーではあるのですが、ラストシーンで見せる彼女の笑顔によって、非常に希望を感じさせてくれるから不思議です。 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-16 21:54:26) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 スゴイ。まさにフェリーニ&ジュリエッタ・マシーナ&ニーノ・ロータだけにしか作れない作品。フェリーニやゴダールのすごいところは、完ぺきにワン&オンリーな存在であるということだ。自分の才能を熟知し、「自分にしかできないこと」をいとも簡単に、しかもこれ以上ないという完成度でやってしまう。 この作品を観れば、そのことが心から実感できる。オーソドックスなのだが、天才の才能をまざまざと見せつけられる。 ● さて、ジュリエッタ・マシーナの表情の実に豊かなこと! 前半では 決して心からの笑顔を見せることがないカビリア。それが後半オスカーに恋してからの、本当に乙女のように素直で屈託のない笑顔。そしてラストシーンでの神々しささえ感じさせる微笑み!! 【NOW】さん 10点(2004-02-17 00:05:33) (良:1票) |
2.久々に涙しました。カリビアの想いと現実。それでも変わらずに生きてゆく事の繰り返す深遠姿。夢を諦めないで行くために。とても痛ましくもあり親近感もありでフェリーニお気に入りです。 【風太郎】さん 10点(2003-07-13 01:05:00) |
1.有名な・撮と同じ頃の作品ですが、すごく魅力的な、フェリーニの映画の中でも特に好きな映画です。その頃のローマの町の感じや、人々の空気、営みやなんかが生き生きと描かれています。ジュリエッタ・マシーナはもちろん、共演のフランソア・ペリエも(私的には)魅力的でした。何度も観たくなる映画。 【ベリンモン】さん 10点(2002-07-06 02:02:59) |