6.《ネタバレ》 初代では自慰の現場を両親に見られたのに対し、本作では女性と本番真っ最中な姿を見られてしまうっていう導入部が凄いですね。 こういう形で「前作よりパワーアップした事」を伝えてくれちゃう映画って、ちょっと他には思いつかないです。
そんな下ネタ部分だけではなく、青春映画としてもしっかりパワーアップしており「夏休みの楽しさ」を存分に感じられる内容になっているのが嬉しい。 前作で宙ぶらりんだったジムとミッシェルの関係に、きちっと決着が付いている点も良いですね。 「主人公の恋路を応援してくれる女友達」枠が好きな自分としては、実に好みな展開であり「憧れのマドンナ」枠のナディアではなく、ミッシェルと結ばれると分かった時には、思わずガッツポーズ取っちゃったくらい。 二人の関係性という意味では、前作からの繋げ方が強引だし、初見の際には(ミッシェルって、こんなに良い子だったの?)と戸惑う気持ちもあったりしたんですが…… 何度目かの鑑賞となった今回は、そんな違和感も消え去り、素直に祝福する事が出来ました。
愛する彼女が出来たお陰で、すっかり真面目になったオズの変貌っぷりも面白かったし、前作にて「人生で一番楽しいのは、今だよ」と語っていたケビンが、高校時代の思い出に囚われる事から脱して、大人へと成長してみせる流れも良い。 アメリカン・パイシリーズって、基本的には能天気なコメディなんだけど、青春ドラマとしても良質なんだって事を、オズやケビンが証明してくれた気がしますね。 ケビンを励まし、夕暮れの中、主人公四人組のシルエットが並んで歩く場面にも、本当にグッと来ちゃいました。
そんな主人公達だけでなく、振られたナディアに、憎まれ役のシャーマンなど、脇役陣にも優しい眼差しが注がれており、それぞれを幸せな結末に導いてくれるのも、本作の長所ですよね。 シリーズ通してのMVPと呼べそうな「ジムの父」も、存分に存在感を発揮しており「息子想いだが、どこかズレてる」感じが、面白くって仕方無かったです。 病院でのやり取りには笑わせてもらったし、その後、気まずい思いをしているジムに対し「お前は自慢の息子だ」と優しく伝える姿なんかも、凄く好き。 笑いと感動の緩急があって、二つの要素が、互いを引き立て合う効果があったと思います。
賑やかなパーティーが終わり、これで「めでたし、めでたし」かと思われたところで、スティフラーのママが颯爽と登場して〆てくれるのも、お約束な魅力があって良いですね。 (そう来なくっちゃ!)とテンション上がったまま、笑顔のままで、エンドロールを眺める事が出来ました。
学生時代を卒業し、大人になった後も、夏が来る度に観返したくなる。 クライマックスとなる告白シーンだけでなく、皆で別荘に向かう場面や、だらだらとトランプ遊びしたりする場面を、もう一度観たくなる。 理想の「夏休み映画」と呼べそうな、良い映画です。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 8点(2020-05-16 08:34:52) (良:1票) |
5.コメディー、青春の1ページ。シリーズは現在3作。この2作目だけ、「アメリカン・パイ」と訳されていない。不思議だ。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-07 10:03:40) (良:1票) |
4.主人公の親父さんの理解力に感動。もはやアメリカの父だ。尊敬に価する。 【ボビー】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-23 20:28:13) (笑:1票) |
3.飲んで騒いで笑って泣いて・・・前作から引き続いてのスタッフ&キャストで、今回のテーマは「大人になって変化するものとそれに対する抵抗」。この映画の成功点としてまずそれぞれのキャラの個性が前作で完全に確立し、それを壊すことなく(それ以上に)キャラの役割分担がしっかりしていること。そしてそれぞれの感情や行動を余すことなく存分に表現したことに尽きる。これぞ青春! 【コーヒー】さん 9点(2004-01-22 04:06:21) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 2作目も凄くおもしろい。ジムの演奏や接着剤事件やレズビアンのシーンが良かった。このシリーズに出てくる登場人物は全員最高ですわ!みんなが魅力的なキャラです。シャーミネーターの魅力にやられたナディアがおもしろい。最終的にミッシェルを選んだジムは正解でした。もちろんナディアも魅力的やけどね! 【ギニュー】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-01-21 21:13:43) (良:1票) |
1.超おもろくてコレ大好き!!断然前作より面白かった!あ~、ああいう青春送りたかったなあ~。それにしても主人公の男の子、アダム・サンドラーに激似なんですけど。三枚目だけど、ああいう系の顔タイプなんだな(笑)映画でのあのダメダメな感じもイイ!父さんもカワイくて最高!やっぱ一番笑えたのは、トランペットと瞬間接着剤のシーンが(笑)あと登場人物の一人一人のキャラクターが超個性的なのもこの面白さの一つ。この映画を一言で言うなら‘卒業アルバムを開いて青春が蘇るような映画’。決してこんな青春は送ってないけど(涙) 【アーchan】さん 9点(2003-06-04 01:27:10) (良:1票) |