《改行表示》 53.《ネタバレ》 ネタバレ厳禁ですが・・ 見どころは、二重人格を演じて、全ての人間を騙し、裁判を乗り切る犯人でした。 主役の弁護士は、手のひらで踊っていただけというオチ。ハッピーエンドではない。 犯人は最初、二重人格を伏せていて、弁護士が調査の末にそれを見つける流れにより、 真実にたどり着いたと確信させてしまうというところがいい。 気の弱い真面目で正直なアーロンの人格が表で、暴力的で策略家のロイという裏の人格。 「アーロンは父親からの虐待により精神を病み、ロイという2つ目の人格ができてしまった」 という、同情を禁じ得ないストーリーに弁護士も検事も、取りつかれてしまう。 しかし、それらは全て犯人の捏造で、捕まったロイが架空の人格のアーロンを演じていただけ。 アーロンなんて存在しなかったという真実。 真実の行方は、犯人野放しという結果。 見事に騙されましたと、拍手喝采しそうでしたが、気になる点が・・ 「殺しちゃった、助けて・・ロイ」とアーロンが言ったという供述がある。アーロンは、ロイの存在を 知らないハズなのに・・ ロイが殺したのなら確かにアーロンの罪は問えないけど、脚本のミス? リンダの殺害が公になってない事や、ピネロが殺された件が、うやむやのままなのもスッキリしない。 検事との恋物語や、事務所員とのエピソードを減らして、そっちも扱って欲しかった。 いくつかの難点がありましたが、デビュー作で怪演するエドワードノートンに感服の1作として 大変記憶に残りました。 良いと思います。 ※若干修正します よく考えたら、この弁護士が興味本位と目立ちたがりで国選弁護に立候補しなかったら この犯人の計画は、成功しなかった確率の方が高い。 犯人は、演技力もあるし頭がいいので、そんなリスク犯すより、犯人として捕まらない 計画を立てた筈・・ てな疑問が残ってしまいました。 1点減らしますかね・・ 【グルコサミンS】さん [DVD(字幕)] 8点(2022-03-12 08:38:10) |
52.《ネタバレ》 二重人格モノって本当にたくさん作品があって、観客も多分慣れちゃってる。その中で、それでも観せるものにするためには、細部の詰めと役者の演技なのではないかと思う。本作はそれほど粗も目立たないし、犯人役がうまいので 最後まで観られるクオリティになっているのでは。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-06-16 22:55:26) |
51.《ネタバレ》 この前とあるドラマでこれの丸パクリのものがあったんですよ。しかしどうもあれは面白くなかった。オチが今となってはありがちだからなあ…とか自分を納得させたのですがそうではなかった。これもオチは途中で何となく気付きましたが最後まで観られたのは雰囲気と話の運びが面白いのと、それからエドワード・ノートンの名演技のおかげですね。エドワード・ノートンのためだけに一見する価値あり。まあ日本のドラマとちゃんと金かけて作ってるアメリカ映画を比較するのも酷というものですが同じ話でも役者や脚本次第でこうも差が出てくるのは面白いですね。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-09-14 03:33:52) |
50.これこそ演技の映画だと思う。ノートンは素晴らしい演技俳優だということを知った上での鑑賞だったが、やはり雰囲気が他の俳優と完璧に違う。多重人格を取り扱ってここまで上手く表現できている映画は観たことがなく、空撮も見事だった。 【バトルコサック】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-29 08:38:10) |
49.《ネタバレ》 リチャード・ギアとエドワード・ノートンは、本作が二人のキャリアの中で最高の演技をしていたように思います。特にエドワード・ノートンは本作が初主演作だというから驚き。この作品は、ノートンの演技に全てがかかってると言っても過言ではないぐらい重要な役柄で、そしてその二面性、多重人格者を装っていた男という難しい役を見事に演じ切っていました。この演技があまりに凄すぎるせいか、その後の彼の役柄は悪いキャラばかりになっちゃってるけど、本当は凄く良い人らしいですよ。あ、そんなことはともかくとして、法廷ものとしては本当に見事で素晴らしい脚本だと思います。アーロンの爽やかな笑顔のせいで、観客は彼の無実を信じ、マーティンを応援する。どこかに真犯人がいるのではないかという謎解きからはじまり、実は多重人格で殺人はもう一人の人格ロイが起こしたものだという驚きの展開。そしてラストのどんでん返しと、最後まで目が釘づけでしたね。「アーロンだけだったんじゃなくて、アーロンがいなかったんだよ」ていう最後の台詞がたまらないです。「人間は基本的に善だと思っている」と語り、彼の無実を信じて取り組んだマーティンは、その心故に裏切られてしまう。なんとも不条理で悲しい物語です。ものすごくバッドエンディング。だけど気持ちは決して暗くなりません。見事な演技、素晴らしい脚本、人の奥深さに酔いしれて、大きな充実感を得る事が出来ました。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-03-21 23:09:24) |
48.《ネタバレ》 ロイの一人勝ち 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-04 15:18:03) |
47.《ネタバレ》 まったくオチを知らずに見ました。最初から最後までものすごく見ごたえありました。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-17 00:29:56) |
《改行表示》 46.《ネタバレ》 ノートンの演技が素晴らしいです。 二重人格という難しい役柄を、見事に演じきってます。 それと、とても考えさせられるテーマでもありました。 もし自分が裁判員に選ばれて、このようなケースを目の当たりにしたら、自分はどうするだろうか?とか、色々と考えながら観賞しました。 【抹茶御膳】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-08 20:50:41) |
45.若干、尺が長く感じますがE・ノートンのおかげで満足できますね。デビュー作でこれは素晴らしいです。物語としては、実はたいした内容ではなかったりします。 【カラミティ】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-11-07 02:21:25) |
44.《ネタバレ》 ラストのどんでん返しに鳥肌が立ちました。エドワード・ノートンの演技が素晴らしいです。 【じょーー】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-09 12:31:28) |
|
43.エドワードノートンの演技はやはりしびれますね!どんでん返しが満足。法廷映画の中でもかなりオススメできます。 |
42.《ネタバレ》 法廷もので二重人格が扱われる作品は他にもあると思いますが、最後のリチャード・ギアとローラ・リニーの迫真の演技はすごかったし、エドワード・ノートンの豹変ぶりも良かったです。お約束のどんでん返しもちゃんと用意されています。迫力のある、最後まで楽しめる作品でした。裁判制度が日本と違うので、裁判の進行にややわかりにくいところがあるのですが、それでも楽しめる作品でした。 【ひよりん】さん [映画館(吹替)] 8点(2007-10-21 20:33:10) |
41.《ネタバレ》 なーんも予備知識なしで見たんでストーリー・オチともに楽しめました。最後のシーンの裏切られたリチャード・ギアがなんともいえない哀愁が漂っていて良かったなあ。多重人格・性善説・性悪説等いろいろ考えさせられました。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-19 16:09:54) |
40.演技派俳優 エドワード・ノートンデビュー作。まだ幼さの残るノートンだがその演技力に脱帽。騙されます。 【FIGO777】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-25 18:19:18) |
《改行表示》 39.《ネタバレ》 普通の感動法廷物だと思っていたので、「こんなかわいそうな成年があんな殺人を犯す分けないよな~きっとこの弁護士が知力を振絞って無罪を勝ち取るんだな!」と思っていたら、途中で「な~るほど多重人格なんだ・・・これは精神病者として無罪になるのか」と納得していたら・・・「え~演技だったの・・・」まさか2回も騙されるとは! 決して後味の良い作品ではありませんが、面白かったです。 でも、結局殺人の動機は何だったんでしょう? そして、法廷でのあの変貌ぶりだけで裁判って終了するものなんですか?専門医の診断を仰ぐべきでは? 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-11-06 11:08:34) |
《改行表示》 38.《ネタバレ》 ノートン君の存在感はナンデスカ!?と面食らった作品。 現実、ノートンがギアを食う演技を見せた事。 作中で、ロイがマーティンにいっぱい食わせ無罪を勝ち取った事。 二人の役とのリンクが素晴らしい。 何かあるって思わせてしまう演技力は宝だけど、時に足枷となるね。 検事役がどうしても見ててイライラしてしまったところと尺が長いのが難。 マーティンの頑なとしてアーロンの無実を信じる姿にも疑問。 話を整理すれば、それに何かしらの説得力を持たせられたかも。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-09-15 11:30:57) |
37.ノートンが完全にギアを食ってしまった作品、ノートンの映画である。とても、映画初出演とは思えない。その後も、「アメリカン・ヒストリーX」「ファイトクラブ」と違った個性の役柄を見事に演じていたころが懐かしい。デニーロの次はノートンと思っていたのに、最近、どうしちゃったんだろう? 【ぼぎー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-17 02:02:06) |
36.《ネタバレ》 途中だらだらと要らないシーンが目立ったような気がしました。階段を降りていくだけとか、車に乗り込むだけとか・・・。なんかヒントでもあるのか?って思っちゃいます。まあカットしたところで数秒なんだけど私には中だるみに感じました。最後の方もだらだら説明っぽく引っ張りすぎてもったいない。ギア、早く気付けよ!っていらいらしました。もっとすっきりノートンがにやって笑って終わり・・でイイんじゃないかな?その方が小気味良かったと思うけど。オチは読めてしまいましたが、こういう結末は大好き。何度も観たいとは思いませんが。ノートンの演技には脱帽! 【のりぱぱ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-05-05 22:24:19) |
35.終盤で話を二転三転させるテクニックは見事です。が、ラストでの真犯人の尻尾の出し方がどうにも手抜きっぽくて興醒めしました。もっと巧い見せ方はあったはずなのですが…。 【K】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-06 17:29:13) |
34.《ネタバレ》 二重人格物はよくテレビで特集するのでラストの予想は大体付いていましたが、それでもシリアスな雰囲気を壊さずバッドエンドに持っていく演出はうまいと思います。先の読めない法廷シーンは緊張感に満ちていて引き込まれました。エドワート・ノートンの演技は言うまでもありませんが、リチャード・ギアの演技にも私は注目しました。名声ばかり気にしているかと思えば、アーロンの弁護を勤めるうちに本来の自分に戻ってくるあたりが実に魅力的で、それでいてラストで「人間の本質は善だ」という自分の哲学を否定された彼の切ない表情がとても印象に残りました。名声に背を向ける彼の変化の見せ方もよかったです。2人が始めて打ち合わせをしたときにアーロンが笑ったのもラストの伏線の一つとなっていると思います。これも信用の置けない人間社会に対する批判映画の貴重な一本でしょう。 【マイカルシネマ】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-11-06 01:52:24) |