12.その独特のタッチが肝になる松本大洋のマンガを映画化するとなると、そりゃかなり挑戦的だろうなぁ、と思ってたら、あーらまた随分とフツーに映像化しちゃったのねー、ってガッカリ。物語だけ切り取られても普通の映画になるだけなんじゃ?って。もちろん、アニメならともかく、実写であの画風を再現する、なんて事は無理ですけれど、そのタッチに相当する独自の映像表現っていうのがあったと思うんですけどもねぇ。でも、原作の事を考えなければ、まあまあ面白くできた映画ですか。ただ、竹中直人は困りますねぇ。どの映画に出てきても同じだから、映画を狭っ苦しくしちゃうんですよね。あー、毎度のおっちゃんかー、って。日本映画のお笑い記号として使うの、やめて欲しいなぁ。 【あにやん🌈】さん 6点(2003-12-21 16:00:11) (良:1票)(笑:1票) |
11.リオ五輪の卓球を見ていたら、無性にまた見たくなって久々の鑑賞。
この映画、とても気に入っていてすごく面白い、もう14年も前の映画になっちゃったのか・・・ 曽利監督もクドカンも窪塚も獅童も人生最高のパフォーマンスだろう、他の役者は後にも頑張ってる
才能と努力、この比重の対比が物語をドラマチックにする、当然両方が必要だが上限があることへの葛藤 ストイックに磨く刃により女子の不必要なストーリーに緊張感が増してゆく
アクマに負けたペコに、チャイナに負けたスマイルがコーチとの確約により「ペコ、先に行くよ」という 台詞の重みが物語を大きく動かし始める、これより凡人代表アクマ(大倉孝二)が出るたびに涙を誘う
実写のCGも当時としては上手く使えてるし、音楽の入りも秀逸、こういう完成度の高い映画は気持ちいい
今回知ったが、ラスト前スマイルが教えている子供が染谷将太だったなんて、なんか得した気分 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-08-15 15:51:20) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 見始めた時の感想は窪塚さんの演技が鼻につき集中出来ませんでした。 昔のNHKのアナウンサーが聞いたら発狂しそうな台詞回しの日本語も体が痒くなってしまいましたが、こういうものだと自分に言い聞かせ、それらが慣れてくると徐々に面白くなっていきました。
話は恋愛や誰かの死という様な安直な感傷装置を使わないで『敗北・挫折・努力・勝利』を友情で包んだスポ根の王道の真ん中を行っていますが、原作がマンガという事もあり登場人物のキャラクターがおかしな方向に立ち過ぎていたり、奇抜な演出等も話とギャップがあってかなり楽しめました。 特にドラゴンのバックハンドリターンは金剛力士像みたいで笑ってしまいますし、「24勝……94敗」正直なアクマには好感が持てます。 音楽も良い意味で作品を軽いものにしてくれて見易くなっていました。 それでも青春映画という事で何箇所かは青臭い所は有りましたが、それは私が順調に歳を取れた裏返しという解釈をさせて貰いました。 また、表現方法としては映画と同じビジュアルで見せるマンガが原作なので強調させたいであろうシーンや台詞が主張してしまって作品のリズムが失われている所があったと思います。
見始めた時の感想は前述した通りですが見終わった時のそれは結局窪塚さんで作品が成立していた感じでした。 個性的な登場人物達を彼の極端な演技でバランスを取っていた印象です。 彼の演技を頭ひとつ抜け出た奇抜さにしたおかげで他の役者さん達も伸び伸びと演技が出来て、それぞれのキャラクターにも違和感は生まれず逆にそれぞれが目立つ事が出来て作品全体も纏まったと思います。 窪塚さんは正直好きでは有りません(大嫌いでも有りません)が、本作では役にハマっていて最終的には魅力的に映りました。
この手の作品は内容云々というより、高揚感や爽快感だと思うのでそういう意味ではそれらを感じられた本作は良かったと思います。 【しってるねこのち】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-06-30 02:24:41) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 勝手に勘違いをしていた自分のせいですが、稲中卓球部の実写版かと思っていたのに、 全然違った事に驚き。入り込めず、馴染めず、溶け込めず。 映画相手に人見知り‥ 【3737】さん [DVD(字幕)] 3点(2010-08-05 22:43:47) (笑:1票) |
8.《ネタバレ》 映画は漫画ほどにキャラクター造詣に幅を持ち得ない。絵ではなく人間が演じるんだから当然だ。べつにキャラクター造詣に拘らなくても画が動くことで得られる感動とそれを効果的に見せる脚本で映画はいくらでも優位に立てるわけだが。しかし『ピンポン』はこのキャラクター造詣に拘る。絵に負ける部分を脚本が補足する。わかりやすく特徴付けられた主要なキャラたちがそれぞれの個性を発散させる。20代後半のARATAも30歳の中村獅童もこの漫画的世界ではじゅうぶん高校生だ。CGもこの世界に映える。ヒーローがヒーローとして登場するクライマックスを頂点とするストーリーをしっかりと映画の尺に収めたことも評価できる。それにしてもここまでキャラ重視でしてるのに何故に卓球部監督は毎度おなじみ竹中直人なのだ。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-11-20 16:03:47) (良:1票) |
7.マンガの登場人物をまねしてカツラかぶったり、トゥキンヘッドにしたり…もうええで!って感じです。 【垢抜け戦隊】さん [DVD(邦画)] 0点(2007-08-05 01:29:20) (良:1票) |
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6.原作は読んだことないんやけど、なんか、何かの一等賞になりたくなった。そんな元気がでる感じやった。 【なにわ君】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-07 11:55:40) (良:1票) |
5.原作は全く知りませんでした。ARATAって、古田新太がやるのか、おやまあと思った時点で逝ってよしですか?日本映画やるじゃんと思わせてくれました。まとまりすぎてる感じもしましたが、それだけ良質な証拠かと。アクションが盛り上がるのはあの終盤の飛ぶところだけだったのでちょっとだまされましたが。 |
4.《ネタバレ》 スポーツ・青春映画として、キレイにまとまっていて好感が持てる出来。 卓球のラリー場面は、CGが効果的に、自然に使われていて良かったです。 スマイルがチャイナ戦で本性を出し始めるシーンが印象的。 反面、窪塚ペコの存在感は弱い。 天然を「演じてる」のが全編通して見え見えで痛かった…。 中盤でグレて、髪伸ばして煙草くわえてる姿が一番自然に見えちゃマズイでしょう。
しかし、最後まで気持ち良く観れる映画でした。 終盤のスマイルとチャイナの台詞、 「ペコなら楽しめる」 「~そんな相手と戦えるのは幸せだ」 …が、胸にズシンと来ました。 【i-loop】さん [DVD(邦画)] 7点(2004-06-03 04:04:38) (良:1票) |
3.漫画だね! 【k】さん 3点(2004-02-17 11:28:10) (笑:1票) |
2.松本大洋の原作漫画と直接比べてしまうと、やはり優劣の差は明らかになってしまう。 僕は、漫画の最後で描かれる5年後の“スマイル”と“ドラゴン”が浜辺で会話するシーンが好きなので、映画のラストカットもスマイルの「眠いや」という台詞で締めてくれたなら、この映画に対する評価がさらに上がったろうことは間違いない。
久しぶりにこの映画を観て、ラストシーンを見終わった後も同様のことを感じたけれど、そこにSUPERCARの「YUMEGIWA LAST BOY」を携えたエンドロールが流れ始めた時点で、やっぱり良い映画だなと思った。
素晴らしい漫画や小説を映画化するにあたり必要不可欠なことは、そういった「付加価値」だと思う。 それがなければ、原作をどんなに忠実に映画化したところで模倣以外の何ものでもないし、逆にそれがあれば、原作に対して多少変化があったとしても許容できるというものだ。
即ち、原作と比べると拭い去れない物足りなさを感じつつも、この映画を「良い映画だ」と言わざるを得ないのは、「付加価値」がしっかりとついているからだ。 それは、SUPERCARの音楽だったり、強敵の異様なまでの迫力を歌舞伎役者の大見得で表現させたキャスティングだったり、「月にタッチするなんてワケないよ」という映画オリジナルの台詞だったり。
映画と原作がまったく同じ素晴らしさを持つなんてことはあり得ないし、ある必要もない。 漫画を読むと映画を観たくなる、映画を観るとやっぱり漫画を読みたくなる。 そういう関係性を原作漫画との間で生んだこの映画は、やはり“奇跡的”な漫画の映画化だったと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 9点(2004-01-17 04:52:18) (良:1票) |
1.卓球のくだらなさが伝わってくる。元卓球部としては全くもって愉快だし卓球に人生ささげるなんて、もっての他。だけど・・・だけど熱くなっちゃうんだよね(笑)それに名言(迷言?)の多いこと。思わず「反応反射音速光速もっと早くもっと・・・」ってつぶやく時がある。ガリガリ君とかも懐かしいし。機会があったら何回も見るつもり。 【taron】さん 10点(2003-11-09 10:55:47) (良:1票) |