男はつらいよ 噂の寅次郎の投票された口コミです。

男はつらいよ 噂の寅次郎

[オトコハツライヨウワサノトラジロウ]
1978年上映時間:104分
平均点:6.73 / 10(Review 37人) (点数分布表示)
公開開始日(1978-12-27)
ドラマコメディシリーズものTVの映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-14)【イニシャルK】さん
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監督山田洋次
助監督五十嵐敬司
キャスト渥美清(男優)車寅次郎
大原麗子(女優)荒川早苗
倍賞千恵子(女優)諏訪さくら
前田吟(男優)諏訪博
下條正巳(男優)車竜造
三崎千恵子(女優)車つね
太宰久雄(男優)桂梅太郎
佐藤蛾次郎(男優)源公
笠智衆(男優)御前様
中村はやと(男優)諏訪満男
笠井一彦(男優)中村
津嘉山正種(男優)川岸の画家
谷よしの(女優)主婦
吉田義夫(男優)おさくの父
桜井センリ(男優)友子の亭主
大滝秀治(男優)旅の雲水
明石潮(男優)住職
泉ピン子(女優)小島瞳
室田日出男(男優)添田肇
志村喬(男優)諏訪飄一郎
原作山田洋次
脚本山田洋次
朝間義隆
音楽山本直純
作詞星野哲郎「男はつらいよ」
作曲山本直純「男はつらいよ」
主題歌渥美清「男はつらいよ」
撮影高羽哲夫
製作島津清
企画小林俊一
高島幸夫
配給松竹
美術出川三男
編集石井巌
録音松本隆司(調音)
中村寛
照明青木好文
その他山田洋次(4Kデジタル修復版総合監修)
近森眞史(4Kデジタル修復版)
岸田和美(4Kデジタル修復版)
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【口コミ・感想】

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1
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6.《ネタバレ》 寅さん鑑賞2作目です。
何よりもまず、大原麗子が美しい。
ほんとうに美しい。上品で色っぽい。なのに可愛くていじらしい。
「寅さん、あたし泣きそう。。二階に行ってもいい?」
「あたし、寅さん好きよっ!」
「はいっ!寅さんに出会えたこと!」
「見ないでっ!」
もう反則ですよ(;´Д`)ハァハァ
あの独特の低い甘ったるい声と表情でこんなことを言われたら、女でも落ちますって。

なのに、離婚届を出す場面になった時の打って変わった冷たい表情。まなざし。声のトーンの機微。
さすが女優だなぁと思いました。
まだ寅さんシリーズを見始めたばかりなので何とも言えないけれど、これはほぼ大原麗子が主役といっても過言ではない気がします。
割烹着を脱ぐ仕草ひとつにさえ目を奪われてしまうのは、彼女の魅力を丁寧に撮った監督の愛さえ感じました。

大原麗子にばかり言及してしまいましたが、作品としてもとても素晴らしい。

私は個人的に、今回は寅さんは失恋していないと思っています。
早苗さんは、絶対に寅さんに惹かれていたはずです。これは女の勘です。
もしかすると、一時の気の迷いなのかもしれない。
けれど、少なくとも彼女は、はじめ兄さんよりは寅さんに男性として惹かれていた気がします。

はじめ兄さんの一途さを目の当たりにして寅さんは身を引いたのかもしれないけれど、そこには今昔物語からの教訓もあったように思いました。
寅さんは、早苗さんの美しさのすべてを彼の中に残す選択をしたのだ、と。
彼女と時を共にすることは、その残酷さ、無情さも受け入れることを意味する。
だから彼は去ったのでしょう。
妻の墓を掘り起こしたがゆえに、もう二度と美しかった妻の顔を思い出せない夫と同じ轍を踏まないために。。。
ある種の「逃げ」かもしれないけれど、寅さんらしい愛の形や優しさでもあるなぁ…と、胸が熱くなりました。

しかしながら、寅さんの王道とも言えるドタバタ感は相変わらず健在で、何とも言えぬ安心感を与えてくれます。
特にタコ社長!(笑)
彼が出てきた時は、思わず「よっ!待ってました!」と声をかけたくなるワクワク感やニヤニヤが止まりません。

寅さんの良いところって、たぶん「こんな人たちに囲まれて人生を送ってみたいな」と思える点なんだなぁと、今回鑑賞していて思いました。
出てくる人たちが、みんないい人。
ただのいい人じゃない。
みんなそれぞれに思いやりがあって、お互いを思い合っている。
その表現方法やポイントが、それぞれに違うだけ。
だから良いんですよね。
人間臭くて、あたたかくて、いじらしくて、とてもホッとする。

寅さん鑑賞2作目としては、この作品で良かったと心から思いました。
鑑賞後、またすぐ見直したくなったほど、この作品はとても魅力があると思いました。
同時に「今はもう寅さんも早苗さんもこの世にいないのだ」と考えると、今昔物語と同じだなと思ってしまいました。
過去の名作を掘り起こしてその姿を渇望する私たちもまた、エゴに満ちているのかもしれません。
皮肉ですね。儚いです。
それでも、私はまたこの作品を見たい気持ちを否定できません。
港のリョーコ横浜横須賀さん [インターネット(邦画)] 9点(2018-11-30 19:55:34)(良:4票)
5.《ネタバレ》 【今回のマドンナは確実に大原麗子さんだから。例え寅でも泉ピン子と言う線は無いんです とらやで門前払いピン子さん。二人揃って顔が四角い 二人足すと計八角形。もう完璧にピン子はアウト・オブ・眼中、やっぱり寅次郎は面食い篇。】

なんてふざけている場合ではないんです。
なんせ今回大原麗子さんなんです。
(この回に辿り着くまでずっと楽しみにしてました) 
そんな大原麗子さんの甘台詞の数々、
①恥ずかしいから こっち『見ないで』 お弁当一人で食べてるとこ  
②『キャ~ 寅さん見ないで!』 ひっくり返ったカバンの中身を見られたくないところ 
③『ハイ!明るい話をします』 と積極的に手を挙げて →私にとって明るい話は『寅さんに逢えたこと』 
④『寅さん大好きよ』 何の躊躇いもなく唐突に。 
⑤『寅さん 私泣きそう』   
⑥『私、彼の気持ちは知っているんです(でもね・・) 』 →早く追って行けとはやしたてられながらも寅次郎のほうを向いて立ち止まり、 

⑦『でもね、私、あの人より寅さんが好きなんです』 
⑧『でもね、私、寅さんとずっと一緒にいたいんです』 
⑨『でもね、私、寅さんの傍にずっといては駄目かしら?』 

と、その、 
⑦⑧⑨番はもう空想と願望ですね 私たちが想像してしまわざるを得ない夢なんです。
でもあの時、寅が早苗の言いたかった事を遮らずにいたならば、
きっと⑦⑧⑨番のような ビッグボーナスが絶対にあったと思うんです。
だから惜しい だから悔しい このマドンナなんとかして欲しかったという思いが募って止まない でも結局なんだかんだで彼には勿体無いって結論にいたるのである。そう山田監督が決めてしまったのだから致し方がない。止むを得ない やあね 山田監督のバカん。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-03-17 20:23:05)(良:4票)
4.例によって大原麗子のクネクネぶりに、思わず背中がむず痒くなること請け合いの本作。いやあ、ホントにムズムズするこのキャラクター、こんなヒトに「好きヨ」なんて言われちゃあ、寅さん、魂抜けちゃうわな。このシーン、カメラ手前に写るおばちゃん・さくらとの遠近感で、寅さんの背中がミョーに小さく写されていて、可笑しくてたまりません。マドンナが少々影が薄い分、おしゃべりピン子やら、博の父・ウン一郎氏やらが旅先で登場、脇を固めて盛り上げます。何よりも、この旅先の風景が実に美しい! それがピン子の顔で台無しじゃないか! というのはウソで、それを差し引いても(笑)、まさに一見の価値ありの光景です。そして、旅先の宿でウン一郎氏と寅さんが語り合うシーンなども、シリアスな音楽とともに、なかなかの見所となってます。あと、ラスト近くの、電気の消えたとらやの光景が、不思議に印象に残りました。それにしても、恋愛の極意とは、昔、某女優がCMで言ってたとおり、「すこし愛して、ながぁく愛して」ってなとこ、なんでしょうなあ。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-07-23 21:59:29)(良:3票)
3.《ネタバレ》 大原麗子さんの訃報を聞いてまず思い出したのが大原さんの本作の姿でした。とらやで食事した後「私、寅さん好きよ」と帰っていく姿が真っ先に思い出されますね。他にもとらやで弁当を食べながら「見ないで」「寅さん、私泣きそう」「寅さんてモテるのね」等々・・・印象に残る大原さんの本作での姿が次々と思い出されます。そんな姿を見ると寅さんでなくても腹痛の仮病を演じたくなりますよね・・・。こうして書いていると実は本作は長い間観ていないのですが、「真実一路」と一緒に観直したくなってきたなあ・・・。大原麗子さん、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
とらやさん [地上波(邦画)] 7点(2009-10-24 22:51:51)(良:2票)
2.《ネタバレ》 大好きな寅さんシリーズを語る上で欠かせないのがマドンナである。マドンナの魅力により見る度に好きになり、繰り返し何回も見てしまう作品の一つにこの第22作がある。この後にも出てくるけど大原麗子演じる早苗さんが美しい。後の作品の大原麗子よりこの早苗さんが大好きだ!
「見ちゃいや」「寅さん、私泣きそう」「はい、寅さんに出逢ったこと」「私、寅さん好きよ」とあんなこと言われたら寅さんだけでなく男なら絶対におかしくなるよ。ならない男がいたら連れて来いよ!と言いたくなります。もう、大原麗子、早苗さんに会いたくなるから何度も見てしまう作品なのです。マドンナの魅力だけで繰り返し何回も見てしまうぐらい大好きです。観る度に点数アップしてまう。初めて見た時は6点、それからしばらくして大原麗子の死去の後に見たら7点、もう今の気分は9点です。
青観さん [DVD(邦画)] 9点(2005-11-12 13:06:57)(良:2票)
1.《ネタバレ》 シリーズ22作目。寅がとらや以外の場所で家族と久しぶりの再会をするのは、今回が初じゃないだろうか?
バスの中で博の父と再会するのも、いくら何でも偶然が過ぎる気がするけど、まぁマドンナ(&登)とは結構あるパターン。
今昔物語で自分の人生について考え込んでしまう寅が可愛い。人に聞いた良い話が寅が話すと別な話になるのが面白い。今回は怪談話か。思いっきり聞き入ってしまった。さくらの「あら虚無僧」で吹き出したわ。
仮病の寅が救急車で運ばれる。臨場感ある俯瞰図と困ってキョロキョロする寅がまたヒット。今回笑いのツボが私に合ってる。

大原麗子はCMなどで観るイメージ通りの大原麗子。まさに可愛い大人の女性。なのに男はつらいよの世界観から浮くことなく上手く馴染んでる。
お弁当食べて「あは…見ないで!」の色っぽさ。三角巾を結べず「寅さんあたし泣きそぉ…」のエロさ。帰ろうとして立ち上がりおばちゃん(!)に抱きしめられる躰の細さ。ぱっと見何でもないシーンなのに、これだけ伝わりやすい色気を感じさせる女優さんは他に居ないんじゃないだろうか?

ついでと言っちゃアレだけど泉ピン子も当時(渡鬼以前)のイメージ通りのピン子だったわ。最初だけ登場かと思ったら、また美味しいところで出してくる。
「離婚、離れる、切れる、別れる。この手の言葉は一切使わない…」このパターンも久しぶりな気がする。シリーズ初期を彷彿とさせる丁寧な出来。マンネリも適当に創れば適当な出来になるし、しっかり創ればしっかり面白くなるんだな。
久しぶりの飃一郎。博の家で居心地悪そうな空気なのに、寅が来ると知るとパァッと明るくなるのが可愛い。
添田の後を追うよう早苗を諭し「(話は)明日聞くよ」と言いつつ旅に出る寅の不器用な優しさがとても沁みる。寅さんスタンダードな作品にして、寅さんの魅力がギュッと詰まった作品。
K&Kさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2023-10-16 22:55:31)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 37人
平均点数 6.73点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5410.81%
61437.84%
71027.03%
8616.22%
938.11%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.66点 Review3人
4 音楽評価 7.33点 Review3人
5 感泣評価 7.00点 Review3人

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