《改行表示》 5.《ネタバレ》 実話好き、学園ものが好きな人であれば絶対に見ておいて損はないであろう映画です。 生徒がこれだけたくさんいて、すべての生徒の問題を解決するなんてのはフィクションの世界では可能かもしれませんが、現実世界ではそうはいきません。実際には、先生個人の力なんてたかがしれていて、どうにもならないことのほうが多いに決まっているんです。この映画も実話ものらしく、どうにもならない、救えない生徒が何人か出てきます。ただこの映画の素晴らしいところは、それでも教師のルアンが最後まで生徒のために希望を捨てずに、あがく姿を見せつづけるところにあります。そしてやはり、救えない生徒は救えないままなのですが、ルアンのアクション、そして言葉にとても力強いメッセージを感じるのです。 ルアンは言ってしまえば正統派の熱血教師。自分の信念を、本音で生徒と学校にぶつけるだけで、じつはこれといったとりえのない、金八先生と同じタイプの教師です。しかしルアンは生徒に知識と教養を授け、考える方法を教え、成長させていくのです。教育者として最も大切な何かを持っているのです。だからこそ見ている私達に、教育者として大人として、あるべき姿を教えてくれているんです。 良い映画です。良い映画すぎて、若干の物足りなさを感じてしまったことは正直に認めますが、オススメの1本です。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-12 00:41:50) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 映画を見ているとよくあることですが、死んでほしくない、死ぬべきではない登場人物が後半から終盤にいきなり死んでしまう、という個人的には好きではない展開。しかしこれは実話なんですね。そして人種の問題とそこにある貧困の問題や銃社会の問題などアメリカの抱える厳しい現実が生徒の家への家庭訪問のシーンなどに描かれる。厳しい環境で生き、重大な問題を抱えた生徒を「ノックもせずに部屋に入って来た」と訳も聞かず門前払いする社会的に恵まれた立場にいる校長。厳しい環境で生まれ育った彼らが社会に受け入れられない非常に厳しく冷酷な現実を見せられたような気がします。ミシェル・ファイファー演じる先生と生徒の間に信頼関係が出来ていく過程がちょっと早送りされている感はありましたが、決して綺麗ごとだけでなく、生徒達の置かれた現実を見据えた上で、いくらでも自分で考えて道を選択する事が出来るという先生の教えが心に残る映画でした。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-30 12:18:32) (良:1票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 先生が直接精神論を口に出して説くのでは無いのが良い。詩を通じて自分達に考えさせて、人生を"choose"するためのボキャブラリー・教養を増やしていく・・・。素晴らしいです。自分ももっと早く(義務教育の頃から)にこんな先生に教えてもらっていれば、もっと意義を持って勉強したと思う・・・んだけどな?(笑) 今度からなんで学校に行くのか?って聞かれたらそう答えてみたいです。 映画的には話は単調かもしれないけれど、このページに来て「実話」と聞いて納得!!作り話よりも心を打たれる映画は素晴らしいです!! 【お好み焼きは広島風】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-23 09:13:26) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 ミシェル・ファイファーが演じた先生の熱さに感動した。詳しく覚えていないけど、「卒業までに少しでも強くなっていれば、そう簡単には負けない人間になっている。」みたいなこと言っていたのが、一番印象的だった。そういうことを言う先生は実際いないかも知れないけど、結構嫌いじゃない。あと、生徒の家に訪ねたりして熱心にやっていたのとか見ていて、当たり前だけど先生もやっぱ人間性みたいなもの次第で違うものなのかなとか色々考えさせられた。熱意って大切だなと思った。 【Gene】さん 9点(2005-01-27 21:31:36) (良:1票) |
1.詩を通して考えることを学ばせるっていうのがいいですね。本当に考えるっていうことを教える教師は今の時代にいないんじゃないかなって思えてしまいました。こういう授業なら今でも受けたいって思える映画。しかも授業で使う詩がボブ・デュランとは…なかなか洒落てる。面白かったせいか100分の映画がとても短く感じました(実際映画としては短いんだろうけど…)。個人的にはもう1時間くらいあっても全然OKなんですけどね。普通に胸を打たれたよ~ということで映画としてどうこうより、個人的にかなり好きなので高得点を!!。 【epitaph】さん 9点(2004-07-22 22:11:54) (良:1票) |