19.昭和11年生まれ、映画大好き人間の父と見に行って来ましたが終了直後に「すごい!映画だねー」と叫んでいました。父は最高傑作だと言っていましたが私もそう思いました。惨劇の映像の連続で、若者にとってはちょっと重たい映画かもしれませんね。私も半ばそう思って見ていましたが、この映画の素晴らしさは主人公の生命力です。彼の本能は最後のシーンにもつながる「ピアノを弾くこと」であり、その為に生き延びたのではないでしょうか。その後の彼は、収容所行きになってしまった家族への思いを込めてピアノを引続けたことでしょう。彼の「生きたい!」メッセージが、映像の重たさを超えて最高の感動を私たちに与えてくれたと思っています。 【父子感服☆】さん 10点(2003-05-07 23:52:07) |
18.ドラマ性が無いからいいのですよ。 【付喪神】さん 10点(2003-05-05 22:42:06) |
17.ボクはすごくいい映画だと思いました。ノンフィクションだからこそいいんですよ。これがフィクションだったら何も感じないですね。ユダヤ人の被害者ずらにうんざりしてたのでこういう平等筆致な映画はハリウッドじゃ22世紀になっても生まれないだろうし、そういう意味でも貴重だと思います。 【aaa】さん 10点(2003-04-18 18:26:04) |
16.最近見た反戦映画ではこれが一番です。おすぎの宣伝があったからかもしれませんが。かなりきついシーンもあります。それだからこそ説得力があるものです。是非、劇場で見てください。 【gilbert】さん 10点(2003-04-16 21:18:20) |
15.人間って何にもできないですね。こういう状況になると。 【ムーア】さん 10点(2003-04-06 11:24:40) |
14.かなり、良い作品だと、わしは思うね。残酷だけど、時には静かに流れていくところは、すごくきれいだと思った。わしも、ショパンの曲は大好きで遺作もすごく気に入って今、がんばって練習しとる。この映画からは、いろんな事が学べた。おすぎサンキュ~!! 【job】さん 10点(2003-03-22 18:45:06) |
13.僕がこの映画で印象に残り、感動したのは主人公がドイツ兵にピアノのある部屋に案内されるときに缶詰めを大事そうに抱えるシーンです。すごくジーンときました。 |
12.「シンドラーのリスト」のように、ここで泣かしてやろうとかここは効果的に見せてやろうというあざとさがなかったのがよかったです。逆に戦争悲劇映画のカタルシスを求める人には淡々とし過ぎて物足りないのかもしれません。なかなかピアノを弾くシーンが出てきませんが、考えてみれば、このありさまの中ピアノを弾くことなんかできるわけないから当然でしょう。空想の中でショパンの「華麗なる大ポロネーズ」を弾くシーンが印象的でした。 【YHH】さん 10点(2003-03-10 11:50:48) |
11.セットの余りの真実味にまず驚く。この時代の街角、ゲットー、服装、その他細々とした小道具のくすんだ色、ほぼ全編主人公の視点でカメラがまわるため画面の中を主人公に乗り移って目にしているような気がしてくる。まるで疑似体験のよう。その体験する出来事もまた淡々とひどい有様を忠実に再現するかのようで悪夢です。実際に犠牲になった人々の味わった苦しみをなぞらえさせようとしたとしたのなら十分すぎるほど成功しています。竹で割ったような分かりやすい役柄も存在せずただそこにいた様々な人々の振る舞いを映し出す。唐突になんの前触れもなく殺されるユダヤ人、殺すドイツ人、隠れ続ける主人公。もう映画というよりも追体験ですね。面白いとかそうでないとかいう対象には当たらないと思う。制作者もエンターテイメントだなんて考えてないでしょう。プライベートライアンなど他にも戦場描写が真に迫ると思われる映画はありますがこの作品に比べると真実味の追求という点で越えるものはなかったです。ただただ忘れられない作品になるでしょう。 【BBS1ファン】さん 10点(2003-03-08 07:30:33) |
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10.ワルシャワのゲットーに押し込められたユダヤ人は40万とも60万とも言われている。解放後ゲットーで生き残っていたのはたった二十人ほどだったと聞いた気がする。ゲットーから逃げてあのユダヤ人皆殺しを生き延びたのはまさに奇跡なのです。今この日本の上にミサイルの何本か落とされないと、戦争を想像できないのでしょうか。ポランスキー監督はあのナチの戦争を体験し、語ることも出来ないほどのトラウマを持って生き、ようやくこの戦争の真実を残すことに精魂を傾けたのだろう。この映画の中での数々の残酷なエピソード(簡単に殺し、殺され)はそれが戦争の真実の姿なので、どんなに酷くとも直視し受け止めなくてはならない。戦闘機やミサイルが飛び、人を殺しあう表面的な娯楽で戦争映画を見て欲しくない。ピアニストが実在の人であったことで、この物語は彼の目を通しての当時の戦争の姿を、見るものにリアル体験させてくれる。彼は語り部なのだ。ピアノはすべて彼が弾いている。「手」しか映さず自由に躍動するピアノ演奏場面はすべてを超越して平和の素晴らしさを雄弁に語っている。解放直前のヒゲボウボウの姿はまさにキリストの姿。神が彼を生き残し奇跡を行ったとしか言いようがない。この映画もまた監督に奇跡を行わせたと思えてならない。 【キリコ】さん 10点(2003-03-07 23:38:53) (良:3票) |
9.すばらしい映画だと思います。戦争映画は残酷なシーンが多いので好きではなかったのですが、残酷なシーンが多くても、自分のなかで嫌いという感情がわきませんでした。それよりも戦争について、すごく考えさせられました。ピアニストである主人公が、ドイツ兵の前でピアノを引き終わった後、ピアノを前にしても、やっと見つけた缶詰を大事そうに抱えるシーンが印象的でした。人間の生きることへの本能みたいなものを感じました。 【こふみ】さん 10点(2003-03-01 00:42:54) |
8.かなり良かった。けど、暗くなった。でも、これは傑作だと思う。エンドロールが終わるまで席を立てなかった。 【まふぉ】さん 10点(2003-02-27 20:30:12) (良:1票) |
7.面白くないですよ。面白いわけがない。 【ナガエ】さん 10点(2003-02-25 10:59:26) (良:2票) |
6.素晴らしかったです。寒くてお腹が空いてる状態で見ると、より味わえるかも………?いろんな人の立場を考えさせられる作品でした。 【rossy】さん 10点(2003-02-23 17:03:18) |
5.主人公のひたすら生き延びようとするその執念に圧倒されました。大仰な音楽も演出もなくリアルな分静かに深く感動した。 【cherry】さん 10点(2003-02-22 16:34:36) (良:1票) |
4.最初、ラブストーリーものだと思ったら…ひたすらむごいっす。差別ってもんじゃないっすよ。あれは。 【つばき】さん 10点(2003-02-22 10:23:23) |
3.今まで見てきた映画のなかで一番衝撃を受けました。映画を観る以前に原作者の手記を読んでストーリーは知っていましたが、極端な脚色もなく原作を忠実に映像化しようした努力がうかがえます。ただ、残虐なシーンが淡々と日常茶飯のように描写されていて「シンドラーのリスト」を見るに耐えなかった人にはあまりオススメできません。ピアノが大好きな自分にとっては、主人公が目の前に置かれたピアノを弾きたくても弾けない状況におかれながら空想で音楽の世界に浸るシーンでは、彼の心情が強く伝わってきてつらくなりました。特にクライマックスのシーンのショパンのバラードにはただ感動して涙が止まりませんでした。ピアノとショパンが大好きな私にとっては一生の記憶に残る映画になりました。戦争によって本来持っている良心を麻痺させてしまう人間の脆さや悲しさや極限状況に置かれた人間を支える力にさえなる音楽の持つすばらしさ、色々と考えさせられる内容でした。ラストシーンで、飢餓で瀕死状態のシュピルマンを救ったドイツ将校がワルシャワを去る瞬間に自らコートを脱いでシュピルマンに渡して言った言葉は強く印象に残りました。映画に出てくるような荒廃した極限の世界をたった1人で5年もの長い間生き抜いた主人公をみて、ただ幸運によって生き残ったのではなく、目に見えない力によって生かされたのだとすら感じました。戦争を生き抜いて、戦後に作家ではない彼が克明な手記を残し、そしてそれが映画化されて世界中の多くの人に知られるようになったことを思うと、つくづくそのように考えてしまいます。見た後に気分が晴れるまでに時間のかかる映画ですので一人で観に行った方がよいかもしれません… |
2.個人的に戦争映画が苦手な私でしたが、ストーリーにひかれ見に行きました。戦争映画というよりは、ピアニストであるシュピルマンが、どのように戦争の中で生きたかという自叙伝的な内容でした。エイドリアン・ブロディ演じるシュピルマンを通して、生きるということの残酷さが痛いほどに伝わってきました。戦争において、善悪はないという描き方も今までの戦争映画とは違うなと思いました。生きるということはどういうことかを考えさせられました。とにかく、ひとりでも多くの方に見て欲しい映画です。そして、エンドロールで流れる映像には圧巻でした。 【はがっち】さん 10点(2003-02-17 22:49:40) |
1.良かったです。ユダヤものの映画って一杯見てきたけど、これが一番差別の恐さを感じました。最初から最後まで、痛々しく見入ってしまいました。これが現実の話だって考えるとぞっとします。争いの激しい中近東のニュースで「国民のために戦う」っていうのが写ってたんだけど、その行為が理解できなかったんです。でも、この映画を見て、戦争の実体がわかったって感じです。最後のドイツ兵が出たところで、ドイツ兵も同じ人間なんだって言うことも考えさせられたし。戦争・人生・正義等を考えさせられる傑作なのではないでしょうか。 【とーる】さん 10点(2003-02-16 14:26:08) |