7.あらすじからほとんど予想できる内容だし、終盤へ向けての展開も実に予定調和的。しかし、最大の問題は、家建築のディテールをほとんど省いているところだと思う。この作品全体を象徴しているのはいうまでもなく家なのだが、その家自体がさしたる挫折も曲折もなく順当にあっという間にできてしまっているから、ますます物語そのものまでが予定調和に見えてしまうのです。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-05-30 04:35:23) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 どういう先入観を持って映画を観るかによって、まったく違った感動を得る。ってことを身をもって体験した一本でした。≪ネタバレありです!!≫原題"life as a house"は、邦題”海辺の家”とまったく違った印象を与える。原題は、家を建てる男が、死んだ後も家として生き続ける、というストーリーの根幹がしっかりと組み込まれていて素晴らしい。物語の主点をパンクに走る少年の更生物語と捉えると、少年が家を建てるという力仕事の中ですこしづつ打ち解けていく姿、そして、その家自体が尊敬し始めた父親の死によって重なり合うところ、さらには家を他人の手に渡してしまう決断。すべてが少年の成長と重なり、感動をいっそう高めてくれる。少年と家と父親。この3つの見事な関係がとてもうまく感動的に描かれている。邦題は「家」のみに焦点を当てているのでちょっと足りない感じ。原題の"life as a house"秀逸です。 【kaneko】さん 9点(2005-01-14 16:26:15) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 ストーリーの基本設定として「連れ子を前の亭主に押し付けて厄介払い」という、どうにも感情移入を阻む非現実的な要素が最初に提示されるため、後半部の息子や元妻との和解に至る流れにも全く乗れない。「勝手にやっとれや」てな感じ。二人で家を建てる内に協力者が徐々に増えていく過程にも「何故赤の他人が彼らを手伝うのか」殆ど説明も描写もないので、親切なボランティアなのか単に金で雇われた大工なのか判別できず、今イチ感動につながらない。あと、しんみりしそうな時に「初体験/リッジモント・ハイ」みたいな軽薄エッチ場面をポイポイ挿入する意図も理解不能。サービスのつもり…なのか??まぁオヤジの臨終で見え見えの泣かせに行かなかった潔さは認めるが、全体として散漫な印象は否めない。正に”可もなく不可もなし”悪いが5点マイナス。 【へちょちょ】さん 5点(2004-11-15 02:25:54) (良:1票) |
4.泣いた。起承転結。素晴しい。友達が彼女の母親に浮気する話と屋根から落ちた話が不必要だったので9点!! |
3.《ネタバレ》 若気の至りでカマ掘られたって、それがのちのちの人生に役に立つことだってある!というパワフルなメッセージには、素直に納得させられました。 【永遠】さん 6点(2004-04-23 04:06:17) (笑:1票) |
2.こうして、人は死してもなお生き続けるのですね。 【ガーデンノーム】さん 7点(2003-10-30 21:36:58) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 ”死”を題材にしたリアリティのあるドラマを期待して見たのがいけなかった。序盤の父と子のやりとりは引き付けられたのに、話が進むとどんどん御都合主義に。隣人にしても”悪人だから犬が車に小便かけてたんだ”ってことでしょうか?元妻の夫は悪いだけの男ですか?息子のはなもちならない同級生が屋根から落ちたのはバチってこと?しかも”骨が出てる”の字幕は目を疑いました。その同級生と隣の奥さんの関係、隣の娘と主人公の関係は、面白いエピソードですが、必要な話とは思えません。映画の進行に連れて家が出来ていくという設定、キャストの演技力に魅力があっただけに残念に思いました。 【ウメキチ】さん 4点(2003-10-21 17:35:25) (良:1票) |