4.《ネタバレ》 たった一晩の出来事を一本の映画にしているのに、凄いスピードで物語が展開していきます。 ただの群像劇と見せかけて、一見無関係だった人物達が、ラストに結びつく見事な脚本。これは唸らされました。 ごった煮の人間関係がラスト直前まで何一つ収拾がつかないまま進んでいくので、どーなることかと思いながら見ていたのですが、まさかこんなに綺麗にまとまるとは。 もちろん大筋のストーリーとは関係ないまま放置されっぱなしの、サブエピソード担当の人たちもいますが、だからこそ何が起こるかわからない騒々しくも不安定な空間を満喫することができるのでしょう。 てっきりグルメドラマかと思っていたのですが、どちらかと言えばサスペンス色が強くなっている作品。 面白いとは思いますが、人によっては合わない人もいるかもしれませんね。 次々にお客さんが入ってくるのに、副料理長や料理長が仕事ほったらかしてプライベートなことばかり重視するのが、個人的には大きく減点。ここは自分の価値観、倫理観とあまりにもかけ離れすぎています。 みんながレストランの仕事を真剣に頑張っていることを前提としたプロットだからこそ、あのオチに衝撃を受けるとともにある種の爽快感を感じるのだと思います。 しかし見終わってみれば、実はすべてがルイスの手のひらの上。刑事夫妻まで、本人達が気付かないままコマとして使っている、計算しつくされた復讐劇。ルイスファミリー恐るべし。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-02-02 01:46:44) (良:1票) |
3.おもろい映画でした。いい意味で完全に裏切られました。こういう映画、けっこういけるクチです。
脱線、というかサブストーリーがけっこう多いのでどれが本線か分からず、後半まで何がしたい映画なのかさっぱり分かりませんでしたが、オチでぜんぶ解消しました。そこに至るまではややだらっとした印象はあるものの、スタイリッシュにテンポ良く観せようという気遣いがみられます。その意図に反して退屈さを感じるかもしれませんが、とりあえず我慢して観てください。そしたら「あ、あれもこれも伏線やったんやな!」という見方で2周目もいけるんじゃないでしょうか。
というわけで、7点。完全に騙されてたので8点あげてもいいかも。でも、ややインパクトに欠けるのでこの点数です。この映画の舞台はニューヨークですが、少し前に行ったバルセロナのレストランを思い出しながら観ていました。あーうまいもん喰いたいなぁ。
【追記】しかし汚い顔のババアやなぁ、あのヅラのオバハン。 【708】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-09 04:55:33) (良:1票) |
2.まず、おいしそうでした。昔ながらの味を守っていきたい父、ヌーヴェル・キュイジーヌで勝負したい息子、腕はいいのにギャンブルで身を崩しそうなシェフ、どんなクイズにも答えてしまうバーテン。そして様々な客たち。それぞれ、個性的で登場する人物を見るだけでも楽しめました。ダニー・アイエロがシブイ!全てはアイエロの手腕、才覚で一気にカタをつけてくれました。さすが! 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2003-11-07 15:40:03) (良:1票) |
1.テンポが速い。こういうの好き。ウードの人がイケメン。 【あきぼう】さん 7点(2003-06-11 00:34:44) (良:1票) |