4.初めて観たとき、良くも悪くも簡潔で単純なストーリーながら、それを盛り上げる映像美の数々に圧倒されたのを憶えています。今考えればこの映画が私の映画観を大きく変えた一作となりました。「アメリカン・ビューティ」とは打って変わって捻りも皮肉もない物語の展開を見せますが、映像と共にジュード・ロウの不気味さとポール・ニューマンの存在感が手厚くフォローしている感があります。ラストも途中で大方予想がついてしまいますが、終始雰囲気を崩さず作ったのが功を奏しているのか飽きずに観られると思います。私の中では貴重なマイベストムービーの中の一本です。あとはニューボンドとして「カジノ・ロワイヤル」ではかなりキメているダニエル・クレイグが少々情けない役(?)で登場しているのも見ものです。 【Thankyou】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-03-16 02:29:10) |
3.トム・ハンクスの映画はどれも最高!ほんとに良い俳優さんだと思います。 |
2.エンドロールの最後まで楽しめる映画というのは数少ないと思います。まずは映像の美しさ。吐き出したタバコの煙とその口のセクシーさ、全体に感じる荘厳さ、ドアの下の穴から覗いた3人の位置関係が判るショット、車のライトの動きによって移りゆく雪上に倒れた自転車の影、暖炉の炎の揺らぎに照らされるルーニー、窓際に立つ父親と窓ガラスに映る浜辺にいる息子、どのシーンを取っても美しい写真になりそうです。 そして音楽。荘厳な重みを含む音が実に映像とマッチしている。エンドロールでは2時間観てきたことを振り返りながらじっくりと音楽に酔いしれたい。 キャスト。全員が全員なんの違和感も無く見事に役柄にマッチしている。マフィアと息子思いの父親両方の顔を持つには、完全な悪役顔ではなくトム・ハンクスの少し優しげな顔がぴったりとくる。 2組の父親と息子の愛を対比して展開するストーリー。この関係を一番象徴しているのが、通夜後のダンスの後で演奏されるルーニーとサリヴァンのピアノシーン。実の息子以上に愛し愛されるルーニーとサリヴァン、それを幸せそうに見るマイク、そして嫉妬深く見つめるルーニーの息子コナー。この人間関係が軸となりストーリーは展開していく。 特筆すべきは、DVDのコメンタリー。通常役者が面白おかしくただ感想を言うだけのことが多いが、これを今回サム・メンデス監督自身が「ここの映像はこういう思いで撮った」とさらに映画に深みを与えてくれる。この映画が好きな人はぜひコメンタリーも聞いてもらいたい。 【ちーた】さん 10点(2004-04-27 20:00:45) (良:1票)(笑:1票) |
1.去年観た中で、最高の作品でした。ポール・ニューマンの、表情がすごくよかったし、トム・ハンクスの、息子に接する時の不器用さが上手く演じられていたと思う。トムが、父親の様に慕っていたポールを撃つシーンは、涙が止まらなかった。話が読めたという感想が多かったけど、それでも大きな感動があったと思う。ラストは、ハッピーエンドにしてほしかったなー。ジュード・ロウは、かなり不気味だった。はまり役だったと思う。 【コナン】さん 10点(2003-03-15 19:18:31) |