《改行表示》 14.北野映画でもアーティスティックな面が色濃く出ていて嫌いな人には耐えられなさそう。 つまらないけど嫌いじゃない。静かすぎる純愛は狂気に見えるの図。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-08-29 12:12:15) |
《改行表示》 13.とにかく“赤”が凄まじい。 まぶしく美しい。 主人公二人の演技もなかなか良かった。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-09-09 00:42:13) |
12.色彩が見事でしたね。それを狙って作ったんだと思いますが、キタノブルーじゃなく、劇中の「赤」が鮮やかな作品でした。近松門左衛門とか人形浄瑠璃なんて縁が無いですが、3つの究極の愛の形が交錯する中で、1つ1つの話は切なくて興味深いですが、その分1つの映画としての一貫性というか、まとまりが感じられなくて中途半端な気がしてしまいました。ただ俳優さんは皆素朴な演技でよかったと思います。これは明らかに今までの北野映画のスタイルではありませんが、良くも悪くも黒澤監督が芸術と娯楽を両方意識したように歩き出したのかなあと感じた作品でした。 |
11.長時間のプロモーションビデオという感じでした。でも、何が言いたいのかがわからなくて、観ていて退屈でした…きれいな景色などには感動したのですが。相当感受性が研ぎ澄まされているか、行間を読み取るのがかなり得意でないと、理解し難い作品かもしれません。これから観ようとしている方は、予めあらすじを知っておくと良いでしょう。 【kokayu】さん 6点(2004-11-11 20:26:49) |
《改行表示》 10.武さんの映画の中では、ちょっと異質な感じの作品。 映像美は良かった。 【夏目】さん 6点(2004-06-12 01:41:23) |
9.色彩鮮やかでデジタル向き。ストーリーは見るものに想像力を求めるもの。深田恭子が「キミノヒトミニコイシテル」を歌うシーンがよかったです。表現力があって歌うまいですよね。 【海野やよい】さん 6点(2004-04-23 15:56:39) |
8.各々のコメントに恋愛観が表れていて興味深いです。私はこういう愛の形はどちらかと言えば共感します。そうでも思わなければ人を信じる気にはなれません。 |
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7.本当にキレイな世界のなかでみんな人形になりすぎだ。悲しく。 【ヒロヒロ】さん 6点(2004-02-08 03:18:31) |
6.映像の美しさと菅野美穂の演技がよかった。 【バチケン】さん 6点(2004-01-23 22:32:43) |
5.景色や衣装が綺麗でした。菅野美穂はああいう役がうまいですね。 【ムレネコ】さん 6点(2003-12-05 07:13:57) |
4.乞食があんなに高そうな服を着るわけない。 |
3.3つのストーリーともある意味怖かった。愛って行き過ぎると重いもんだなーと思った。3つのストーリーでは深田恭子のが一番好きだけど、歌ってるシーンが長すぎだと思った。すんごいアイドルアイドルした歌なのにノリきれてないのが笑える。あと、菅野美穂のぴょこぴょこ歩きがなんかかわいかった。 【およこ】さん 6点(2003-06-26 22:21:23) |
2.狂気の中の愛。「べティーブルー」が躁の狂気だとしたらこれは鬱かな。あざとい演出がもうほんとに沢山あるのですが、スーッと心に入ってゆっくりかき乱す映画です。北野作品で、賛否含めていろいろな視点で意見があるのも面白い。私も採点するのに困る。逃げの6点で・・。四季の映像はそんなに美しいとは思わなっかったが、ホーキング青山はよかった。 【チューン】さん 6点(2002-11-01 15:25:44) |
1.「Dolls」観てきました。ネタばれに近いものもありますので,「絶対に見に行く」と決めている人は、読まないほうが無難だと思いますのでご注意ください。一番の感想は「なぜ監督はこんなに冥途の飛脚(人形浄瑠璃の世話物)にこだわったのだろう?」ということです。私にはこだわったが為に観客にわかりにくく、共感しにくい映画になってしまっているように感じられました。確かに映像は綺麗でしたし、途中まではストーリーもそれなりに興味深かったのです。深田恭子と武重勉のストーリーは残酷で一人よがりではありますが,その行為には胸を揺さぶられるものがありました。しかし、一番主役の男性からあまりにも菅野ちゃんの役の女のこに対する愛情が感じられず、ずっと感情移入しにくい状況が続いていたのですが、極め付けに醒めてしまったのが終盤の雪山の物干し竿のシーンで、ここで「そんなばかな!」と思ってしまったのです。ここから先は完全にのめりこめなくなってしまいました。「演出」=「観客をいかにスクリーンの向こう側の世界に感情移入させるか」と定義するなら,この場面以降は監督の演出はあまり私にとって影響力を持たなくなりました。そのために,本来ならもっと感動的に感じられるはずの「窓の外でのシーン」もいまいち感動し切れませんでした。同じ「知的障害を持った方とのロードムービー」であるレインマンの『MY MAIN MAN』というダスティン・ホフマンのセリフで額をくっつけ合うシーンではものすごく感動したのですが,今回は物干しのシーンで冷めていたので,のめりこめませんでした。「DOLLS」はあまりにも映像重視で、ストーリーがおざなりになっているように感じました。印象的な映像は大切な要素ですが、しかしその映像を取りたいがためにストーリーをあまりに不自然にしてしまうと、観客はのめりこめなくなってしまうと思うのです。特にラストシーンなどは,あの映像で終わりたいが為に無理矢理ストーリーを展開しているような気がしました(そうでなければ,いくらなんでもあの困窮した場面で,あのホテル従業員の対応は非人道的過ぎて、とてもそんなことができるとは思えないのです。熊か犬が登場してきて逃げ出すという設定ならわかるのですが^^;)。確かに映像はうっとりするくらい綺麗です。しかし,その綺麗な映像のあいまあいまに残酷なシーンがあるので,「綺麗なものが観たい」という欲求をもって見に行った人であっても、その欲求は満たされないのではないかと思いました。それでは,北野監督は何を狙ってこの映画を作ったのでしょう?私にはわかりませんでした。他の方の意見を聞いてみたいと思います。菅野美穂は素晴らしかった。とくに病院で,久々に西嶋秀俊に会う時の,ゆっくりとした瞬きには、私はすごく憂いを感じましたし,窓の外のシーンでアピールする時の子どものようなあどけない表情は、DOLLからHUMANへ蘇生したことを見事に表現していたと思います。素晴らしい!。前からすごく上手だとは感じていましたが,あまりの素晴らしい出来ばえにファンになってしまいそうです^^。そして,浜崎あゆみが試写会でこの映画の感想を聞かれて「永遠っていうのは過去にあるんだなと思いました」と発言していましたが,これもお見事。おそらく、武重勉の行為によって過去の物が永遠にされてしまったことについて言及しているのだと思うのですが,そのセンスと表現力と思考の深さに感服しました。 |